BlueNote TOKYO
ARCHIVE 2009/05

2009/05/31

RAPHAEL SAADIQ - - 純ソウル・ミュー...

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ラファエル サディーク raphael saadiq producer 大物プロデューサー  width=




RAPHAEL SAADIQ : こんなにも純粋なソウル/R&B、今世紀も存在しているのです



まさに、衝撃の登場・ラファエル・サディーク!
本年のグラミー賞3部門ノミネートも記憶に新しい。

日本での本人名義公演の実現は、今回が初。
多くの大物プロデュース・ワークに携わっていながらも、本人がやりたい音楽はこれ、
そう、クラッシック・ソウル。
古き良き時代、ソウルがまだソウルと呼ばれていない時代のものが、時空を超え目の前に現れます。
もちろん、現代的なエッセンスも取り入れた独自のソウル・ミュージック・ショウに期待です。

来日公演が実現していない最後の超大物アーティストとも呼び声が高く、
新たな日本・音楽シーンの1ページが刻まれる公演になります。
This is Serious & Real !!


*** プロデュース・ワークの数々はこちら




● ♪ 100 Yard Dash
:昨年末、大反響を呼んだ曲。ライブでの演奏が楽しみ。


100 Yard Dash





● ライブ @ Google
:こんなにすばらしいステージが、6月に実現!
 クラッシック・ソウルをレスペクトしている姿、脱帽です。
 質疑応答の姿に、まっすぐな人柄がうかがえます。







● in Hollywood, 2008, 9.19 - ライブ映像あり
:やはりスーツ姿!


RAPHAEL SAADIQ MySpace Release Show Hollywood 9/19/08





● ♪ Love That Girl

Love That Girl





● ♪ Big Easy





2009/05/30

'12 Bloggin' BNT by 原田和典 , ROY HAYNES - - ROY HAYNES の小...

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ROY HAYNES と言えば。。。思い出した小話



アメリカに「ダウン・ビート」というジャズ雑誌があります。第1号が出たのは1934年7月だそうですから、今年で創刊75周年を迎える、超の字のつく老舗です。

その名物ページに、「ブラインド・フォールド・テスト」という企画があります。ミュージシャンに何のインフォメーションも与えずにレコードやCDを聴かせ、ざっくばらんに感想を語ってもらうというものです。2001年4月号の同コーナーには、ロイ・ヘインズが登場しました。

編集者は、リード文(本題に入る前の短い文章)で、こう驚いています。
“彼(ロイ)は、ステレオの片チャンネルから音を聴いただけで、若いミュージシャンであれヴェテランであれ即座に聞き分け、言い当てられるのである”。

なるほどたしかに、この記事でのロイは、持ち前の耳のよさを最大限に発揮し、演奏ミュージシャンの名前を当てて、彼らのスタイルの特徴に言及しています。

最初にかかったのは“ジャズ・ドラムスの父”、ジョー・ジョーンズのレコード。ジョーンズはカウント・ベイシー・オーケストラのドラマーを長く務めていた名手です。ロイは彼をものすごく尊敬していて、昔からしょっちゅう“プレイが似ている”といわれていたそうです。

マックス・ローチやアート・ブレイキーにも多大な影響を与えた巨星、ビッグ・シド・カトレットの演奏もかかりました。ロイはいいます。
“俺は初めて買った車で、彼をハーレムの家まで送っていったことがあるんだよ。シドはこの世で生まれた最も偉大なドラマーのひとりなんだ”。

最後にかかったのは、当時、若手ドラマーのトップと目されていたマーヴィン・スミッティ・スミスの演奏です。
もちろんここでも、ロイは即座に演奏者を当てました。
“スミッティだ。何で分かったかって言えば俺はちゃんと彼を聴き込んでるからさ...... 評論家はロイ・ヘインズの奥の深さを知らないんだな!”


今回の公演でもロイ・ヘインズはジャズの醍醐味を存分にアピールしてくれることでしょう。
その奥深いドラム・プレイと共に・・・!
(原田 2009/5/29)


6/1 mon - 4 thu
ROY HAYNES
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2009/05/29

TOWER OF POWER - ☆ P+M映像:TOWER ...


☆ パフォーマンス(P) + メッセージ(M) 映像:TOWER OF POWER



T・O・P グルーヴ炸裂 !
怒濤のファンク・ショウは今宵も確実にアツく盛り上がります。
" .... what is hip ? "









2009/05/28

'11 BNT : What's Recommended ! - - Wax Poetics Japa...

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「Wax Poetics Japanの最新号が発売!




ブラック・ミュージックを軸に誌面展開し、読者から熱く支持される定期刊行誌「Wax Poetics Japan」。

その最新号となるNo.04が5月29日に発売されます。
表紙を飾るLee Perryを筆頭に、Pete Rock、Bad Brains、Wattstax、Ahmad Jamalら音楽史に名を刻むアーティストたちの貴重な記事が、たっぷりと掲載されてます。

お求めはタワーレコード、HMV、diskunion、全国の書店やその他CDショップ、または下記URLまで。
Wax Poetics Japan ホームページ
http://www.waxpoetics.jp



ROY HAYNES - - この道60年超の...

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ロイ ヘインズ ROY HAYNES width=



ROY HAYNES - キャリア60年超のドラマー



チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーン、ディジー・ガレスピー、まるで共演していないジャズ・ジャイアンツは存在しないのでは、とさえ思わせる60年を超える豊富なキャリアの持ち主・ロイ・ヘインズ。

前回 2007年の来日時の大きな印象、まさに筋骨隆々という肉体、
豪快、かつ巧みな演奏、ロイ・ヘインズならではのリズム・ワールドが披露されました。
今回も、勢いに乗る若手とのバンド編成、
ベースは先日のハンク・ジョーンズ とのトリオにて出演のデヴィット・ウォン。

ここで、来日直前のロイ・ヘインズより、予告演奏曲目が発表されました。
パット・メセニーとの共演時期も長いロイより、

『おれのアレンジの ♪ JAMES を聞け!』

上記がこちらに届きました最新情報です。
来日中、この曲をどこかで力を込めて演奏する、との事であります。

"予告先発" ならぬ、"予告 JAMES" が飛び出しました。
楽しみです。
(参考:♪ James




● 半生を語る。A Life in Time: The Roy Haynes Story


A Life in Time: The Roy Haynes Story (Boxed Set Documentary)





● w/ パット・メセニー、デイヴ・ホランド - ♪ Cantaloupe Island [1992]







● Mt. Fuji Jazz Festival からの映像。あの M. ペトルチアーニとの名演。







● 豪華! "Stan Getz, Diz, Chick Corea, Miroslav Vitous, Roy Haynes"







● チック・コリアと。








2009/05/27

HELEN MERRILL - ☆ P+M映像:HELEN ...

☆ パフォーマンス(P) + メッセージ (M)映像:HELEN MERRILL


Welcome back home, ヘレンさん、
久々にお戻りです。

5/29 Fri まで、
貫禄のパフォーマンスとあたたかい拍手でクラブは毎夜包まれます。






5/26 tue - 29 fri
HELEN MERRILL



'12 Bloggin' BNT by 原田和典 , HELEN MERRILL - - report- : HELEN ...

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原田和典の公演初日リポート:HELEN MERRILL


ヘレン・メリルについてのキーワードは、いくつもあります。

ひとつは、とにかく長く豊富なキャリアを積んだアーティストであること。クリフォード・ブラウン(トランペット)、ビル・エヴァンス(ピアノ)、ギル・エヴァンス(アレンジ)、スタン・ゲッツ(テナー・サックス)、ジョン・ルイス(ピアノ)など、数々の伝説的ジャズ・ミュージシャンと歴史に残るレコーディングを行なったシンガーは、ヘレンしかいません。

もうひとつは、大の親日家であること。60年代後半から70年代前半にかけては、日本に住んでいたこともありました。ヘレンと我が国のファンは相思相愛なのです。

さらにもうひとつは、とにかくレパートリーの幅が広いこと。フォーク・ソング、映画主題歌、ポップス、日本の歌謡曲もすべて彼女の色に染めてしまいます。近年のアルバム『ライラック・ワイン』では、“レディオヘッド”の「ユー」も歌っていましたね。

そのヘレンが、久しぶりにクラブに戻ってきてくれました。バック・メンバーはテッド・ローゼンタール(ピアノ)、ショーン・スミス(ベース)、エリオット・ジグムンド(ドラムス)。エリオットはピアニストのビル・エヴァンスのバンドで活躍したことのある左利きの名手です。ぼくはエヴァンスの作品の中でも『ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング』が、ことのほか好きなのですが、そこで泣けてくるほど素晴らしいブラッシュ・ワークを聴かせていたエリオットを間近で見ることができて、なんだか感無量です。

この日のヘレンは、スタンダード・ナンバーを中心に選曲していました。スキャットはしませんが、メロディは自在に変化し、歌詞もところどころ変わります。ああ、ジャズ・シンガーだなあ、と思いました。

とくに「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」が圧巻でした。ぼくなど妙にスレてしまったところがあり、“マイファニー”ときくだけでもうこの曲は耳タコだよ、といいたくなるところもあるのですが、ヘレンの解釈にはハッとさせられました。普通なら“Stay little Valentine stay、Each day is Valentine's day”と来るところを、“Stay funny Valentine stay、I love you more and more”と歌い、しかも最後の“more”で声のトーンをグッと落とすと同時に、テッドがこの世でこれ以上悲しいものはないと思えてくるような短調の和音をぶつけてくるのです。「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」はちょっと風変わりな歌詞を持つラヴ・ソングなのですが、ヘレンとテッドの解釈はまるで、この恋は成就することがないのだ、永遠に続く恋など果たしてあるのだろうか、と暗示しているかのように感じられました。
「ワイルド・イズ・ザ・ウィンド」も良かったし、「ボーン・トゥ・ビー・ブルー」も深かったし、と、ほかにも書くところはいっぱいあるのですが、続きはぜひ、皆さんに実際のステージを体験していただければと思います。

なお、ヘレンについては、2006年に発売されたCD『ヘレン・メリル・ウィズ・ゲイリー・ピーコック・トリオ スポージン』、『ヘレン・シングス,テディ・スウィングス』、『ヘレン・メリル・シングス・ビートルズ』のライナーノーツの中でも書かせて頂いておりますので、そちらもご覧くださいませ・・・。
(原田 2009/5/26)


5/26 tue - 29 fri
HELEN MERRILL


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