BlueNote TOKYO
ARCHIVE 2011/08

2011/08/31

'11 BNT : What's Happenin' ! , '12 Bloggin' BNT by 原田和典 , -Love for Japan- , INCOGNITO - -Love for Japan- I...

インコグニート - INCOGNITO


-Love for Japan-
INCOGNITO



今年、4月の来日公演時、ブルーイは
「イッショニ、タテナオソウ!」
ということばで、毎ステージをスタート。
今回は、ステージの最後に、
「自分は昔から、音楽が人々に与える影響は大きいと信じている」

4月、来日直後に、
「日本のミュージシャンを集めて、チャリティーソングをつくろう」
とブルーイからの発案を聞き、
「えっ、それは今から急にできるのか。。」と、我々は一瞬ひるんだが、
おおよその作詞・作曲をロンドンから日本へ向かう飛行機の中で行っていたようで、空港から降り立ったその当日、ブルーノート東京でチャリティー公演を行っていたエリック宮城率いるオールスタービッグバンドのスピリットを目の当たりにし、ブルーイのそのプロジェクトへの意志はさらに固いものとなり、その夜、ホテルにて、できかかっていた楽曲を小沼ようすけと明け方に完成させた。

参加アーティストは、ブルーイから直接の呼びかけ、あるいは友人・知人を介しあっという間に集結。
発案3日後の深夜(ブルーノート東京公演2nd show 終了後)に、都内のスタジオで朝までバンドのみの録音、エリック宮城による魂のブロウが吹き込まれた時、その驚愕のテイクにスタジオは大歓声に包まれた。昼からはヴォーカリストの録音、たくさんの豪華な顔ぶれが順番にスタジオに現れた。終了後、ブルーイはそのままタクシーで公演へ。数日後、参加依頼を即答でOKしてくれた、同じく来日中であったラリー・カールトンの参加部分を、誰もいない昼間のブルーノート東京のステージで録音。4月後半には、ロンドンのミュージシャンをこれまた豪華に集めて録音。その後、ミックスダウンを終え、宣言通りなんとか5月中にリリースした。

ブルーイのスピリットに先導され、結果、大変多くのアーティスト、アーティストのご家族、スタッフ、スタジオの方やプレス工場の方まで、チャリティー精神をもって携わっていただいたチャリティー・ソング、♪Love Will Find A Way。
この曲の生披露や特別生産 CD+DVDの販売とともに、"Mr. 有言実行" ブルーイ率いるインコグニートのこの夏の日本ツアーは、恵比寿 act square 、TOKYO JAZZ 2011へと続きます。




● 8.30tue.-8.31wed.
-Love for Japan- INCOGNITO

● チャリティー・ソング ♪Love Will Find A Way
CD+DVDパッケージを公演会場で限定1000枚のみ販売

インコグニート - INCOGNITO


2011/08/30

'11 BNT : What's Happenin' ! , 広瀬香美 - - report : 広瀬香...

広瀬香美 - KOHMI HIROSE


広瀬香美
with special guest 鳥山雄司&仙道さおり



今回は、ギターの鳥山雄司&パーカッションの仙道さおりとのオン・ステージ3人で今年2度目の登場!
温かいステージでした。
ご来場頂いたお客様、インターネット生放送でご覧いただいた、おおよそ2万人(常時約6000〜7000人)の皆様、ありがとうございました。


● 8.29mon.
広瀬香美
with special guest 鳥山雄司&仙道さおり


広瀬香美 - KOHMI HIROSE


2011/08/28

'12 Bloggin' BNT by 原田和典 , 吉田ミカ - - report : "MIKARI...

吉田ミカ - MIKA YOSHIDA
吉田ミカ - MIKA YOSHIDA


公演初日リポート:"MIKARIMBA"
featuring Mika Yoshida, Steve Gadd, Eddie Gomez & Stefan Karlsson



吉田ミカ、スティーヴ・ガッド、エディ・ゴメスのユニット“ミカリンバ”(キーボードは今回、ステファン・カールソンが担当しました)、待望のブルーノート東京公演が行なわれました。

店内に入り、バンドスタンドを見渡すと、多くのファンがマリンバの大きさに驚くことでしょう。マリンバといってもいろんな大きさがあるのですが、吉田ミカの使用している楽器は横幅2・5メートル、5オクターヴの音域が出るというもの。こんな大きなマリンバを生で見たのは、ぼくの人生の中で初めてです。超大型マリンバの、太く、豊かな音がジャズ・クラブに鳴り響いたのはこれが初めてではないでしょうか。

オープニングは吉田とガッドのデュオです。このバンドにおけるガッドはドラマーであると同時にミュージカル・ディレクター的な存在でもあります。無駄のない、タイトに引き締まったドラムスの一打一打がマリンバの雄大な響きに呼応していました。つづいてカールソンとゴメスが登場し、ガッドとのトリオで「VERY EARLY」を演奏します。ゴメスの恩人ともいえるピアニスト、ビル・エヴァンスの楽曲を、8ビートを生かしたアレンジで新鮮に蘇らせてくれました。

ガッドが息子のために書いた「THE DUKE」からは、4人揃ってのパフォーマンスが続きます。吉田ミカは、マリンバの幅広い音域をフルに使ってプレイします。ときに両腕は大きく左右に広がり、アドリブ・フレーズの途中には気合を入れているのでしょうか、掛け声も飛び出します。ガッドのリズムに乗って演奏する嬉しさ、気持ちよさを全身で表現しているようなプレイが見事でした。

ゴメス作の「MORNING LOVE」が聴けたのも嬉しかったですね。この曲、80年代の人気グループであった“ザ・ガッド・ギャング”のレパートリーではないですか。当時は故リチャード・ティーのエレクトリック・ピアノとゴメスのベースが主旋律を奏でていましたが、マリンバとベースの合奏で聴くのも爽快です。エンディングの「CANTABILE」は、かつてガッドが故ミシェル・ペトルチアーニ、アンソニー・ジャクソンと移転前の「ブルーノート東京」で演奏したナンバーです。ぼくはそのときの感銘がいまだに耳にこびりついて離れないのですが、ちょっとカンツォーネ風のメロディとマリンバの相性は絶妙でした。

正直申し上げて、2009年のライヴを収めたDVDには「クラシックや現代音楽界を代表するマリンバ奏者が必死にジャズに近づこうとしている姿勢」が感じられました。しかし現在の吉田ミカと、ジャズの間には1ミリの距離もありません。マイク・マイニエリに指導を仰いだことも、彼女の“ジャズ度”を大いにアップさせたことでしょう。ジャズ・マリンバ・プレイヤーとして、とんでもないスピードで成長を続ける吉田ミカ。今後の活動が、さらに楽しみになる素敵なライヴでした。
(原田 2011 8.27)


● 8.27sat.-8.28sun.
"MIKARIMBA"
featuring Mika Yoshida, Steve Gadd, Eddie Gomez & Stefan Karlsson


●8.29mon. はコットンクラブにて公演

吉田ミカ - MIKA YOSHIDA


2011/08/27

'11 BNT : What's Happenin' ! , 菊地成孔 - - NARUYOSHI KIKUCH...

菊地成孔 - NARUYOSHI KIKUCHI


菊地成孔ダブ・セクステット, NEW MODE & VIOLENCE 2011


5月のダブ・セクステット公演終了後、 即座に発案した今回の企画!
その後、幾度となく菊池さんとお話と試食を重ね導かれた「音楽と食のマリアージュ」は
多くのお客様よりご好評ををいただきました。誠にありがとうございました。
深く御礼申し上げます。

食材の選定や焼き加減、ソースの組み合わせや銘酒「シュバル・ブラン」のグラス提供など、菊地さんからは多くの刺激的なアイデアをいただき、当店グラン・シェフ清水を中心に、菊地成孔ダブ・セクステットの音楽の世界との融合を目指した視点から、最後はジャズ・クラブとしてサービスのあり方まで含めて熟考し、可能性を深く追求した企画でありましたが、スタッフ一同本当に楽しく取り組ませていただきました。ご教授いただいた菊地さんへ、心より御礼申し上げます。
今回学ばせていただいた点を生かしながら、同様のサービス精神を持って取り組んでまいりたいと思います。

それにしても、ライヴは圧倒的な、まさに "圧巻"のパフォーマンス。
フリーキーなブロウから叙情的なメロディまで、様々な表情を見せる旋律と融合する
リアルタイム・ダブ・エンジニアの存在感は唯一無二。
今回公演のテーマ、
「NEW MODE & VIOLENCE 」とは、
その答えが、1st show と 2nd show 通じて、確かにそこにありました。

年内の菊地成孔さん出演は。。。
(今度は驚きの声も聞こえるのでは、という内容!?)
ご期待ください。



● 8.26fri.
NARUYOSHI KIKUCHI DUB SEXTET
NEW MODE & VIOLENCE 2011


菊地成孔 - NARUYOSHI KIKUCHI


2011/08/24

'11 BNT : What's Happenin' ! , ASHFORD & SIMPSON - - Rest In Peace, M...

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Rest In Peace,
Our dearest friend forever in our hearts... Mr. Nick Ashford


2009年11/19thu.〜11/22sun.、アシュフォード&シンプソン公演\nhttp://www.bluenote.co.jp/jp/movie/ashford_simpson/
にて出演いただいたニック・アシュフォードさんが、
現地時間の 8/22tue.、ニューヨークの病院で他界されました。
出演いただいた2009年の公演がなんと初来日公演であり、その後も多くのソウル・ミュージック・ファンの方々より再演を熱望する声が高まっていた中、大変残念なお知らせが届いてしまいました。

心よりご冥福をお祈りいたします。



2011/08/22

'12 Bloggin' BNT by 原田和典 , RAMSEY LEWIS - - report : RAMSEY ...

ラムゼイ・ルイス - RAMSEY LEWIS
ラムゼイ・ルイス - RAMSEY LEWIS


公演初日リポート:RAMSEY LEWIS ELECTRIC BAND
-SUN GODDESS TOUR-


昨年はアコースティック・トリオを率いて大作「“カラーズ-エコロジー・オブ・ワンネス” - ジャズとニュー・メディアへの組曲 -」を披露したラムゼイ・ルイス。今年はガラリと装いを変え、エレクトリック・バンドでの登場です。

といっても、ラムゼイが弾くのはアコースティック・ピアノとフェンダー・ローズのみ。ヘンリー・ジョンソン(1979年から83年にかけてラムゼイ・グループに所属)が使っているのもフルアコースティック・タイプのエレクトリック・ギターですし、ベーシストのジョシュア・ラモスもエレクトリックとアコースティックを掛け持ちします。楽器編成が違っても、ラムゼイのサウンドが持つ根本はまったく揺らいでおりません。エレクトリックのスパイスを加味した、エレガントな音作りといえばいいでしょうか。

ジャズ、クラシック、ゴスペル等を融合した独自のプレイは、冒頭の「PERCHANCE」から満開です。左手の親指を除く指4本をほぼ垂直にして、鍵盤上を滑るように動かすグリッサンドは、ラムゼイの数十年来のトレードマークですね。「CLOSE YOUR EYES AND REMEMBER」は70年代半ばに亡くなったラムゼイの盟友、チャールズ・ステップニーゆかりの曲。チャールズはストリングス・アレンジの達人でしたが、今回はティム・ギャントのシンセサイザーがストリングス役を演じます。

続く「TAMBURA」で、ラムゼイはついにフェンダー・ローズを演奏。70年代のアルバムで聴かれたそのままのタッチ、サウンドにすっかり嬉しくなってしまいます。この楽器を使った熱いプレイは、スティーヴィー・ワンダーのカヴァーである「LIVING FOR THE CITY」でも聴くことができました。

ラストに登場したのは、いよいよお待ちかねの「SUN GODDESS」です。ラムゼイはMCで、こう言っていました。“次の曲は、みんなに歌ってほしいんだ。大丈夫、簡単だよ。歌詞は「ウェイオー」しかないんだから”。ゆったりと弾むようなリズムの上で、ラムゼイはフェンダー・ローズから次々と端麗なフレーズを紡ぎました。

“ラムゼイ・ルイス・エレクトリック・バンド -SUN GODDESS TOUR-”は25日まで続きます。日替わりでいろんなレパートリーが飛び出すとのこと、ぜひお越しください!
(原田 2011 8.21)


● 8.21sun.-8.25thu
RAMSEY LEWIS ELECTRIC BAND
-SUN GODDESS TOUR-


RAMSEY LEWIS - ラムゼイ・ルイス


RAMSEY LEWIS - ☆ P+M映像 : RAMSE...

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☆ RAMSEY LEWIS ELECTRIC BAND

超名盤『サン・ゴッデス(太陽の女神)』からの曲を中心に、
黄金のファンク・ナンバーの数々を披露する
ラムゼイ・ルイス・エレクトリック・バンドの
パフォーマンス&メッセージ映像をアップしました。
公演は8.25thu.まで。

●8.2tue.-8.5fri.
RAMSEY LEWIS ELECTRIC BAND
-SUN GODDESS TOUR-



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