BlueNote TOKYO
ARCHIVE 2010/10

2010/10/30

CHICO & THE GYPSIES , blog - 〜シェリー祭り〜 f...

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FIESTA DE SHERRY! JEREZ! XERES!
〜シェリー祭り〜


すっきりとしたがぶ飲みフィノ!
食前酒としてだけなんてもったいない!! 
チコ&ザ・ジプシーズ公演特別、シェリー・ガブガブ飲みのおさそいです!

☆ MANZANILLA  /PEDORO ROMERO
マンサニージャ /ペドロ ロメロ
産地:スペイン/ヘレス
-グラス 950円
-デカンタ 375ML 2.300円
-ボトル 4.300円 (税込 サ別)

*** 若々しい黄金色、アーモンドのようなアロマとエレガントな木の香り。
情熱的な夜をキリリと冷やしたシェリーと共に!

マンサニージャは海沿いの冷涼な環境のアンダルシア地方サンルーカ・デ・バラメダ地区で
限定生産されています。
いくつも重ねられた大きな樽で約3年間熟成されます。
フィノの中でもマンサニージャはとっても香り高くエレガントな味わい。
このシェリーはアルコール度数がワインと変わらないのでガブガブ飲めるんです。

気の合う仲間とシェリーを贅沢に空けちゃって、チコジプ公演にて一緒に盛り上がりましょう!

●10.31sun.-11.3wed.
CHICO & THE GYPSIES



2010/10/29

'12 Bloggin' BNT by 原田和典 , ERIC LEWIS - - report : ERIC LE...

エリック・ルイス - ERIC LEWIS
エリック・ルイス - ERIC LEWIS


公演初日リポート:ERIC LEWIS


「ブルーノート東京」の店内に入るなり、客席の中央に配置されたグランド・ピアノが視界に飛び込んできます。蓋は取り払われ、中に張られている弦がむき出しになっています。しかし、どこを探しても椅子はありません。なぜなら、エリック・ルイスは椅子を使わず、右足を前に出して折り曲げ、左足を後ろに伸ばしながら、鍵盤に覆いかぶさるようにピアノを弾くからです。

ごった返す客席をかきわけるようにしながら、エリックはピアノの前に立ちました。両手ひじには銀のサポーターをしています。精悍な表情はまるで格闘家のようです。演奏の前に、彼はこう語りました。「私の演奏しているのは“ロックジャズ”なんだ。ジャズのインプロヴィゼーション(即興演奏)とハリウッド映画のエキサイトメントを加えながら、ロック・ソングをプレイするんだよ」そして、猛烈な勢いで「MR.BRIGHTSIDE」を弾き始めました。CD『ROCKJAZZ VOL.1』の冒頭にも入っていましたが、タッチの強さ、アクションの激しさを体感できるライヴで聴くのはまた格別です。うめき声をあげ、汗を飛ばし、ほぼ1曲ごとに水分補給をする姿は、まさにアスリート。

いわゆる電気的な音色の加工はしていませんが、「PAINT IT BLACK」ではピアノの弦に紙を挟んで琴のような音を出し、「HUMAN NATURE」では弦をミュートしてエレクトリック・ギターのカッティング(リズムを刻むこと)のような効果を出していました。「そうだ、ピアノは鍵盤楽器であると同時に弦楽器だったんだよな」と、改めて思い出させてくれた一瞬です。

最初の2,3曲を聴いたとき、失礼ながらぼくは「こんなに飛ばして、エリックの体力は果たして最後まで持つのだろうか」といらぬ心配をしてしました。しかしエリックはエンディングに向けてさらにテンションを高め、ニルヴァーナの「SMELLS LIKE TEEN SPIRIT」で大爆発、握手攻めにあいながらファースト・セットを終えました。もちろんその後にはセカンド・セットが控えています。30日まで毎ステージ、エリックは日本のファンを“ロックジャズ”という技で羽交い絞めにしてくれるに違いありません。

こういうスタイルの演奏家は世界を探しても他にいないでしょう。しかしエリックは新人ではありません。カサンドラ・ウィルソン、エルヴィン・ジョーンズ、ウィントン・マルサリスなどのバンドで活躍し、来日経験も少なくないので、ジャズ・ファンの間ではそれなりに知られていました(当時はもちろん、椅子に座ってピアノを弾いていました)。しかし彼は、正統派ジャズ・ピアニストとしての地位にあきたらなかったのでしょう。より幅広い音楽ファンに、自分のサウンドを伝えたかったのでしょう。
新生エリック・ルイスはまさしく、“ロックジャズ”に賭けているのです。
(原田 2010 10.26)

● 10.28thu.-10.30sat.
ERIC LEWIS


エリック・ルイス - ERIC LEWIS


2010/10/27

MICHEL CAMILO - ☆ P+M映像 : MICHE...

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☆ MICHEL CAMILO BIG BAND -CARIBE-

前回はキューバの天才ピアニスト、チューチョ・バルデスと共演し
圧巻のパフォーマンスを繰り広げたミシェル・カミロが今回初めて、
ビッグ・バンドを率いて出演。カミロのもとにアンソニー・ジャクソン、
クリフ・アーモンド、ルー・ソロフ、クリス・ハンター、
アントニオ・ハートら凄腕ミュージシャンたちが集結、
初日の1stショウからパワフルでエキサイティングなプレイが
炸裂しています。公演は10.26tue. まで、
残席わずかですのでお電話でお問い合わせください。



●10.21thu.-10.26tue.
MICHEL CAMILO BIG BAND -CARIBE-



'11 BNT : What's Happenin' ! , '11 BNT : What's Recommended ! , MICHEL CAMILO - MICHEL CAMILO :...

MICHEL CAMILO :ワイン日誌


近年、ワイン通のアーティストが数多く来店されますが、中でもミッシェル・カミロのスペイン・リオハ好きは筋金入りであり、またそこには多くのワイナリーの知人がいらっしゃると聞いております。
今回の公演期間中、カミロご夫妻がご愛飲されたワインの数々はこのようになりました。


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10.21 thu.
2001 Marques de Riscal Gran Reserva Rioja 
マルケス デ リスカル グランレセルバ
『すばらしいワインで良いスタートが切れる!』

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10.22 fri.
1999 Condado de Haza / Alejandro Fernandez
コンダンド デ アサ
難しいお年のワインな為心配しましたがいざテイスティングをして頂きますと
大変お喜びに!『召し上がられていた牛のステーキにとっても合いそうだ!』

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10.23 sat.
2000 Tondonia Reserva R.Lopez de Heredia Tondonia
トンドーニャ レセルヴァ/トンドーニャ 
『ここはよく知っているワイナリーだよ!今日のディナーの鴨に合いそうだ!』

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10.24 sun.
2001 Bosconia Reserva R.Lopez de Heredia Tondonia
ボスコニア レセルヴァ/トンドーニャ
『ここもよく知っているよ!このヴィンテージは本当に間違いが無いね!』

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10.25 mon.
2004 Protos Reserva Bodegas Protos
プロトス レセルヴァ/プロトス
『サンドラ(奥様)がお気に入りのワイナリーだ。サンドラがこれを飲んだら踊りだすよ。』

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10.26 tue.
2002 Tinto Reserva Milleniumz
ティント・リゼルヴァ・ミレニウム
『やはりペスケラが最後だとわかっていたよ!ミレニウムは初めてだ。。。!』

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P.S.
ルー・ソロフお気に入りの1本。
1999 Gewurztraminer GC "Schlossberg" kientzheim kaysersberg
ゲヴュルツトラミネール グランクリュ シュロスベルグ/ケインツハイム・カイゼルスベルグ
ルーさんコレクションにあるそうです。すばらしいワインだよ!と。お礼に、次回来たときにトランペットを教えて下さるそうです。

(松坂 愛/シニア・ソムリエ)



2010/10/22

MICHEL CAMILO - - report : MICHEL ...

ミシェル・カミロ - MICHEL CAMILO
ミシェル・カミロ - MICHEL CAMILO


公演初日リポート:MICHEL CAMILO BIG BAND -CARIBE-

熱狂的な歓声に包まれながら、ミシェル・カミロ・ビッグ・バンドの公演が行なわれています。先日発売されたアルバム『カリベ』のお披露目ツアーでもありますが、実のところそれは1994年にカミロの故郷、ドミニカ共和国で行なわれたコンサートを収めた発掘音源。

しかし「ブルーノート東京」のステージには16年の歳月を超えて、マイケル・フィリップ・モスマン、デイヴ・バージェロン、デイヴィッド・テイラー、クリス・ハンター、ゲイリー・スムリアン等、当時の主要メンバーの殆どが並びます。リズム・セクションにいたっては、アンソニー・ジャクソン、クリフ・アーモンド、ワリオネクス・アキーノと、そのままの顔ぶれが揃いました。各メンバーにとっていかにドミニカ公演が思い出深いものであり、ブルーノート東京での再会を楽しみにしていたかが、とてもよくわかります。

昨日、演奏中のMCでカミロは「このビッグ・バンドは、私が普段やっているトリオ・ミュージックを、ホーン・セクションを加えて拡大したものなんだ」と語っていました。確かにレパートリーは「WHY NOT !」を筆頭に、彼がいままで主にスモール・グループで演奏してきたものが主体です。ビッグ・バンドの響きにしても、「ハーモニーやアンサンブルが一滴の水漏れもないほど周到に練られた」という感じではありません。

しかし、この荒削りなところがエキサイティングなのです。小さい音でチマチマまとめるのではなく、とにかくフル・トーンで楽器をぶっ放す。メンバー全員がニューヨーク・エリアのトップ・ミュージシャンなのですから、“鳴りの見事さ”は保証つきです。野獣が咆哮するかのように轟くブラス・セクションに、アンソニーのうねるような低音フレーズがからみ、その上でカミロが踊るようなソロをプレイする・・・これを快感といわず何といいましょう。

メンバーもオーディエンスもみんな、満面の笑顔。ミシェル・カミロ・ビッグ・バンドは、すっかり肌寒くなった東京の夜に“音の太陽”を運んでくれました。公演は26日まで続きます。『カリベ』に入っていない曲もたっぷり聴けますよ!
(原田 2010 10.21)


●10.21thu.-10.26tue.
MICHEL CAMILO BIG BAND -CARIBE-


ミシェル・カミロ - MICHEL CAMILO


2010/10/18

'12 Bloggin' BNT by 原田和典 , KYLE EASTWOOD - - report : KYLE EA...

カイル・イーストウッド - KYLE EASTWOOD
カイル・イーストウッド - KYLE EASTWOOD



公演初日リポート:KYLE EASTWOOD

ベーシストとして、バンド・リーダーとして、映画音楽の作曲家として進境著しいカイル・イーストウッドが、今年も気合の入ったパフォーマンスでブルーノート東京を沸かせています。

今回は2本の5弦エレクトリック・ベース(フレットあり、フレットなし)、そしてエレクトリック・アップライト・ベース(コントラバスの下、3分の1がないユニークな形状で“Road Bass”と呼ばれています)を曲ごとに持ち換えてのステージ。「METROPOLITAIN」、「COSMO」等、これまでのアルバムの人気ナンバーに加え、録音したばかりという新作(来春発売だそうです)からの曲も、惜しげもなく聴かせてくれました。

カイルの書くメロディは、とてもキャッチーです。そしてリズムが多彩です。ジャズ、フュージョン、サンバ、アメリカン・ポップスなどの影響がほどよく混じり合った音作りは、実に快適、そして爽やかです。そしてどの曲も、ベース・ラインが生き生きとしています。決して長いソロはとらないカイルですが、どうすればベースの良さが引き立つか、ベースの魅力を伝えられるかに細心の注意を払って演奏を進めているのでしょう。

中盤ではピアノの、アンドリュー・マコーマックとのデュオで映画「硫黄島からの手紙」のテーマ・ソングをしっとりとプレイ。それまでノリノリだったクラブが一転、静けさにつつまれます。限りない余韻を残してカイルがエレクトリック・ベースを弾き終わると、超満員の会場からため息が漏れました。

父親がクリント・イーストウッドである事実が彼にとってどれほど大きな位置を占めているのか、有名人の息子ではないぼくには正直言って想像しかねます。しかしカイルの音楽はどこまでも伸びやかで、自信に溢れています。自分の決めた道を、気心の知れた仲間と共に歩んでいく・・・その喜びが、彼のグループの演奏から、ひしひしと伝わってきました。

来月は「ブルーノート・ニューヨーク」に出演、その後はサウス・カロライナやワシントンDCでも演奏する予定です。カイルはこれからも軽快なフットワークで、独自の世界を切り開いていくことでしょう。
(原田 2010 10.17)


● 10.17sun.-10.20wed.
KYLE EASTWOOD

カイル・イーストウッド - KYLE EASTWOOD


2010/10/14

CANDY DULFER - ☆ P+M映像 : CANDY...

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☆ CANDY DULFER

'90sに『サックス・ア・ゴー・ゴー』でセンセーションを巻き起こし、
パワフルでファンキーなプレイとキュートなルックスで多くのファン、
プリンスをはじめとしたトップ・アーティストたちを魅了してきた
オランダ出身のサックス・プレイヤー、キャンディ・ダルファー。
今年のはじめ、敬愛するファンキー・サックスの帝王
メイシオ・パーカーとの共演が大反響を呼んだ彼女が自身のグループで公演中、
初日のパフォーマンス&メッセージ映像をアップしました!
公演は10.16sat. まで。



●10.13wed.-10.16sat.
CANDY DULFER



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