BlueNote TOKYO

CHICK COREA - ☆ P+M映像 : CHICK...

2010/12/04

blog_02.jpg

☆ CHICK COREA TRIO

圧倒的な創造力で常にミュージック・シーンの先端を歩み続ける天才、
チック・コリア。クリスチャン・マクブライドとブライアン・ブレイド、
現在のジャズ・シーンを牽引し、ジャズ・リズムの新たな地平を切り開く
俊英2人との豪華なトリオ公演のパフォーマンス&メッセージ映像をアップ!
全音楽ファン必見必聴の心躍るライヴは、12.9thu.から再びスタートします。



● 12.3fri.-12.4sat., 12.9thu.-12.12sun.
CHICK COREA TRIO
featuring CHRISTIAN McBRIDE & BRIAN BLADE



'11 Bloggin' BNT by 原田和典 , CHICK COREA , CHICK COREA & JOHN McLAUGHLIN - - report : CHICK C...

チック・コリア - CHICK COREA
チック・コリア - CHICK COREA


公演初日リポート:CHICK COREA TRIO
featuring CHRISTIAN McBRIDE & BRIAN BLADE



「ニュー・トリオ、ニュー・ミュージック!」
すっかりスリムになったチック・コリアが発するこの一声から、“新・黄金トリオ”によるステージが始まりました。ベースはクリスチャン・マクブライド、ドラムスはブライアン・ブレイドです。あらゆるタイプの音楽をこなす3人ですが、今回のステージはオール・アコースティック。そして猛烈にスイングするモダン・ジャズに彩られていました。

オープニングは、トランペット奏者ケニー・ドーハムの書いた「LOTUS BLOSSOM」。ぼくの記憶に間違いがなければ、ケニーは60年代後半にジョー・ヘンダーソンと双頭ビッグ・バンドを組んでいました(レコーディングは残っていません)。そこでピアノを弾いていたのがまだ20代半ばだったチックです。この曲も当時、よく演奏されていたのではないでしょうか。チックの指は鍵盤上を軽快に走り、マクブライドのベース・ラインがそれにぴったりとついてゆきます。ブレイドは先の細いスティックを使い、シンバルをあらゆる方面から叩いてサウンドにバラエティを加えます。

3人の醸し出す響きは限りなく生音に近いものでしたが、それが会場内にくまなく拡がったときの快感には言葉が見つかりません。マクブライドは“これぞウッド・ベース”というべき胴や弦の鳴りをふんだんに聴かせ、ブレイドの一打一打は空気と溶け合います。生音のしっかりしたプレイヤーが集まっているところにも、このニュー・トリオの大きな魅力があるのです。

名匠アーマッド・ジャマルに捧げた「YOU’RE MY EVERYTHING」、チックがこよなく尊敬するセロニアス・モンクの「I MEAN YOU」等、気合の入った演奏が最後まで続きます。そして本編ラストでは、チックの名を高めた初期の代表作『NOW HE SINGS、NOW HE SOBS』からタイトル曲が披露されました。この曲が作られたのは今から40年以上も前のことですが、メロディ、ハーモニー共に少しも歳月を感じさせません。マクブライドやブレイドがチックのピアノに絡みつくようなプレイを演じ、この古典に新鮮味を加えてゆきます。なるほどこれは、確かに“ニュー・ミュージック”です。

アンコールに飛び出したのは、ジョー・ヘンダーソンの書いた「ISOTOPE」。先日おこなわれたスタンリー・クラーク・トリオの公演ではオープニングで演奏されていたナンバーですが、チック・コリア・トリオが取りあげるとより渋く、ブルージーな感じになります。そこがぼくにはとても粋に感じられました。

今回のライヴもいつものチック公演と同じように、開演前後のBGMがありません。ステージ上のライトも一定です。あたかもニューヨークのライヴ・スポットにいるような気分で、ニュー・トリオのパフォーマンスを味わわせていただきました。
(原田 2010/12/4)



● 12.3fri.-12.4sat., 12.9thu.-12.12sun.
CHICK COREA TRIO
featuring CHRISTIAN McBRIDE & BRIAN BLADE


チック・コリア - CHICK COREA


CHICK COREA , STANLEY CLARKE - ☆ P+M映像 : CHICK...

2009/11/28

blog_02.jpg

☆ CHICK COREA, STANLEY CLARKE & LENNY WHITE -POWER OF THREE-


チック・コリア、スタンリー・クラーク、レニー・ホワイト
初日のパフォーマンス & メッセージ映像をアップしました。

最強の3人によるステージは12/2wed. まで。
毎回違うプロジェクトで来日するチック・コリア
=このメンバーで次回公演は実現するか、次回は当分先ではないのか?
あるいは、リターン・トゥ・フォーエヴァー黄金第2期の到来か?
今回はいずれにせよ、後世に伝説のステージの1つとして数えられることでしょう。
 



● 11.27fri.-12.2wed.
CHICK COREA, STANLEY CLARKE & LENNY WHITE
-POWER OF THREE-



'11 Bloggin' BNT by 原田和典 , CHICK COREA , STANLEY CLARKE - - report : CHICK C...

チック・コリア-CHICK COREA
チック・コリア-CHICK COREA


公演初日リポート:CHICK COREA, STANLEY CLARKE & LENNY WHITE
-POWER OF THREE-






ブルーノート東京に登場するたび大きな話題を巻き起こしてくれるのがチック・コリアです。
この前はジョン・マクラフリンやクリスチャン・マクブライドとの夢のユニット“ファイヴ・ピース・バンド”で猛烈に熱い世界を聴かせてくれました。今回はスタンリー・クラーク、レニー・ホワイトとのアコースティック・トリオ“パワー・オブ・スリー”での出演です。

MCでチック自身も話していましたが、スタンリーとは’72年のいわゆる“第1期リターン・トゥ・フォーエヴァー”からのつきあい。レニーは’73年に始動したいわゆる“第2期リターン・トゥ・フォーエヴァー”のドラマーです。この3人はリターン・トゥ・フォーエヴァー解散後もたびたび共演し、’82年には故フレディ・ハバード、故ジョー・ヘンダーソンを加えて『GRIFFITH PARK COLLECTION』というアコースティック・ジャズの傑作をリリースしています。

3人がステージに歩みを進めるだけで、場内にどよめきが起こります。ぼくの記憶によれば彼らが日本で顔を合わせるのは’83年以来26年ぶり、通算2度目。そのときは「よみうりランドEAST」のこけら落とし公演として、第2期リターン・トゥ・フォーエヴァーの再結成がたった1日だけおこなわれたのでした(ギターはアル・ディメオラ)。伝説のコンビネーションがこれから、目の前で蘇ろうとしているのですから、クラブにつめかけた誰だって興奮を抑えきれないはずです。
もちろん、ぼくもそうでした。いったい何をどのように演奏してくれるのか。この3人の解釈で聴きたい曲は山のようにあります。

そしてチック、スタンリー、レニーは、出血大サービスと呼びたくなる選曲で、アコースティック・ピアノ・トリオの凄みをたっぷり味わわせてくれました。「LA FIESTA」と「SPAIN」が一夜でまとめて聴けるとは思いませんでしたし、チックとゲイリー・バートンのデュオで有名な「BUD POWELL」がまさか、ベースとドラムスを従えてプレイされるとは予想もしていませんでした。しかもビル・エヴァンスの名曲「WALTZ FOR DEBBY」まで聴かせてくれるとは。あの有名なメロディがチック節として生まれ変わっていく瞬間に立ち会うことができたのは、まさに「ライヴの現場」にいる醍醐味といえましょう。リターン・トゥ・フォーエヴァー時代にはエレクトリック楽器を駆使して演奏していた「NO MYSTERY」のアコースティック・ヴァージョンも新鮮でした。ほんとうにチックはファンの聴きたいものをとことんまで知り尽くしている。そんな印象を受けました。

ぼくは初日のファースト・セットに行きましたが、セット・リストを見ると、セカンド・セットではまったくといっていいほど異なる選曲だったようです。本日はどんな名曲が飛び出すでしょうか? わくわくします。

● 11/27fri.-12/2wed.
CHICK COREA, STANLEY CLARKE & LENNY WHITE
-POWER OF THREE-

チック・コリア-CHICK COREA