BlueNote TOKYO

'12 Bloggin' BNT by 原田和典 , GROOVE CONNECTION - - report : Blue No...

2011/11/23

グルーヴ・コネクション - GROOVE CONNECTION
グルーヴ・コネクション - GROOVE CONNECTION


公演初日リポート:
Blue Note Tokyo presents GROOVE CONNECTION
featuring Neal Evans, Eric Krasno (Soulive), Louis Cato (DMS),
Ohyama "B.M.W" Wataru & Kadota "JAW" Kousuke (PE'Z)
with special guest Orianthi



超豪華セッションが昨日と本日の「ブルーノート東京」を彩ります。

題して、グルーヴ・コネクション。ソウライヴのニール・エヴァンスとエリック・クラズノーの“ぜひ日本でスペシャル・セッションを行ないたい”という呼びかけに応えて、PE'ZのOhyama“B.M.W”WataruとKadota“JAW”Kousuke、マーカス・ミラー・バンド他で活動するルイス・カトが終結、さらに公演直前になって“マイケル・ジャクソン、最後のリード・ギタリスト”として脚光を浴びたオリアンティがスペシャル・ゲストとして参加することが決まりました。このメンバーが集まれば、ノリノリでダンサブル、火の出るようなセッションになることは150%確実です。

オープニングはニール、エリック、ルイスによる“変形ソウライヴ”というべき演奏で始まりました。ニールがキーボードから放つ左手のベース・ラインはますます図太く超人的なものとなり、エリックはチョーキングを交えたプレイで場内を盛り上げます。ソウライヴでデビュー当初は帽子を目深にかぶり、椅子に座って演奏していましたが、現在の彼は帽子をとり、上体を大きく揺らしながら立ってギターを弾きます。ニールとエリックの間に位置するルイスは、ふたりのプレイに絶えず視線を送りながら、タイトなビートを送り出していきます。音色のエッジが立っていて、リズムがうねっています。なるほど、マーカス・ミラーやジョージ・デュークに愛されるわけです。

続く「IS THAT IT?」からはPE'Zのふたりも参加します。これはニールの自作ですが、曲調は、マニアックな言い方を使わせていただくと“ブルーノート4300番台、プレスティッジ10000番台”的な、とことんファンキーなもの。1960年代後半から70年代前半にかけてのアメリカン・ブラック・ミュージックへのリスペクトを感じさせるメロディに、ホーン・セクションの響きがよく似合います。

オリアンティは「CAUSE WE'VE ENDED AS LOVERS」から登場。スティーヴィー・ワンダーの作曲、というよりもジェフ・ベックの名演でおなじみのナンバーですね。彼女はメロディをほぼストレートに奏でながら、しだいにタッピング、アーミング等の技も織り交ぜてゆき、やがて驚きの超絶フレーズ(速すぎて、まるで指が止まっているように見えました)を連発、この曲を自身の色に染め上げました。

エリックとオリアンティ。世界有数のギタリストがふたりいるのですから、どうしてもバトルを期待したくなってしまいます。ラストの「GET BACK」では二人のギターが火を噴きました。一音一音を確実にピッキングするエリックと、一回のピッキングでどれだけ多くの音を出すかを追求しているようなオリアンティ。そのプレイのコントラストが最も際立ったのが、このビートルズ・ナンバーでした。演奏中、互いのギター・フレーズに寄せたエリックとオリアンティの笑顔が、このグルーヴ・コネクションの大成功を象徴していたように、ぼくには感じられました。
(原田 2011 11.22)


● 11.22tue.-11.23wed.
Blue Note Tokyo presents GROOVE CONNECTION
featuring Neal Evans, Eric Krasno (Soulive), Louis Cato (DMS),
Ohyama "B.M.W" Wataru & Kadota "JAW" Kousuke (PE'Z)
with special guest Orianthi


●11.25fri. はモーション・ブルー・ヨコハマにて公演
 ※オリアンティは出演いたしません。

GROOVE CONNECTION - グルーヴ・コネクション


GROOVE CONNECTION - ☆ パフォーマンス...

2011/11/22

ジャズ・ファンクのNo.1ユニット“ソウライヴ”のニールとエリックを中心に、
人気ミュージシャンが集結するスペシャル・セッションを開催!
“DMS”のドラマーとして注目を浴びるルイス・カト、
“PE'Z”のOhyama "B.M.W" WataruとKadota "JAW" Kousuke。
そして、マイケル・ジャクソン・バンドの最後のリード・ギタリストをつとめた
オリアンティという豪華なメンバーによる公演、
初日のパフォーマンス映像をアップしました!
公演は11.23wed. まで。

●11.22tue.-11.23wed.
Blue Note Tokyo presents GROOVE CONNECTION
featuring Neal Evans, Eric Krasno (Soulive), Louis Cato (DMS),
Ohyama "B.M.W" Wataru & Kadota "JAW" Kousuke (PE'Z)
with special guest Orianthi