BlueNote TOKYO

'11 BNT : What's Happenin' ! , ROY HAYNES - - with 小曽根真 = ...

ROY HAYNES : 出演者変更 - 今晩は小曽根真さんにご出演頂きます



ロイ・ヘインズ公演、
マーティン・ベベラーノ(p)の出演を楽しみにして頂いたお客様へは大変ご迷惑をお掛け致しております。

http://www.bluenote.co.jp/jp/whatsnew/index.php#000996


昨晩ご出演頂いたユキ・アリマサさん(p)の演奏は、ご来店頂いたオーディエンス皆様のみならず、ロイ・ヘインズご本人含めバンド・メンバーまで魅了しました。
すばらしい演奏及びご来店頂きましたみなさまのあたたかい拍手、誠にありがとうございました。


そして、今晩は
小曽根真さんに急遽ご出演頂きます。

ロイ・ヘインズ、そして若いバンドメンバーとのアツい共演が繰り広げられること間違いなし。
ジャズ界の "世界遺産" ドラマーと日本が誇る世界的ピアニストの歴史的名演となるか、千載一遇の夜に期待が膨らみます。

Can't wait until the show time comes .....!



ROY HAYNES - - report : ROY HAY...

2009/06/02

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原田和典の公演リポート:ROY HAYNES


ズドーン、パシーン、スタタタトン。

空間を切り裂くように、ドラムスの音が響き渡ります。今日も相変わらずノッているなあ、と、30年来のファンであるぼくはいきなりうれしくなりました。ジャズ・ドラムス歴70年を誇る巨匠ロイ・ヘインズ、堂々たる再登場です。

つい“巨匠”と書いてしまいましたが、まったく近づきがたいところがないのも彼の魅力です。そばにいると、つい握手を求めたくなってしまう人なつっこさがあるのです。ぼくは心の中で“おやっさん! いいぞ! いけいけ!”と声をかけながら、この日の演奏に興奮するばかりでした。

楽器編成はサックス、ピアノ、ベース、そして御大のドラムス。往年の名盤『アウト・オブ・ジ・アフタヌーン』、『クラックリン』、『シンバリズム』などと同じですね。ヘインズが最も得意とするフォーマットといえるのではないでしょうか。オープニングはチャーリー・パーカー作の「DIVERSE」。数あるパーカー・ナンバーの中でも、あまり知られていないもの(たしか「SEGMENT」という別タイトルもあったと記憶します)を持ってくるあたり、さすがヘインズだなあと唸るしかありません。彼はパーカーのバンドにいた頃、何度もこの曲を演奏したのでしょうね。

パーカーのもとを離れた数年後、ヘインズはセロニアス・モンクのバンドに迎えられました(ジョン・コルトレーンも在籍していました)。「TRINKLE TINKLE」は、そのモンクの曲です。が、ヘインズは作者の解釈をそのままなぞることなく、7小節目に、原曲とは異なる音を3つ加えてスリルを生み出します。

やはりパーカーやソニー・スティットが愛奏したものの、最近ではあまり取りあげられることがない「EVERYTHING HAPPENS TO ME」では、ジャリール・ショウのアルト・サックスが大きくフィーチャーされました。エンディング部分で、ヘインズが“ビューティフル!”と声をもらします。御大はジャリールを相当のお気に入りのようで、メンバー紹介のときも“どうだすごい奴だろう、彼はグレイトだよな?”とオーディエンスに問いかけていました。レスター・ヤング、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーン、エリック・ドルフィー、ローランド・カーク、スタン・ゲッツなど数多くの伝説的サックス奏者と名演を残してきたヘインズに絶賛された、ジャリールの未来は限りなく明るいといっていいでしょう。

長尺の「MY HEART BELONGS TO DADDY」が終わった頃には、90分近い時間が経過していました。ぼくはすっかり、この曲でファースト・セットは終わりだと思っていました。が、ヘインズはますますノッてきたようです。そして“あと10分、時間をもらえないかな”といいながら、猛烈なアップ・テンポを叩き出しました。パット・メセニー作「JAMES」です。カルテットが一体となった高速プレイに、客席はさらに盛り上がりました。

“We Love You!”といいながら、名残惜しそうにステージを後にしたヘインズ。6月4日まで、ここブルーノート東京は、彼の“愛”で満たされます。
(原田 2009/6/1)


6/1 mon - 4 thu

ROY HAYNES


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ROY HAYNES - ☆ P+M映像:ROY HA...

2009/06/01

☆ パフォーマンス(P)+メッセージ(M)映像:ROY HAYNES




ROY HAYNES 登場!
御年 84歳、若いバンド・メンバーとともに豪快な演奏を見せてくれています。
6/4 thu まで、お見逃しなく。





6/1 mon - 4 thu
ROY HAYNES



'12 Bloggin' BNT by 原田和典 , ROY HAYNES - - ROY HAYNES の小...

2009/05/30

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ROY HAYNES と言えば。。。思い出した小話



アメリカに「ダウン・ビート」というジャズ雑誌があります。第1号が出たのは1934年7月だそうですから、今年で創刊75周年を迎える、超の字のつく老舗です。

その名物ページに、「ブラインド・フォールド・テスト」という企画があります。ミュージシャンに何のインフォメーションも与えずにレコードやCDを聴かせ、ざっくばらんに感想を語ってもらうというものです。2001年4月号の同コーナーには、ロイ・ヘインズが登場しました。

編集者は、リード文(本題に入る前の短い文章)で、こう驚いています。
“彼(ロイ)は、ステレオの片チャンネルから音を聴いただけで、若いミュージシャンであれヴェテランであれ即座に聞き分け、言い当てられるのである”。

なるほどたしかに、この記事でのロイは、持ち前の耳のよさを最大限に発揮し、演奏ミュージシャンの名前を当てて、彼らのスタイルの特徴に言及しています。

最初にかかったのは“ジャズ・ドラムスの父”、ジョー・ジョーンズのレコード。ジョーンズはカウント・ベイシー・オーケストラのドラマーを長く務めていた名手です。ロイは彼をものすごく尊敬していて、昔からしょっちゅう“プレイが似ている”といわれていたそうです。

マックス・ローチやアート・ブレイキーにも多大な影響を与えた巨星、ビッグ・シド・カトレットの演奏もかかりました。ロイはいいます。
“俺は初めて買った車で、彼をハーレムの家まで送っていったことがあるんだよ。シドはこの世で生まれた最も偉大なドラマーのひとりなんだ”。

最後にかかったのは、当時、若手ドラマーのトップと目されていたマーヴィン・スミッティ・スミスの演奏です。
もちろんここでも、ロイは即座に演奏者を当てました。
“スミッティだ。何で分かったかって言えば俺はちゃんと彼を聴き込んでるからさ...... 評論家はロイ・ヘインズの奥の深さを知らないんだな!”


今回の公演でもロイ・ヘインズはジャズの醍醐味を存分にアピールしてくれることでしょう。
その奥深いドラム・プレイと共に・・・!
(原田 2009/5/29)


6/1 mon - 4 thu
ROY HAYNES
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ROY HAYNES - - この道60年超の...

2009/05/28

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ROY HAYNES - キャリア60年超のドラマー



チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーン、ディジー・ガレスピー、まるで共演していないジャズ・ジャイアンツは存在しないのでは、とさえ思わせる60年を超える豊富なキャリアの持ち主・ロイ・ヘインズ。

前回 2007年の来日時の大きな印象、まさに筋骨隆々という肉体、
豪快、かつ巧みな演奏、ロイ・ヘインズならではのリズム・ワールドが披露されました。
今回も、勢いに乗る若手とのバンド編成、
ベースは先日のハンク・ジョーンズ とのトリオにて出演のデヴィット・ウォン。

ここで、来日直前のロイ・ヘインズより、予告演奏曲目が発表されました。
パット・メセニーとの共演時期も長いロイより、

『おれのアレンジの ♪ JAMES を聞け!』

上記がこちらに届きました最新情報です。
来日中、この曲をどこかで力を込めて演奏する、との事であります。

"予告先発" ならぬ、"予告 JAMES" が飛び出しました。
楽しみです。
(参考:♪ James




● 半生を語る。A Life in Time: The Roy Haynes Story


A Life in Time: The Roy Haynes Story (Boxed Set Documentary)





● w/ パット・メセニー、デイヴ・ホランド - ♪ Cantaloupe Island [1992]







● Mt. Fuji Jazz Festival からの映像。あの M. ペトルチアーニとの名演。







● 豪華! "Stan Getz, Diz, Chick Corea, Miroslav Vitous, Roy Haynes"







● チック・コリアと。








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