【JAM vol.244】CHRISTIAN McBRIDE | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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【JAM vol.244】CHRISTIAN McBRIDE

【JAM vol.244】CHRISTIAN  McBRIDE

text = Makoto Miura

ジャズの新しい星を目撃せよ!

現代最高峰ベーシスト、クリスチャン・マクブライドが最新プロジェクトである"ウルサ・メイジャー"を率いて9月にブルーノート東京のステージに再び立つ。シーンで活躍する若手を起用したこのグループに期する想いや3年ぶりとなる公演への意気込み、それに現代のジャズに対する見解まで、素早く明解に答えていく様子は、教育者や芸術監督といった側面も持つ彼が、どれほど若き精鋭たちにとって手本となっているかを想像させてくれた。

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―この"ウルサ・メイジャー"のプロジェクトでは、若手のフックアップということに加えて、意識的に女性アーティストを起用したのでしょうか?

「答えはYESだね。現在のジャズ・シーンにおいて女性の活躍は目覚ましいし、かつてよりも素晴らしい才能がたくさん輩出されていると思う。ドラムのサバンナ・ハリスは"The Harlem Stage Emerging Artist Award"を2019年に受賞していて、人種や性別に関係なく彼女のようなプレイができるアーティストを他に知らないよ」

―サックスのニコール・グローバーについて教えてください。

「知り合った頃、彼女はまだニュージャージーにあるウィリアム・パターソン大学の学生だった。州立大学であって音楽大学ではない。それなのに当時からキューバ出身のシンガーであるブイカとも仕事をしていて、ラテン音楽への造形が深かった。その後ニューヨークに移って瞬く間に活躍の場を広げていったのさ」

―ちなみになぜ"ウルサ・メイジャー"(おおぐま座)と名付けたのでしょう?

「実は詳しく覚えていないけど(笑)、若い連中と組むバンドだから、自分が彼らにとって道標のような存在でありたいと思っていた。おおぐま座でいえば北斗七星のような存在にね。あとサイエンティフィックな響きにも惹かれて、クールだと思ったんだ」

―若い世代とコラボレーションすることで、どんなことを感じていますか?

「とてもエキサイティングだよ。それにとてもパワーを貰っている。眼を見開いて学ぶ姿勢があって、どんな方向にも向かっていく意欲が素晴らしい。8月には『Points of Light』というタイトルで新しいアルバムを出すので、この収録曲を中心にブルーノート東京でも演奏するよ」

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―反対にあなたが若い頃、先輩ミュージシャンたちから学んだ教訓や、今も大切にしている教えがあれば教えてください。

「難しい質問だね。いろんな人からさまざまなことを学んだし、それらをひとつの答えにすることはできない。ましてや影響を受けた音楽はジャズだけじゃない。例えばヨーヨー・マ。彼に関して言えばクラシックであんなに楽しくて、しかも完璧な演奏をする様子に幼い頃の自分は大きな衝撃を受けたよ」

―あなたの長いキャリアにおいて、ニューポート・ジャズ・フェスティバルで芸術監督を務めてられていたことも興味深いです。

「2015年にファウンダーであるジョージ・ウェインがリタイアすることになって引き継ぐことに。任期の10年で僕が心掛けたのは基本的にジョージ・ウェインの意思を継承して歴史を重んじつつ、若手を起用してジャズの新しい側面を見せること。だからロン・カーターのようなべテランも、カマシ・ワシントンのような新世代も同居するフェスティバルを実現できたと思う」

―現代のジャズに対して感じていることがあれば、教えてください。

「ジャズは死んだとかいう声も聞くけれど、そうじゃない。ジャズは常に進化している。クリエイティヴでありたいと願うアーティストがいる限り成立する世界さ。もちろん人気を得るかどうかは誰にもわからないけれど、シーンは常に動いているし、いつだって新しいアーティストが台頭している。そのことを東京でも証明したいね」 

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CHRISTIAN McBRIDE & URSA MAJOR

2026 9.16 wed., 9.17 thu., 9.18 fri. ブルーノート東京
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/christian-mcbride/

<MEMBER>
クリスチャン・マクブライド(ベース)
ニコール・グローバー(サックス)
エリー・パールマン(ギター)
マイク・キング(ピアノ)
サバンナ・ハリス(ドラムス)

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