ラウル・ミドンが語るリチャード・ボナの魅力 | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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ラウル・ミドンが語るリチャード・ボナの魅力

ラウル・ミドンが語るリチャード・ボナの魅力

「自分だけの宇宙を作り出す」
同じステージに立ったラウル・ミドンが
その唯一無二の魅力を語る

昨年12月、ソロでブルーノート東京のステージに立ったラウル・ミドン。明日1月8日から登場するリチャード・ボナの魅力を聞くためショウの合間に行ったショートインタビューをご紹介します。2013年の共演も思い起こし語ってくれました。

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ーーボナはあなたにとってどんな存在ですか?

「世界で最高のミュージシャンだよ。いろんなものを取り入れ、いろんなものを折衷させ、そしてそれをパフォーマンスとして実践できる人だ。ジャコ・パストリアスやスタンリー・クラークのようなベーシストや偉大なジャズの伝統も踏襲しつつ、そこにカメルーン出身という自分のルーツも忘れない。非常にユニークでもあるし、エンターテインニングな音楽を作っている人だね」

ーー一緒にステージに立って感じたことについて教えてください。

「とにかく素晴らしい、こちらがどの場面で何をやってもついてきてくれる、「こうしたら混乱してしまうのでは?」という不安を感じさせない数少ないベーシストのひとりなんだ」

ーー同じプレイスタイルですが、ボナの魅力はどこにあると思いますか。

「確かに、カテゴリーにこだわらない、自分だけの宇宙を作り出すという音楽性は僕も同じだよ。自分のバンドや、他ビッグバンドでも自在に実力を発揮できるという、人の伴奏の中でもしっかり役割を果たせるのがリチャードらしさだね。(もちろん他の伴奏にも合わせられるけど)僕の場合は自分のものとして表現していくことが得意なので、トータルに柔軟にできるというのがベーシストならではの持ち味だよ」

ーー今回のショウの見どころを教えてください。

「やはり一番は心を開いて、オープンな気持ちで聴いてもらうことが一番だと思う。英語でももちろん歌うけど、カメルーンの言葉でも歌うから楽しませてくれるはずだよ。歌詞が分からないときもあるかもしれないけど、心を閉ざさずオープンに聴いてもらうことが一番だよ」


LIVE PHOTO

RAUL MIDÓN & RICHARD BONA 2013 11.30 sat. - 12.2 mon.
photography = Tsuneo Koga

TOUR INFORMATION
1.12 mon.【東京 丸の内】コットンクラブ

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