2026 4.10 fri., 4.11 sat., 4.12 sun., 4.17 fri.
THE BRAND NEW HEAVIES
artist THE BRAND NEW HEAVIES
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
"アシッド・ジャズの王者"、ザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズが今年も帰ってきてくれました!
昨年はブルーノート東京で6デイズ・12セットのロングラン公演を届けてくれましたが、今年は4月10日、11日、12日、17日とブルーノート東京のバンドスタンドに立ち、さらに14日には大阪・梅田クラブクアトロ、18日には群馬・高崎芸術劇場 / スタジオシアターに登場します。その名を不動のものとした大ヒット・アルバム『Brother Sister』から早くも30年が経ちますが、ザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズのタフネス、いや、"ネヴァー・ストップぶり"には磨きがかかるばかりです。
ステージではまずサポート・メンバーが位置につき(エリック・ミヤシロは東京と高崎公演に参加)、快調な演奏を開始します。そして、少しあとに聴こえてきたのがベースのアンドリュー・レヴィのスラップ奏法、ギターのサイモン・バーソロミューの強烈なコード・カッティングです。通路を歩きながら演奏していた彼らがバンドスタンドにあがると、さらに大きな拍手と歓声が沸きます。が、これでザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズが"完全体"というわけではありません。真っ白なコスチュームで最後に登場したのはグループの歌姫、アンジェラ・リッチ。彼女の熱唱が、本格的なパーティ・タイムの到来を告げます。
ポスト・パンク・バンド"A Certain Ratio"でも演奏するキーボーディストのマット・スティール、ずっしり重いキック(バスドラ)の音色が印象的なドラマーのルーク・ハリス、逞しいテナー・サックスの音色を届けるリチャード・ビーズリーなど、2010年代からの来日公演にも参加している面々を数多く含むコンビネーションは鉄壁そのもの、急遽参加することになったエリック・ミヤシロも輝かしいトランペットやまろやかなフリューゲルホーンの音色でアンサンブルとソロ双方においてフィーチャーされました。アンジェラはこの日が誕生日、"日本でバースデイを迎えることができて嬉しい"と喜びにあふれています。
選曲は"これこそザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ"というべきもので、「Dream Come True」、「Sometimes」、「Brother Sister」、インストゥルメンタル曲「BNH」などが次々と登場。アンジェラの"夢を見ることを忘れないで。おこの曲を夢見る人に捧げます"というようなMCのあと「Dream On Dreamer」が始まり、そこから「Midnight At The Oasis」へと、ほぼノンストップで移ってゆくタイミングもまた、実に見事です。頭上ではミラーボールが輝き、超満員のオーディエンスも各自、思い思いに体を揺らしています。そしてオーラスは、一度聴いたら誰もがリフレインを口ずさんでしまうであろう超キャッチーな「You Are The Universe」。ここではアンジェラ、バック・ヴォーカルのケリ・アーリンデル、パーカッション奏者のミム・グレイがそれぞれリード・ヴォーカルを聴かせてくれました。
オーディエンスを沸かせ、踊らせ、熱狂させ、多幸感で包み込むザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ。本日からの公演が、ますます楽しみです。
(原田 2026 4.11)
Photo by Tsuneo Koga
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【LIVE INFORMATION】
THE BRAND NEW HEAVIES
4.10 fri., 4.11 sat., 4.12 sun., 4.17 fri. ブルーノート東京

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