【JAM vol.243】LISA ONO "Nova Summer Bossa" featuring DORA MORELENBAUM
text = Kenichi Aono
小野リサの夏がまたやってくる
今年はドラ・モレレンバウムをフィーチャー
夏の風物詩といって思い浮かぶ物事は数あれど、ことブルーノート東京ならば小野リサのサマー・ライヴと相場は決まっている。昨年は「日本ブラジル外交関係樹立130周年」を記念して、ブラジル音楽界のリビング・レジェンド、ホベルト・メネスカルを迎えたプレミアム・ライヴを行い、大盛況のうちに幕を閉じた。
期待がつのるなかアナウンスされた今年の公演は、ブラジルのシンガー・ソングライター、ドラ・モレレンバウムをフィーチャーしての開催。名前を見てピンときたかたも多いと思うが、彼女は坂本龍一との取り組みがつとに有名な、チェロ奏者のジャキスとシンガーのパウラ、モレレンバウム夫妻の娘である。
「第23回ラテン・グラミー賞」最優秀ポルトガル語コンテンポラリー・ポップ・アルバム賞を受賞したバンド、「バーラ・デゼージョ」のメンバーでもあるドラは1996年リオデジャネイロ生まれ。2024年に初のソロ・アルバム『Pique』を発表し、この5月には「KYOTOPHONIE」でのパフォーマンスを含むジャパン・ツアーを行うなど、ブラジル音楽のこれからを担う存在として注目を浴びている。豊かな倍音をともなった透明感のある歌声はずっと聴いていたくなるものだ。

一方の小野リサは4月に林正樹(ピアノ)とのデュオでアルバム『Sue Ann ~アントニオ・カルロス・ジョビンへのオマージュ』をリリース。またボサノヴァのほか、ジャズ、ロック、歌謡曲などを小野リサ流に歌う「私の好きな歌」コンサートをはじめ、精力的にライヴ活動にも取り組んでいる。そう、世界的ボサノヴァ・シンガーは常に前を見て歩みを止めずに進んでいるのだ。
今回の公演は林を含む4人(ピアノ、ベース、ドラムス、サックスなど)に歌とギターで小野とドラが加わる編成。インティメイトなナンバーから心躍る楽曲まで、幅広く奏でるのに十分なアンサンブルだろう。ブラジル音楽の豊潤な歴史と現代性を存分に感じられるにちがいないこのサマー・ライヴ、待ち遠しくてしかたがない。
LIVE INFORMATION
LISA ONO "Nova Summer Bossa"
featuring DORA MORELENBAUM
2026 7.17 fri., 7.18 sat., 7.19 sun., 7.20 mon. ブルーノート東京
7.17 fri.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm [2nd]Open7:45pm Start8:30pm
7.18 sat., 7.19 sun., 7.20 mon.
[1st]Open3:30pm Start4:30pm [2nd]Open6:30pm Start7:30pm
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/lisa-ono/
<MEMBER>
小野リサ(ヴォーカル、ギター)
ドラ・モレレンバウム(ヴォーカル、ギター)
林正樹(ピアノ)
マーティ・ホロベック(ベース)
高橋直希(ドラムス)
鈴木広志(サックス、フルート、クラリネット)

