【JAM vol.245】YELLOWJACKETS
text = Kazunori Harada
アルバム・デビュー45周年!重鎮グループが
グラミー賞ノミネートの最新アルバムを携えて来日
通算27枚目となる最新スタジオ・アルバム『Fasten Up』がグラミー賞のベスト・ジャズ・インストゥルメンタル・アルバム部門にノミネート。ジャズ・フュージョン界の重鎮グループ、イエロージャケッツが2006年以来となるブルーノート東京公演を行う。
1981年、ラッセル・フェランテ(キーボード)、ロベン・フォード(ギター)、ジミー・ハスリップ(ベース)、リッキー・ローソン(ドラムス)が集まりファースト・アルバム『Yellowjackets』を発表。その後フォードに替わってマーク・ルッソ(サックス)が参加、86年発表のアルバム『Shades』はドナルド・フェイゲンの楽曲提供でも話題を集めた。89年にはノルウェーのレインボウ・スタジオに赴き、名匠ヤン・エリック・コングスハウクをエンジニアに迎えて『The Spin』を制作。シンセサイザーを活用した従来の作風とは一線を画すサウンド・メイキングで新たな魅力を放ち、91年に入るとボブ・ミンツァー(サックス、EWIほか)がルッソに替わるフロントマンとして加入した。バディ・リッチやジャコ・パストリアスとの共演歴を持ち、長年にわたって自身のビッグバンドを軌道に乗せているミンツァーの関与により、イエロージャケッツの音楽性はいっそう幅広いものとなって現在に至っている。

幾度のメンバーチェンジを経験した同グループだが、2015年以降はフェランテ、ミンツァー、ウィル・ケネディ(ドラムス)、デイン・アルダーソン(ベース)による活動を継続。今回もこの4人による鉄壁のアンサンブルが観客を魅了しつくすことだろう。『Fasten Up』からのナンバーはもちろん、『Cohearence』(16年)、『Raising Our Voice』(18年)、WDRビッグバンドとの共演作『Jackets XL』(20年)、『Parallel Motion』(22年)といった近作からの楽曲も織り込みながらのステージが期待できそうだ。
「イエロージャケッツはリーダーを置かず、メンバー全員が対等に貢献しあうバンドです。私たちは互いを尊重し、それぞれの才能を持ち寄ってひとつのまとまった音楽を創り上げることを何よりも大切にしてきました」と語るラッセル・フェランテ。45年の歴史を誇るスーパーグループの音世界に、じっくりと浸りたい。
RELEASE INFORMATION
『Fasten Up』
(Mack Avenue Records)
LIVE INFORMATION
YELLOWJACKETS
2026 10.1 thu., 10.2 fri., 10.3 sat.
10.1 thu., 10.2 fri.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm [2nd]Open7:45pm Start8:30pm
10.3 sat.
[1st]Open3:30pm Start4:30pm [2nd]Open6:30pm Start7:30pm
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/yellowjackets/
<MEMBER>
ラッセル・フェランテ(キーボード、ピアノ)
ボブ・ミンツァー(サックス、イーウィ)
デイン・アルダーソン(ベース)
ウィル・ケネディ(ドラムス)

