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BLUE NOTE TOKYO ALL☆ JAZZ ORCHESTRA 
directed by ERIC MIYASHIRO 
with special guest ARTURO SANDOVAL

artist ARTURO SANDOVAL , BLUE NOTE TOKYO ALL JAZZ ORCHESTRA

REPORT

原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO


あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

2014年、ブルーノート東京の第1弾アーティストは超ゴージャスなビッグ・バンドです。昨年の春に行なわれた野外イベント「JAZZ AUDITORIA」でも大評判だった"ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラ directed by エリック・ミヤシロ"の登場です。

ステージにはジャズ界、そしてビッグ・バンド界に欠かせない凄腕たちが並びます。各パートが歯車のようにかみあったリズム・セクション、鳴り渡るホーン陣、"かっこいい!"と声をあげたくなってしまうようなアドリブ・ソロ。バディ・リッチのビッグ・バンドで活動し、メイナード・ファーガソンとの親交もあったエリック・ミヤシロは指揮とトランペットの両方で存在感を発揮します。この日のために編曲したという「Trains」(マイク・マイニエリ作)を筆頭に、「The Gathering Sky」(パット・メセニー・グループのアルバム『スピーキング・オブ・ナウ』に入っているナンバーをビッグ・バンド用にアレンジ)、エリックの師のひとりである故ボブ・ブルックマイヤー作「Get Well Soon」などを聴かせてくれました。

続いてお待ちかねのスペシャル・ゲスト、アルトゥーロ・サンドヴァルが登場します。キューバ出身の彼は'70年代にチューチョ・ヴァルデスやパキート・デリヴェラとのバンド"イラケレ"で一躍、欧米に名を知らしめました。90年からはアメリカを拠点に活動し、先日はオバマ大統領から"自由勲章"を授与されました。超大物、セレブです。しかしステージ上の彼は気取りがなく、ジョークをたやさず、トランペット、ピアノ、ティンバレス、ヴォーカルでとことん楽しませてくれました。レパートリーは恩師ディジー・ガレスピーに捧げた近作『Dear Diz (Every Day I Think of You)』からのものが中心。チューバのような低音からトレードマークといえる超人的ハイノートまで、これほど広い音域をトランペットから引き出せるミュージシャンを、ぼくはアルトゥーロ以外に知りません。またカリプソ調の「And Then She Stopped」ではアルトゥーロとエリックの合奏も聴くことができました。前半はミュートをつけて、後半はオープンによる演奏です。輝かしい音色の応酬に、すっかりいい気分になりました。奇しくもこの1月6日はガレスピーの命日('93年死去)。実にごきげんなトリビュート・セッションでした。

公演は本日も行なわれます。華やかなビッグ・バンド・サウンドで、楽しく新年をはじめようではありませんか!
(原田 2014 1.7)

SET LIST

2014 1.6 MON.
1st&2nd
1. TRAINS
2. THE GATHERING SKY
3. GET WELL SOON
4. DOMINGO
5. FUNKY CHA CHA
6. BE-BOP
7. AND THEN SHE STOPPED
8. ALL THE THINGS YOU ARE
9. BODY AND SOUL
10. THINGS TO COME
11. MAMBO CALIENTE

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