[インタビュー]2019年はJUJUのデビュー15周年 最新ジャズ・アルバムを携え登場! | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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[インタビュー]2019年はJUJUのデビュー15周年 最新ジャズ・アルバムを携え登場!

[インタビュー]2019年はJUJUのデビュー15周年 最新ジャズ・アルバムを携え登場!

New Year Special Interview
JUJU
JAZZ LIVE 2019
"DELICIOUS ~JUJU's JAZZ 3rd Dish~"

 ジャズは、人生を美味しくしてくれる音楽。
3枚目のジャズ・アルバムと共に恒例の夏ではなく、初めて春に出演する。「私自身が幸せな気持ちになれる場所」と語るステージでのパフォーマンスをぜひご覧いただきたい。

photography = Mayumi Koshiishi (MILD) , Tsuneo Koga [live]
interview & text = Noriko Hattori

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 2018年8月からデビュー15周年のアニヴァーサリーイヤーに入った。「まさか15年も歌い続けられるなんて想像すらしなかった」と語るJUJUは、感謝の気持ちをこれまで支えてくれた人々に伝えたいとの思いを込めて、ジャズ・アルバム『DELICIOUS ~JUJU's JAZZ 3rd Dish~ 』を制作した。

「10代でニューヨークに行っていなかったら、私はJUJUになっていなかった。人々と共にあの街にも感謝したい気持ちがあるので、今回は、ニューヨークをテーマにしたいとまず思いました」

 アルバムは、現在出演しているレギュラーTV番組のオープニング曲で始まり、2曲目で『New York New York』が聴ける。フランク・シナトラの華やかなイメージが強い曲なので、少し意外な選曲のように思えた。

「ニューヨークに住んでいた頃、ヤンキースが好きで、よくスタジアムに野球を見に行っていたんですけれど、試合が終わると最後にシナトラの『ニューヨーク・ニューヨーク』が流れていたんですね。私が見に行くと、必ずヤンキースが勝っていたので、心ワクワクするなかで聴いていた曲です。そんな感じだったので、あまり歌詞の意味を深く考えたことがなく、今回歌うにあたり改めて向き合うと、田舎町からニューヨークへ一旗揚げてやろうと出ていく話で、その主人公の心境は、私とも通じるものがあり、レコーディングではすごく楽しみながら歌いました」

 続く3曲目は、スティングの名曲『イングリシュマン・イン・ニューヨーク』で久保田利伸とデュエット。洒脱で、セクシーさも薫る曲になっている。「前2作でもデュエット曲を入れていて、今回もどなたかと、と思った時に、ニューヨークをテーマにするのであれば、久保田さんとご一緒できたらいいなと。初めて久保田さんにお会いしたのもニューヨークだったので。選曲に関しては話し合いを重ねて、最後まで残った2曲のうちの1曲が『イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』でした。初めて聴いた小学生の時からずっと好きな曲だし、2人ともニューヨークでは歌同様にリーガル・エイリアン(合法的なよそ者)だったので、良いと思ったんですね」

 前2作とは異なる新作の特色のひとつに、ジャズのスタンダード以外にポップやロック、ラテンなどの名曲を取り上げていることがある。

「初めてスタンダード以外の名曲をジャズのアレンジで歌っています。誰もが知っているような有名な歌ですが、実はどの曲もニューヨークで起こりそうな物語を歌っていて、私があの街で経験したこと、どんな気持ちで行き、どんな日々を送っていたのかを代弁してくれているような曲ばかりです」

 そんなニューヨーク時代のJUJUが思い浮かぶような新作が今回の公演のプログラムになる。

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「2018年は夏に9日間、18公演をやらせていただいたのですが、2019年は6月から10月まで全国ツアーを行うので、夏は難しいのですが、3作目を歌う機会を持ちたく、3月に出演させていただくことになりました。これはいつもMCで言うことですけれども、私の歌は、酩酊状態で聴くのがちょうどいいと(笑)。そういう意味でもお酒が本当に美味しいブルーノート東京は、理想的な会場。お料理も、音響などの環境も、空間の雰囲気も全てが最高峰の会場で歌えるのは、すごく幸せなことです」

 JUJUが「生まれ変われるのであれば」と憧れるのは、1940年代や50年代。人々がドレスアップして出掛けることを楽しんだエレガントな時代だ。

「ジャズ・クラブは、非日常が楽しめる場所だと思うんですね。私が観客としてブルーノート東京に行く時は、ドレスアップしていきます。ロングドレスでも、着物でも、やりすぎということにならない 特別な場所です。だから、みなさんも普段はしないようなお洒落をしていくと、もっともっとブルーノート東京を楽しむことが出来るのではと思います」

 レパートリーが幅広く、歌謡曲を歌うし、ラップもする。そんなJUJUにとって、ジャズとはどんな存在の音楽なのだろうか。

「ジャズは、私にとって生きることに彩りを添えてくれる音楽で、いろいろなことを教えてくれる人生の教科書でもあり、傷ついた時に癒してもくれる。子供の頃から憧れの音楽でもあって、ずっと死ぬまでにちゃんとジャズを歌えるようになれたらいいなと思っています。ジャズは、ストイックな面があると同時に懐の深い音楽でもあり、その人なりのアプローチが出来るのが素晴らしいところ。仕事にしても、人生においても、美味しいものがないとつまらないでしょ。私にとってジャズは、人生を美味しくしてくれる存在です」

だから、アルバムのタイトルも『DELICIOUS』。"3rd Dish"は、まだまだ前菜の領域にあり、これからメイン、デザートに辿り着けるよう、ジャズ・アルバムをライフワークにしていきたいそうだ。

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服部のり子(はっとり・のりこ)
レコード会社勤務を経て、音楽ライターになる。現在 毎日新聞や女性誌『マリソル』(集英社)などで執筆。またJFNのラジオ番組『 アスリート・ママ』の企画・構成、JAL機内オーディオの番組制作等もしている
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DELICIOUS ~JUJU's JAZZ 3rd Dish~』
( Sony Music Associated Records )


スヌーピーをはじめ、『ピーナッツ』の仲間たちと今回もジャケットで特別共演!!
今回のジャケットは、仲間たちと5年ぶりの再会を喜んでいるようなJUJUの表情が印象的だ。『ピーナッツ』とジャズとの縁は深く、代表的な作品にヴィンス・ガラルディの『スヌーピーのメリークリスマス』がある。 JUJUは、爆音でこの作品を聴きながら、毎年アメリカから空輸される巨大もみの木の飾りつけをするのが恒例行事だとか。

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a.『DELICIOUS』 / b.『DELICIOUS ~JUJU's JAZZ 2nd Dish~』(ともにSony Music Associated Records) / c .ヴィンス・ガラルディ『スヌーピーのメリークリスマス』(ユニバーサル ミュージック)

JUJU JAZZ LIVE 2019
『DELICIOUS ~JUJU's JAZZ 3rd Dish~』

2019 3.28 thu. - 4.2 tue. (3.30 sat. OFF)
※特別公演のため、通常と販売/予約受付方法が異なります。
(抽選制/応募、予約受付はHPからのみ。お電話では承りません。)
応募受付期間:2/11(月)11:00 ~ 2/14(木)23:59
当選発表 2/21(木)
詳しくはウェブサイト公演ページまで
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/juju/

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