スペシャル対談、ブライアン・ブレイド × アントニオ・サンチェス | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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スペシャル対談、ブライアン・ブレイド × アントニオ・サンチェス

スペシャル対談、ブライアン・ブレイド × アントニオ・サンチェス

同時期に来日中の2大ドラマーによる対談が
ブルーノート東京で実現

5月、ジョン・パティトゥッチ"エレクトリック・ギター・カルテットとパット・メセニーの公演が続けて行われ、メンバーとして来日したブライアン・ブレイドとアントニオ・サンチェスがブルーノート東京で顔を合わせた。そんな巡り合わせもここ日本では貴重なことだが、その上、お互いのことについて語り合うという、ファン垂涎のインタビューとなった。

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ーー先ほど"久しぶりだね"というお話をしていたようですが、最後に会ったのはいつですか。

アントニオ デトロイト・ジャズ・フェスティバルのときだから、去年の9月だね。ブライアンはニューオーリンズに住んでいて、僕はニューヨークに住んでいるから、なかなか会えないんだ。

ブライアン そうだね。でも僕がニューヨークへ行ったとき、たまたま彼が街にいたりすれば、奥さんと一緒に観に来てくれるんだよ。

アントニオ ブライアンがニューヨークに来て、僕も街にいれば、もちろん観に行くよ。レッスンにはちゃんと行かなきゃね(笑)。

ブライアン 何言ってんだい(笑)。でも僕もアントニオのライヴはなるべく観るようにしているんだ。

JOHN PATITUCCI "THE ELECTRIC GUITAR QUARTET" featuring ADAM ROGERS, STEVE CARDENAS & BRIAN BLADE 2016 5.18 wed. - 5.19 thu.
photo by Yuka Yamaji

ーーお二人が最初に出会ったときのことは覚えていますか?

ブライアン さっき、フォト・セッションのときにもそのことを話していたんだ。

アントニオ ブライアンと最初に会ったときのことはよく覚えているよ。僕が一方的に見ただけだけれどね。あれはIAJE(International Association for Jazz Education:国際ジャズ教育連合)のコンベンションだった。1994年のね。

ブライアン それはニューオーリンズであったの?

アントニオ いい、ボストンだよ。ハインズ・コンベンション・センターで、ジョシュア・レッドマン(sax)のバンドだったね。

ブライアン あー、全然覚えてないや(笑)。

アントニオ 当時の僕はまだバークリー(音楽大学)の学生で、1993年にアメリカに来たばかりだった。だからアメリカに来た翌年にブライアンの演奏を初めて観たことになるね。

PAT METHENY with ANTONIO SANCHEZ, LINDA OH & GWILYM SIMCOCK 2016 5.20 fri. - 5.24 tue.
Photo by Takuo Sato

ーーブライアンのことを知ってはいたんですか?

アントニオ 当時の僕はジャズのことをあまりよく知らなかったんだ。ボストンに来たのも、ジャズをもっと勉強するのが目的だったからね。当時の僕はもっぱらフュージョンをやっていて、デニス・チェンバースやデイヴ・ウェックル、ヴィニー・カリウタといったドラマー達に夢中だったんだ。もちろん、トニー・ウィリアムスやロイ・ヘインズなんかのことは知っていたけれど、ブライアンみたいな当時の若手ジャズ・ドラマーについてはよく知らなかった。だから、初めてブライアンの演奏を観たときに"何だ、これは!"と驚いて、それから彼を筆頭とする自分と同世代のドラマーの活動をチェックするようになったんだ。

ブライアン 僕がアントニオのプレイを聴いたのは彼がダニーロ・ペレス(p)とジョン・ベニテス(b)とのトリオで、僕がフェロウシップ・バンドで、一緒にライヴをやったときが最初だったんだ。ニューヨークのバードランドで、あれは2000年だったっけ?

アントニオ 確か1998年から2000年の間だったと思う。

ブライアン 初めてアントニオのプレイを観たときに、僕はすぐ彼のファンになったんだ。流れるような音楽性や洗練されたリズム感を持っていることがわかったし、その中心には素晴らしいスウィング感があったからね。アントニオはさっき、自分はもっぱらフュージョンをやっていて、ジャズにはあまり馴染みがなかったと言っているけれど、あのトリオのメンバーは全員がスウィングしていて、クラーベを完全に理解していて、強力にグルーヴしていたんだ。

★対談の続きは6月25日発売のリズム&ドラム・マガジン2016年8月号に掲載!

photography = Eiji Kikuchi
interpretation = Akira Sakamoto

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