【JAM vol.238】Seasonal Recommendation

ティラミス アラ パッション ¥2,000(tax in)
photography = Jun Hasegawa text = Tomoko Kawai
パッションフルーツ×コーヒー。
南国の食材同士が奏でる、鮮烈なセッション
弾ける太陽のようにヴィヴィッドな色彩。きゅんと酸っぱく、ふんわり甘く、ほろりと苦い多面性のある味。一度出会ったら忘れられないデザートがブルーノート東京のグランドメニューに登場しました。イタリアンドルチェであるティラミスをベースに、パッションフルーツやマンゴーなどのトロピカルフルーツを自由な発想で組み合わせた一品。丁寧に紡がれた食感と香りのつながりから、パティシエの緻密な思考が浮かび上がります。
マンゴーが香る薄い飴を割ると、パッションフルーツシードの強い酸味とカリカリ感、そして極軽い口あたりのマスカルポーネのエスプーマが待ち受けます。マンゴー、パッション、ゆず、カラマンシーのグラニテが添えられ、ひんやり感の中に南国フルーツのフレーバーと酸味が凝縮。その下にはコーヒーシロップを浸したスポンジと、コーヒーとキャラメルのなめらかなジュレ。繊細な苦味と香りの余韻が続き、それをマスカルポーネクリームがふわりと包む、幸福な味が広がります。
強い印象を残す、鮮やかな酸とビターなアロマ。この一品を味わい、後に思い浮かべるとき、ライヴの音と熱狂、この夏の空気感が鮮明に広がるはず。
デザートと美しい対を成す、ルビーカラーのカクテル
パッションフルーツが香るティラミスと共鳴するカクテルが誕生。甘やかなニュアンスのウイスキーにハイビスカスとダージリンを合わせた、飲み口なめらかな一杯。バタースコッチリキュールとルビーチョコシロップで甘美なアロマをプラス。デザートの余韻が残るうちにひと口飲むと、マスカルポーネの濃厚さやパッションフルーツの風味がより強まり、カクテルの余韻ときれいに結びつきます。
notte scarlatta
¥1,800(tax in)