[RECIPE]鴨モモ肉の赤ワイン煮 | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

News & Features

[RECIPE]鴨モモ肉の赤ワイン煮

[RECIPE]鴨モモ肉の赤ワイン煮

ルビー色したワインに恋をして

冬には冬の風景がある。それは言うまでもないことだが、
日々の暮らしに追われると、人はついソレを見逃してしまう。
今が旬の鴨と赤ワインで、食卓に季節感を演出しては?

READ MORE

料理にワインを合わせるのが一般的なセオリーだとすれば今回はその逆。年末年始、ブルーノート東京のステージに登場するドミニカ共和国出身の天才ピアニスト、ミシェル・カミロが大のスペインワイン好きであることを受け、"スペインのペトリュス"と称される「ペスケラ」のデイリーワイン、「ペスケラ ティント クリアンサ」からインスパイアされた一皿を我らが手練手管の長澤宜久シェフが提案する。主役は鴨のモモ肉。赤ワインとフォン・ド・ヴォーで時間をかけて丁寧に炊いたソースは実にふくよか。思わずグラスがすいすい進んでしまうはずだ。ホームパーティが増える時季。旬を取り込んだプロ顔負けのおもてなし料理で、仲間たちを虜にしよう。

※こちらの料理はミシェル・カミロ公演の際に店内でも注文いただけます。

photography = Jun Hasegawa text = Mio Amari

RECIPE

鴨モモ肉の赤ワイン煮(4人前)

【A】
フライドオニオン 50g
たまねぎ(サイコロ切り)1/2個
にんじん(サイコロ切り)1/2個
セロリ(サイコロ切り)1/2個
ニンニク 2かけ
ベーコン(棒切り)80g
オレンジの皮(白い部分を除く)1個分

<香辛料>
タイム 適量
ローリエ 適量
クローブ 適量
八角 適量

赤ワイン 750㎖1本
フォン・ド・ヴォー 500g

<ルー>
バター 20g
小麦粉 20g

オレンジの搾り汁 1個分

<付け合わせ>
マッシュルーム(塩コショウして炒める)適量
たまねぎ(塩コショウして炒める)適量
芽キャベツ(塩茹でする)適量
小芋(塩茹でする)適量
❶ 【A】を冷蔵庫で一晩、赤ワインに漬け込む。
❷ 鴨肉の水分をペーパータオルなどで取り、両面に塩コショウする。フライパンにサラダ油を引き、皮目から焼く。焼き色が付いてパリッとしてきたら裏面を焼く。
❸ ❶の野菜のみを深鍋で炒める。
❹ ❸の鍋に2の鴨肉と、香辛料を取り除いた赤ワインを入れ、肉に火が入るまで、中火~弱火で60~90分炊く。こまめにアクをすくうのがポイント。
❺ 火を止めて鍋から野菜を取り出す。バターを電子レンジなどで溶かし、小麦粉を入れてペースト状にしたルーを鍋に投入。再び沸かしてとろみをつける。
❻ 塩とコショウ、オレンジの搾り汁で味を整える。付け合わせの野菜とともに皿に盛りつけたら完成。
 bottle

お料理とマリアージュ
造り手はスペインのリベラ デル デュエロ
をワインを名醸地として知らしめたアレハンドロ・フェルナンデス。プラムコンポートのアロマ、ナツメグやクローブのニュアンスを楽しんで。
ペスケラ ティント クリアンサ 750㎖ ¥7,800(税サ別)

THIS MONTH'S MUSIC

 

ミシェル・カミロの8年ぶりとなる2013年のソロ作品。ブギ・ウギ調で展開される「ワッツ・アップ?」から「テイク・ファイヴ」を軽妙な音色でスウィングしていく。キース・ジャレットの「夜明けに」も収録されている。
『ワッツ・アップ?』(ソニーミュージック)

CHEF

 シェフ

長澤宜久(ながさわ・たかひさ)
ブルーノート東京グループシニアシェフ。'91年に渡仏し三ツ星「ラ・コートドール」他、名店で経験を積む。'01年に帰国後、南青山「アディング・ブルー」、丸の内「レゾナンス」シェフ、2013年全店舗のシニアシェフに就任した。

RECOMMENDATION