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N.Y.ラテンの伝道師ラリー・ハーロウ1年ぶりに来日!

 N.Y.ラテンの伝道師ラリー・ハーロウ1年ぶりに来日!

伝説のレーベル"ファニア"の偉大なピアニスト/バンド・リーダーが、オレステス・ビラトーとホルヘ・サンタナの2大豪華ゲストを迎えて再び東京へ!
このレアなライヴは絶対に見逃せない!


 ラリー・ハーロウがちょうど1年ぶりに来日公演を行う。 "ラテン・レジェンズ"の名にふさわしくサルサ・クラシックスのレパートリーが中心だった前回公演。ファンならばすっかりおなじみのナンバーばかりなのだが、その何度も聴きこんだ楽曲に新たな生命が吹き込まれ、新鮮な音の塊となってステージ上で生き生きと踊りだすのには本当に驚かされた。まさに、いまこの瞬間を生きている音! その音たちが場内を縦横に飛びまわり、客席は一気にヒートアップ。興奮の坩堝と化した。

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 1939年ニューヨークのブルックリン生まれ。"エル・フディオ・マラビジョソ(素晴らしいユダヤ人)"というニックネームを持つラリー・ハーロウは、スパニッシュ・ハーレムにある高校に通ううちにラテン音楽に魅了され、本場キューバに留学。59年、革命が起こったため帰国し、60年代半ばに自己の楽団オーケストラ・ハーロウを結成。設立されたばかりのファニア・レコードからデビューした。ちょうどニューヨークでサルサが誕生し巨大なムーヴメントとなって行く激動の時代。ハーロウ楽団は数々のヒットを放ってニューヨーク・ラテンを牽引する人気楽団となり、彼自身はファニア・オール・スターズのピアニストとしても大活躍を始めたのだった。

 今回も前回と基本メンバーは変動なし。そこに、ファニア・オール・スターズのオリジナル・メンバーであるオレステス・ビラトー(ティンバレス)と、ラテン・ロック界で鳴らしたホルヘ・サンタナ(ギター)がスぺシャル・ゲストで加わる。米国でもなかなか見られない夢のような共演が実現するのだ。前回に輪をかけて強烈な演奏が目の前で展開されるかと思っただけで、もうアドレナリンが全身を駆け巡っている。

Orestes Vilato(オレステス・ビラトー)
1944年キューバ生まれニューヨーク育ち。60年代半ばレイ・バレット楽団のティンバレス奏者として頭角を現し68年ファニア・オール・スターズに参加。伝説的ライヴ『Live At The Cheetah』でも大きくフィーチャーされている。その後ティピカ73やロス・キンボスなど一流サルサ楽団で活躍し80年代にはサンタナに参加。今回が初来日となる。リーダー作『It's About Time』(2009年)でも、存在感のあるパワフルなプレイは健在だ!
Jorge Santana(ホルヘ・サンタナ)
1951年カルロスの弟としてメキシコに生まれサンフランシスコに移住。ブルース・バンドで活動後、71年にマロとしてアルバム『マロ』でメジャー・デビューし「スアベシート」が大ヒット。4枚のアルバムを残して解散後はソロ活動を開始、数多くのマニアックなファンを持つ。73年と74年、ファニア・オール・スターズのコンサートにゲスト参加して「El Ratón」を共演した。彼も今回が初来日!情熱的なギター・プレイが楽しみだ。

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