スーパー・グループ、"CWF"が来日 | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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スーパー・グループ、"CWF"が来日

スーパー・グループ、"CWF"が来日

スウェーデンのAORクリエイターが
TOTO、元シカゴのメンバーと組んだグループ
チャンプリン・ウィリアムス・フリーステット

 AORファン、メロディック・ロック・ファンはもちろん、往年のアメリカン・ロック好きも見逃せない待望のライヴが、目前に迫ってきた。80年代の米西海岸サウンドに限りないリスペクトを寄せるスウェーデンのAORクリエイター/ギタリストのピーター・フリーステットを中心に、元シカゴでセッション・シンガーとしても数多の実績を持つビル・チャンプリン、そしてTOTO3代目のリード・シンガーで活動再開後は再びフロントに立っているジョセフ・ウィリアムスが手を結んだ、"CWF"ことチャンプリン・ウィリアムス・フリーステットの来日である。

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 そこで、短いバカンスを取って英気を養っているピーターにコンタクトを入れてみた。

 「息子と一緒にヴァケーションに行ってて、いま戻ってきたところなんだ。そして来週は、また日本へ行ける。ブルーノート東京でプレイできる。そう思うと、もう楽しみで堪らないよ。僕らは少し前にヨーロッパ・ツアーを成功させたばかりだから、バンドは絶好調なんだ。早く日本の皆さんの前でプレイしたいよ!」

 そんな熱いメールが返ってきた。そして、

「ジョーとも昨日話したけど、彼も日本へ行くのをスゴく楽しみにしてるって」

 3月にTOTOで来日していたばかりのジョセフだが、ファンの眼差しを間近に感じながらビルやピーターとギグを行なうのは、大きなホールやアリーナが中心となるTOTOのライヴとは、また違った楽しさがあるのだろう。

 セットリストは、CWFの最新アルバムからのナンバーを中心に、TOTOやシカゴの有名曲をプレイしてくれるとのこと。

「ブルーノート東京では、それぞれのセットで少し曲を入れ替えると思うよ。ヨーロッパ・ツアーはワン・ステージのショウだったから、僕らには演奏できる曲がたくさんあるんだ」

 実際彼ら3人は13年に、"ザ・LAプロジェクト・オール・スター・バンド"名義のライヴ盤をリリースしていて、シカゴの「Look Away」や「Hard Habit To Break」、ビルやジョセフのソロ・アルバムのナンバー、それにビルが作詞しているアース・ウインド&ファイアーの「After The Love Is Gone」やジョージ・ベンソン「Turn Your Love Around」などを演っていた。ライヴ盤には未収録だが、ステージではTOTOの「Pamela」も披露したはずである。そしてもちろんウィリアムス/フリーステッドのデュオ作、ビルとジョセフ両人が参加したピーターのL.A.プロジェクト名義の作品も...。つまり彼らは単なるテンポラリーなプロジェクトではなく、着々と実績を積み上げてきた歴とした"バンド"なのだ。こうした幅広いレパートリーの中から、厳選したナンバーがブルーノート東京でのステージに掛けられるはずである。

 ファンの中には、13年4月にCotton Clubで行われたウィリアムス/フリーステッドの公演に足を運んだ方が少なくないはず。その内容は充分に素晴らしかった。が、その前後には、ビルも合流したヨーロッパ・ツアーが行われ、日本のファンは少々悔しい思いを抱くことになった。でもそれも、今回のCWF来日ですっかり溜飲を下げるだろう。ビル抜きのツアーを観た方はもちろん、まだ彼らを観ていない方は尚更のこと。西海岸のAOR系ツー・トップ・シンガーと、北欧の職人ギタリストが織りなすパーフェクトなサウンド・ワールドを、臨場感満点のヴェニューで満喫してほしい。

その他の代表曲、数々の­名曲を集めたプレイリストはこちら>>

金澤寿和(かなざわ・としかず)
音楽ライター。AORを中心に、70〜80年代のロックやソウル、ジャズ・フュージョンなど、都会派サウンドに深い愛情を注ぐ。著書にディスクガイド『Light Mellow 和モノ Special』。

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