【JAM vol.241】ROBERT GLASPER | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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【JAM vol.241】ROBERT GLASPER

【JAM vol.241】ROBERT GLASPER

text = Kenichi Aono

約3年ぶりのロバート・グラスパー公演
楽曲の世界観と演奏の妙味をたっぷりと

 21世紀のジャズ、そしてブラック・ミュージックの、今やスタンダードとなった新たな潮流のひとつを作り上げたといっても過言ではないピアニスト、作編曲家のロバート・グラスパー。その功績は改めて振り返るまでもないだろうが、ヒップホップ、R&B、ソウル、ロック、ジャズなど自身の血肉となっている音楽を消化し、ジャズ的なアプローチで自らの表現として奏でる彼のスタイルは、時代を先へと進める力になったことは明らかである。

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 近年ではニューヨークの「ブルーノート」で恒例となったレジデンシー公演「ROBTOBER」の模様を収録したApple Music限定のアルバム『Keys To The City Volume One』(2024)が第68回グラミー賞「ベスト・オルタナティヴ・ジャズ・アルバム」にノミネートされたことも大きな話題となった。

 そんなロバート・グラスパーが2022年から2023年の年末年始公演以来約3年ぶりにブルーノート東京に出演する(3月19日には高崎芸術劇場公演も決定)。今回ステージに立つのは4名。メロディアスなフレージングで存在感を放つベーシスト、バーニス・トラヴィスⅡ、これぞジャズ・ドラムというような繊細さと現代的な粒立ちのよさが同居したドラマーのダミオン・リード、そしてネタを絶妙なタイミングで放ち楽曲に彩りを添えるDJのジャヒ・サンダンス、これにロバートが加わる。

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 直近のライヴの映像を観て思うのは、作品としての楽曲の世界観とそれぞれの演奏家としての矜持のシームレスな共存がますます研ぎ澄まされているということ。ポピュラー・ミュージックとして楽しめつつも、同時にジャズならではともいえるスリリングなアドリブも堪能できる----と、こう書くのは簡単だがそれを実現するのはなかなか難しい。その意味で、ライヴ演奏にスタジオ作品的なニュアンスを与えているジャヒ・サンダンスのDJは、このトリオのパフォーマンスをひときわユニークなものにしているように思う。ともあれ、没入できること請け合いの5日間10ステージ、大いに期待しようではないか。

LIVE INFORMATION

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ROBERT GLASPER - PIANO TRIO
2026 3.12 thu., 3.13 fri., 3.14 sat., 3.15 sun., 3.16 mon.
3.12 thu., 3.13 fri., 3.16 mon.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm [2nd]Open7:45pm Start8:30pm
3.14 sat., 3.15 sun.
[1st]Open3:30pm Start4:30pm [2nd]Open6:30pm Start7:30pm
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/robert-glasper/

<MEMBER>
ロバート・グラスパー(ピアノ)
バーニス・トラヴィスⅡ(ベース)
ダミオン・リード(ドラムス)
ジャヒ・サンダンス(DJ)

TOUR INFORMATION
https://www.takasaki-foundation.or.jp/theatre/concert_detail.php
3.19 thu.【群馬 高崎】高崎芸術劇場 / スタジオシアター

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