【JAM vol.227】LAURA MISCH | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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【JAM vol.227】LAURA MISCH

【JAM vol.227】LAURA MISCH

text = Kenichi Aono

ロンドンからの優しいオーガニックな風
ローラ・ミッシュがブルーノート東京に初登場

 昨年秋、選曲の仕事のためのリサーチをしていたところ、一枚のアルバムが目に留まった。サックスブルーの空に渦巻き模様の雲、それを背景にサックスを吹いている横向きの女性の姿。説明を読むと、かのトム・ミッシュの実姉だという。ふーん、なるほどと思って発売から少しだけ日にちが経過していたこの『サンプル・ザ・スカイ』というタイトルのアルバムをサブスクリプション・サービスで聴いてみるとこれが実によかった。エレクトロニクスを穏やかに用いつつ、サックスの響きはジャズのそれ、そして透明感たっぷりのヴォーカル----わたしはすっかり虜になり、急いで自分用にレコードを注文した。これがローラ・ミッシュの音楽との出合いである。以降、ホーム・リスニングはもちろん、DJの現場にも持参し、今も頻繁にプレイしている。

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 ローラ・ミッシュはロンドンを拠点に活動するマルチ・アーティスト、プロデューサー。セルフ・リリースのEP『Playground』(2018)が最初に世に出た彼女の音源である。これまでにロイヤル・アルバート・ホールをはじめとする一流のヴェニューやSXSW、モントルー・ジャズ・フェスティバルの「スポットライト・セッション」などの有名フェスティバルでの演奏実績があり、2023年10月に満を持してデビュー・アルバム『サンプル・ザ・スカイ』を発表した。

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 近年のライヴ・パフォーマンスはマリーシア・オス(ハープ)と、昨年夏に来日公演を行った兄弟エレクトロニック・ミュージック・デュオAstrydの片割れでSlow Moon名義でのアンビエント作品でも知られるトーマス・カスパー(ギター)が加わったトリオ編成で行っているが(両者ともアルバムにも参加している)、今回が初となるブルーノート東京公演も同じメンバーでのパフォーマンスということで、幽玄で優しい『サンプル・ザ・スカイ』の世界を余すところなく表現してくれることだろう。アンビエント、ジャズ、アシッド・フォーク、フィールドレコーディング、エレクトロニック・ミュージックなどの要素が入り混じりつつ、難解でなくポピュラー・ミュージックとしての佇まいを失わない彼女の音楽は、心と身体にじんわりと沁み入る心地よさがあり、先に挙げたジャンルに興味がある方は楽しめること間違いなし。本格的な春を迎えるこの季節にぴったりの嬉しいライヴである。

RELEASE INFORMATION


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LAURA MISCH『Sample The Sky』
(ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ)

LIVE INFORMATION

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LAURA MISCH

2024 3.26 tue., 3.27 wed.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm [2nd]Open7:45pm Start8:30pm
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/laura-misch/

<MEMBER>
ローラ・ミッシュ(サックス、ヴォーカル、ラップトップ)
マリーシア・オス(ハープ)
トーマス・カスパー(ギター)

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