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「ジ・イン・クラウド」、「ウェイド・イン・ザ・ウォーター」、「太陽の女神」等、数多くのヒットで知られる“ジャズ・ファンクのゴッドファーザー”、ラムゼイ・ルイス。世界的にも希少な彼のクラブ出演が、今年も実現する! しかも今回は書き下ろし大作「Colors―The Ecology of Oneness:A Suite for Jazz and New Media」のワールド・プレミアを含むステージだ。全7楽章からなる同曲は、彼がこれまで培ってきた音楽性のすべてを注ぎ込んで完成させたもの。当日は映像演出つきで披露される。「この曲を早く日本のファンに聴いてほしくて、来日が待ちきれないよ」と語るラムゼイ。新曲と往年の大ヒット・ナンバーの二部構成で、魂を揺さぶる熱いライヴを展開する。
RAMSEY LEWIS
"Colors―
The Ecology of Oneness"
- A Suite for Jazz
and New Media -
ラムゼイ・ルイス
“カラーズ-エコロジー・オブ・ワンネス”
- ジャズとニュー・メディアへの組曲 -
2010 9.28tue.-10.2sat.
9.28tue.-10.1fri.
[1st] Open5:30p.m. Start7:00p.m.
[2nd] Open8:45p.m. Start9:30p.m.
10.2sat.
[1st] Open4:30p.m. Start6:00p.m.
[2nd] Open8:00p.m. Start8:45p.m.
※2010年9月以降、土日祝の1st show開場時間が
4:30p.m.に変更になります。
Ramsey Lewis(p)
ラムゼイ・ルイス(ピアノ)
Larry Gray(b)
ラリー・グレイ(ベース)
Leon Joyce(ds)
レオン・ジョイス(ドラムス)
¥8,400(税込)
演奏活動と同様、ラムゼイは教育活動、啓蒙活動にも情熱を注いでいる。今から約5年前には夫人と共にラムゼイ・ルイス財団を設立し、故郷シカゴの学校や団体とパートナーシップを組んで、子供たちにレッスンを提供。他にもFM放送のDJ業、テレビ番組のプロデュースなどマルチな活動を続けている。「日本でプレイする時はファンの熱意と鑑賞力がひしひしと伝わってくるので、演奏する側としても、もっともっとより良いものを提供しなくては、と思えるんだ」と語るラムイ。今も絶え間ない前進を続ける彼が、書き下ろし組曲「Colors―The Ecology of Oneness:A Suite for Jazz and New Media」でどんな新境地を聴かせてくれるのか。映像演出つきのステージで、いったい何を表現するのか。最近ラムゼイに魅了されたファンも、古くからのファンも、絶対に見逃せない夜となる。
My Dear Friends In Tokyo:
It's no secret that I have played Japan many times in the past, but this time is a very special occasion for me. It's feels almost like Christmas morning in September! The reason for my excitement is that this year, I was asked to write a special piece to have its world premier at Blue Note Tokyo. When I started the creation of this piece, I decided to make it a multi-media work involving not only music on-stage but visuals on-screen as well. A brief written piece by our wordsmith Guthrie Ramsey, Ph.D., will support each of the 8 movements. I recently finished writing the music andhave named the work, Colors - The Ecology of Oneness.
In the words of Guthrie Ramsey, "Colors explores a central them: the infinite connections that unite people from around the world despite their differences. As Lewis did with his masterwork Proclamation of Hope: A Symphonic Poem (2009), the new piece combines music, the written word, and visual graphics for maximum communication with the audience. If colors themselves are derived from spectrums of light, then Lewis’s new composition Colors seeks to articulate the light within all of us, a force that, like music itself, absorbs our senses, links us together, and propels us to our greater good."
Although the music is complete, we are putting the finishing touches on the visuals, created by Michael Coakes and text by Guthrie Ramsey. I'm almost tempted to ask the Blue Note if I can come tomorrow! I'm looking forward to seeing all of you on September 28.
Until then,
Ramsey Lewis
東京の友人の皆さんへ
ご存知の通り私はこれまでに何度も日本で演奏していますが、今回はとても特別なライブになります。まるで9月にクリスマスが訪れたかのように!私がこれほどワクワクしている理由は、今年は特別にブルーノート東京で初披露する新曲を書いて欲しいと依頼されたからです。私は楽曲を作り始めてから、これをステージ上の音楽だけでなく、スクリーンの映像と組み合わせたマルチメディア作品にすることに決めました。言葉を巧みに操る我がガスリー・ラムゼイ博士が、まず大まかに書いた楽曲が、8種類の動きをそれぞれに後押しするのです。最近完成したこの楽曲を、私は「カラーズ:エコロジー・オブ・ワンネス(調和の生態学)」と名付けました。
ガスリー・ラムゼイの言葉の中には、こうあります。「『カラーズ』とは人々の中心を探る作品:それは違いを乗り越えて世界中の人々をひとつにする、無限のつながりのこと。ルイスの傑作『Proclamation of Hope: a Symphonic Poem』(2009年)で示されたように、この新たな楽曲は音楽、使われている言葉、そして映像を組み合わせて、観客と最大のコミュニケーションを図っている。もし色そのものが光の分布から派生しているのなら、ルイスの新品『カラーズ』は私達誰もが内に持っている光というもの ―例えば音楽そのもののように、我々の感覚を吸収し、一人ひとりをつないでより良い己へと駆り立てる力― を明確に示そうとしているのだろう」
音楽は既に完成し、今はマイケル・コークスが制作した映像とガスリー・ラムゼイのテキストに、最後の仕上げを施しているところです。ブルーノート東京に「明日にでも行っていい?」と聞きたい衝動を必死に抑えているのです!皆さんと9月28日にお会いできることをとても楽しみにしています。
その時を心待ちにしながら。
ラムゼイ・ルイス
Ramsey Lewis
http://www.ramseylewis.com
1935年生まれ、米イリノイ州シカゴ出身のピアニスト。初期はファンキーなスタイルを得意とし、ゴスペルの影響を強く受けた「ジ・イン・クラウド」が大ヒット。'70sには、以前バンドのメンバーでもあったアース、ウィンド&ファイアーのモーリス・ホワイトをプロデューサーに迎え、E,W&Fのメンバーたちが参加した『太陽の女神』(原題:Sun Goddess)を発表。近年はTV番組のパーソナリティ、FM番組のDJとしても活躍。妻とともに“ラムゼイ・ルイス財団”を設立し、音楽に興味を持つ子供たちにレッスンの機会を提供する活動にも熱心に取り組んでいる。