<BLUE NOTE TOKYO 28th ANNIVERSARY> SPECIAL FEATURES | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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<BLUE NOTE TOKYO 28th ANNIVERSARY> SPECIAL FEATURES

<BLUE NOTE TOKYO 28th ANNIVERSARY> SPECIAL FEATURES

ミュージシャンをはじめ各界でご活躍の方々から届いた
メッセージとともに公演の魅力をご紹介

1988年のオープン以来、28回目のアニヴァーサリーを迎える11月は
ジャズを代表するアーティストたちが登場する、まさにブルーノート東京と言えるラインナップ。
公演に向けて寄せられた愛溢れるコメントとともに、その魅力をご紹介します。

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MICHEL CAMILO & TOMATITO
- Spain Forever -
2016 11.22 tue. - 11.25 fri.

 MICHEL CAMILO & TOMATITO - Spain Forever -

本物の良さはライブ体験したい
スパニッシュハート溢れる超絶技巧


誰もが知っている、カバーしたくなる選曲でそれは本家(作曲者)のオリジナルイメージを超えられないのが普通ではある。ところがドミニカ,スペイン(アンダルシア)出身のふたりは、アルゼンチン、キューバ、シチリア(モリコーネの映画)、勝手な解釈で言うと、オリーブオイル、レモン、イワシなどが共通の食文化圏で、ある意味チック・コリアよりもスパニッシュハートなのである。レコードでは、超絶技巧を見せびらかすのではなく、それぞれの楽曲がもっとも美味しく響く演奏になっている。3部作完結となるとのことだが、個人的には「My Spanish Heart」と「Milonga del Ángel」をカバーせずには完結しないとも思うんだけど。ライブでは超絶技巧まちがいなく全面に出してくるだろう。ワインはデキャンタで用意して盛り上がろう!音も味も目には見えないので本物の良さはライブ体験でしかシェアできない。

 オノ セイゲン

オノ セイゲン

ミュージシャンとしてスイス・モントルージャズに4回、ブルーノート東京にも2回出演。エンジニアとして、渡辺貞夫、マンハッタン・トランスファー、マイルス・デイビスなど多数のプロジェクトに参加。


★最新作『Memories of Primitive Man / Seigen Ono and Pearl Alexander』
(Sony Music Japan Int'l)

MICHEL CAMILO & TOMATITO
- Spain Forever -
2016 11.22 tue. - 11.25 fri.
※詳細はウェブサイトまで

DAVID SANBORN 2016 11.30 wed. - 12.3 sat.

 DAVID SANBORN

ロックスター、デヴィッド・サンボーン
ニューヨークの憧憬は彼とともにある


2006年、ニューヨーク。僕は25周年記念アルバム"Soul Sessions"の「Phoenix」という曲でのSaxレコーディングの為に、サンボーンの自宅スタジオを訪ねた。シンプルで居心地の良いスタジオの隅に小さなディスプレイ・コーナーがあり何かと訊ねると「今まで使ったリードの墓場さ」と彼はニヤリと笑った。「これはDavid Bowieの"Young Americans"で使ったものだよ」と古いリードを箱から出した。擦り切れるほど聴いたあのレコードのイントロがサンボーンのフレーズだったことを思い出した。言わずと知れたジャズ界の巨匠ではあるが、彼は同時にロックの数々の名作に印象的なフレーズを残したロックスターでもあるのだ。セッションがスタートし、心地よく歪んだ彼のブロウがスタジオ内の空気を震わせた。すると外から工事のノイズが聞こえて来た。彼は窓を開け大声で「黙れ!俺たちは今お楽しみ中なんだ!」と怒鳴り外に向けてブゥオーとひと吹きした。「俺はスムースジャズという言葉が大嫌いなんだよ」と笑い、彼はまたブロウし始めた。その瞬間、僕はニューヨークがまた好きになった。

 布袋寅泰

布袋寅泰(ほてい・ともやす)

日本を代表するギタリスト。2015年にインターナショナルアルバム「Strangers」が全世界へ向けリリースもされた。2016年は海外の活動と並行し日本国内でも精力的な活動を行っている。2012年よりイギリス在住。


★布袋寅泰 35th ANNIVERSARY
『8 BEATのシルエット』日本武道館(12.30 fri.)他、ツアー開催

DAVID SANBORN
2016 11.30 wed. - 12.3 sat.
※詳細はウェブサイトまで

CHICO & THE GYPSIES 2016 11.26 sat. - 11.29 tue.

 CHICO & THE GYPSIES

記念すべき第一回を飾った"空耳"から24年
今年も踊るぞ!、、、そして泣いちゃうぞ


"アンタ方、それ見ぃやぁ、車無いかぁぁぁあ、そりゃマズイよぉ"―「Bem, Bem, Maria」に乗って、路上に車を止めるカップル。何処ぞにお出かけ?戻れば車が見当たらない!見知らぬオッチャンが注意する!髪振り乱すカノジョ!第一回空耳アワードの作品であります。あれから24年。視聴者から寄せられた洋楽が日本語に聞こえます情報を、スタッフが映像に起こし、ご褒美を差し上げる。深夜のテレビ『タモリ倶楽部』の空耳アワー。タモリさんの横で笑っていたら、DJの須永辰緒さんと浦風親方から連絡が入った「チコさんが来ますよ!顔出さなきゃマズいっすよ」。よし!今年も踊るぞ!泣いちゃうぞ!

 安齋肇

安齋肇(あんざい・はじめ)

イラストレーター/ソラミミスト。NHK「しあわせニュース」、アニメ「わしも」のキャラクターなど。テレビ出演やナレーション、バンド活動も。


★初監督映画『変態だ』12月10日(土)より新宿ピカデリー他、全国順次公開

CHICO & THE GYPSIES
2016 11.26 sat. - 11.29 tue.
※詳細はウェブサイトまで

JUN MIYAKE 2016 11.9 wed. - 11.10 thu.

 JUN MIYAKE

三宅さんが紡ぎ出す音にあなたは何を感じるか
心の琴線に触れる体験を、是非堪能してほしい


集められ紡ぎ出された迷子の音たちには、我々の記憶の日記帳に不可視の染みを炙り出す魔力がある。その記憶の日記帳に出現した染みは不明瞭で、まるで一度も訪ねたことのない街角や一度も会ったことのない人物との旅行写真に自分が映り込んでしまっているような困惑を喚起する。記憶を消された状態で我々は生まれてくるのだとしたら、これらの音に触れる体験とは、喪失された記憶をひとつずつ採集していくことではないか。しかし、それらの集められた記憶の断片は砂のように偉大で、芳醇で、美しく、死に溢れて、すべて手から零れ落ちる。

 ヴィヴィアン佐藤

ヴィヴィアン佐藤(ヴィヴィアン・サトウ)

美術家、非建築家、ドラァグクイーン。ジャンルを越え、自身の作品のみならず、「同時代性」をキーワードに映画や音楽、演劇など独自の見解で分析、芸術論で批評、プロモーション活動を展開する。


★広島・鞆の津ミュージアム企画展『Re:解体新書』(11.12 sat.~)にウィッグ作品出品。

JUN MIYAKE
2016 11.9 wed. - 11.10 thu.
※詳細はウェブサイトまで

RON CARTER NONET 2016 11.11 fri. - 11.15 tue.

 RON CARTER NONET

ジャズを知る旅で出会ったノネット
今も鮮明に記憶に残るロン・カーターのステージ


26年前、私はジャズを知りたくて三ヶ月休みを作りニューヨークへ。友人から譲り受けた自転車で、夜な夜なジャズクラブをまわっていました。その時初めて聴いたロン・カーターのステージは、偶然にもノネットでした。チェロ4人編成が入る新鮮な音に衝撃を受けて、ステージに釘付けとなりました。ロン・カーターのピッコロベースの躍動感、緻密で艶やかなハーモニーは、ジャズという枠を超えて私の心に突き刺さったことを、今でも鮮明に記憶しています。そしてその感動は私の音楽活動の一部、チェロクインテットという形にも繋がっています。
昨年、アコーディオン奏者リシャール・ガリアーノとロン・カーターのステージを観ていますが、私にとって26年ぶりのノネット、本当に楽しみです。

 溝口肇

溝口肇(みぞぐち・はじめ)

チェリスト、作曲家。テレビ番組「世界の車窓から」のテーマ曲は非常に有名。Grace Music Label を立ち上げ、プロデュースも積極的に行っている。


★溝口肇グローリアチャペルコンサート キリスト品川教会グローリアチャペル 12.23 fri.

RON CARTER NONET
2016 11.11 fri. - 11.15 tue.
※詳細はウェブサイトまで

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