BAND OF PLEASURE、伝説のバンドが20年ぶりに集結! | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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BAND OF PLEASURE、伝説のバンドが20年ぶりに集結!

BAND OF PLEASURE、伝説のバンドが20年ぶりに集結!

メロウ、ブルージー&ソウルフル
日米のすご腕5人が生み出すサウンドの魅力

復活が望まれていた"バンド・オブ・プレジャー"が約20年ぶりに集結する。短期間ながらブラック・ミュージックを愛するあらゆるファンの間で話題を集めたこのバンドの魅力を、映像とともにご紹介したい。

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★ソウルフルかつアーバン、敢えて"大人の"と形容されるフュージョン・バンド。

ウエストコースト、夏、海、砂浜、ドライブで、、、という印象があるフュージョンだが、1985年~1991年のバブル期には、セクシー、都会的、メロウ、ミッドナイトといったキーワードが合うフュージョンが一時代を築いた。ジャズヴォーカリスト土岐麻子の父としても知られるサックス奏者、土岐英史と今回出演する山岸潤史率いるチキンシャックが代表的バンドとしてあげられるが、バンド・オブ・プレジャーは、その山岸が中心となり、60〜70年代の輝かしい歴史を作ったレジェンド、デヴィッド・T・ウォーカーとジェームス・ギャドソンに呼びかけ、同じくチキンシャックのメンバーでもあった続木、清水とともに結成されたバンドだ。そのサウンドはそれまでの音楽性とは一線を画し、デヴィッド・Tとギャドソンも加わったことにより、大人な、メロウでブルージー&ソウルフルなものとなった。







David T. Walker (B.O.P.) - You Are My Sunshine (Live) [Official Video]







David T. Walker (B.O.P.) - Y-ence (Live) [Official Video]




★唯一無二のサウンドを生み出す、5人のメンバーたち

"バンド・オブ・プレジャー"のメンバーはそれぞれがすご腕。ここではプロフィールと映像でその魅力をご紹介します。

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デヴィッド・T・ウォーカー

1941年、米オクラホマ州タルサ生まれ。15歳の時にゴスペルに影響を受けギターを始める。その後、NYでプロとしての活動を開始。68年、1stソロ・アルバム『The Sidewalk』を発表。ソロ活動のかたわら、マーヴィン・ゲイ、クインシー・ジョーンズ、ハーヴィー・ハンコック、スティーヴィー・ワンダー等、ジャンルの垣根を越えた多くのアーティストのサポートを務める。DREAMS COME TRUEとのセッションで来日も。


David T. Walker - What's Going On (Live) [Official Video]

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ジェームス・ギャドソン

1939年生まれ。米ミズリー州カンザス・シティ生まれ。13歳で歌手としてデビューし20歳の頃ドラマーに転向。60年代にチャールズ・ライト率いる"WATTS 103rd. RHYTHM BAND"に参加し注目を集める。その後、ビル・ウィザースやマーヴィン・ゲイ、シェリル・リン、マイケル・ジャクソンなど多くのレコーディングに参加し西海岸を代表するセッション・ドラマーに。70代になった現在もBECKやノラ・ジョーンズ等の作品に参加する。


ビル・ウィザース 「Use me」 ※ドラムはジェームス・ギャドソン


Keepintime: Talking drums and whispering vinyl pt. 1 ※DJのBABU、JROCC等とのセッション
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山岸潤史

1953年生まれ、三重県出身。72年ウエストロード・ブルース・バンドに加入。76年ソー・バッド・レビュー結成。その後はおもにソロ・アーティストとしてブルース、ジャズ、ファンクなど幅広く活動。79年に初リーダー作『リアリー?』リリース。85年、土岐英史のチキンシャックに参加。90年代より渡米、ニューオリンズで活動。ワイルド・マグノリアスや、ジョー・サンプルのクレオール・バンドのメンバーとしても来日公演を行っている。

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続木徹

1952年生まれ、京都出身。75年、新宿 PIT INN など都内のジャズクラブでプロ活動を開始。84年、リーダーアルバム「ネプチューン」を残す。85年、山岸潤史、土岐英史らと「チキンシャック」を結成。ジャズだけでなく黒人音楽全般に、そしてキーボードワーク、スタジオ活動にも活動範囲を広げる。同時にアメリカでもレコーディング活動をはじめ、自身のジャズユニットの他、内外のアーティストと数多くのアルバムを残す。


Chickenshack 1987 - 01 Slowmotion ※山岸、続木がメンバーのチキンシャック。コマーシャルにも使用されたヒット曲
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清水興

1956年生まれ、島根県出身。日本を代表するフュージョン・バンド、NANIWA EXPRESSを支える日本屈指のベーシスト。評価は国内だけでなく世代を越えて広く海外のミュージシャンにも認められ、特にドラマーからの評価は高く、今回のジェームス・ギャドソンとも共演盤を残している。インディーズ時代のコブクロのプロデュース、またゴスペラーズやSkoop On Somebodyのアルバムに参加するなど、ポップス界との交流も盛んに行う。


KANKAWA/James Gadoson/山岸潤史/是方博邦/清水興《water mellonman-1》 ※ギャドソン、山岸、清水がオルガンのKANKAWA、ギタリストの是方博邦とセッションを行ったときの模様。


★Special Message

デヴィッド・T・ウォーカーをはじめバンド・オブ・プレジャーに精通するジャーナリストが語るその魅力とは?
(五十音順)

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ウエヤマシュウジ/Official David T. Walker Japan Website主宰

ジャズ、ソウル、ブルース、R&B、ポップスといった音楽ルーツを共有する日米混成。 個性あふれる5人の音がひとたび奏で合うと"バンプレ"の音になる。響き合う音の会話こそ、彼らにしか成し得ない器の大きな躍動のケミストリー。リスペクトに満ちた音楽フィールの楽しさが観客と通じ合ったとき、会場全体が"歓びのバンド"と同化する。「ちょっとしたお休み」が続いただけの20年ぶりのリユニオン。伝説には理由がある。その瞬間を見逃すべからず!

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川畑満男/soul bar Miracle店主

私がチキンシャックのマネージメントをしていたころ、私のお店で山岸、続木、清水3人が「本物のアメリカのミュージシャンと日米合同のバンドができたら面白いじゃないか」と言ったとき「誰とやりたい?」と聞きました。そこで山岸が言った「俺のソロアルバムに参加したジェームス・ギャドソンとデイヴィット・Tが良くないか?」という一言にみんなO.Kし、それからアルバムを3枚発売して十数年前にジャパンツアーをしました。最高の日米ミュージシャンが再び集まったバンドオブプレジャーをぜひとも見ていただきたい。私は期待しています♫

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沼澤尚/Theatre Brook, blues.the-butcher-5902130 etc.

James GadsonとDavid T. Walker...一体どれだけの数の歴史的名曲+名盤+そして世界的大ヒット曲を残してきたんだろう...正真正銘の生きる伝説二人が久しぶりに揃ってステージに上がる。この半世紀もの間世界のトップを走り続け、そして「今」がさらに「芸術」そのもの...これを見逃すなんて犯罪に近い。

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