【公演直前インタビュー】SOIL&"PIMP"SESSIONS | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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【公演直前インタビュー】SOIL&"PIMP"SESSIONS

【公演直前インタビュー】SOIL&"PIMP"SESSIONS

SOILサウンドの源流に迫るリリース・セッション、ついに開催!

 緊急事態宣言で延期となっていた特別なリリース・セッションが3月30日、ついに開催される。唯一無二の"DEATH JAZZ"、その源流に迫る2セットだ。

Live Photo by Shoichi Fukumori
Interview & Text = Kazunori Harada

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 題して、「-THE ESSENCE OF SOIL- Release Session」。初のジャズ・カバー・アルバム『THE ESSENCE OF SOIL』をリリースしたばかりのSOIL&"PIMP"SESSIONSが、同作収録曲を中心とするステージをブルーノート東京で繰り広げる。猛烈なテクニックとエンターテインメント性、太く熱くうねる爆音サウンドで不動の支持を得る彼らだが、今回はどんなステージで聴き手の心に火をつけてくれるのか。先人たちが作曲演奏してきた、彼らのルーツに位置するナンバーの数々を、ライヴの場でどのように再生、発展させていくのか。新作の話も含めて、社長(アジテイター&プログラミング)と丈青(ピアノ)のふたりに意気込みをうかがった。

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社長:昨年からオリジナル・アルバムの制作に入る予定でしたが、話し合いをしていくうちに、このコロナ禍の中ではリリース後の全国ツアーや、スタンディングの会場でのライヴを計画するのが難しいということが見えてきました。しかし、着席制の会場で、感染症対策を取ったうえでのライヴであれば、安心して皆さんに楽しんでいただける場が作れるということもわかってきたんです。そうした条件で提供できるものは何かと考えたときに、ジャズ・カバーアルバムを発表し、ジャズクラブでのライヴを開催する方針に向かいました。それが、『THE ESSENCE OF SOIL』誕生のきっかけです。

 アルバム収録曲は計7トラック。社長、丈青、タブゾンビ(トランペット)、秋田ゴールドマン(ベース)、みどりん(ドラムス)それぞれが選曲し、ジョン・コルトレーンの歴史的な組曲『至上の愛』からの「Resolution」や、ヘヴィーメタルの神格ブラック・サバスの「Planet Caravan」の驚くべきカバー、後期ロイ・ハーグローヴの名曲(彼のブルーノート東京公演でもラストでよく演奏された)「Soulful」など多彩なセレクションで楽しませてくれる。もちろん全編にみなぎっているのは、紛れもなく"SOILの音"だ。

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丈青:コルトレーンは王道というか、もはやオールド・スクールかもしれないですね。若い頃にすごくよく聴いた曲なので、今回、改めて取り組もうと思いました。

社長:僕が選んだのは、バイロン・モリス&ユニティの〈Kitty Bey〉。自分たちが聴いてきたジャズの中でも、スピリチュアル・ジャズというかブラック・ジャズ寄りな選曲が多くなった気もしますが、タブゾンビはブラック・サバスの曲を持ってきたし、全部がそういうわけでもない。おのおののメンバーが、このバンド(=SOIL&"PIMP"SESSIONS)をやるにあたって聴いて育ってきた音に、あえていま立ち返って、向かい合ったのがこのアルバムです。DEATH JAZZというものが生まれた物語、その原点にフォーカスしたレコーディングでした。

丈青:お客様がこのアルバムを聴いたら、"なるほど、こういう曲を聴いてきたから、メンバーはいまこういう音楽に取り組んでいるのだ"と、解釈していただけるかもしれないですね。このタイミングで、すごく良いプロジェクトに取り組むことができたと思っています。

社長:曲順に関してこだわったのは、DJ的な視点というよりも、昔のジャズ・アルバムを聴くような感じで楽しんでほしいという気持ちですね。

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 レコーディングは、いわゆる一発録り。あとの"修正"は利かない。それも一体感、高揚感につながった。

丈青:メンバー全員で、ひとつの部屋でレコーディングしました。まさにコルトレーンが生きていた時代に立ち返ったような手法です。1テイクだった曲もありますし、どんな曲も3テイク以内に終わりました。

社長:僕もずっとスタジオの中にいたんですが、目の前、特等席でこの演奏を繰り広げられたら、つい声も出てしまいます。バンドの成長とともにみんなも成長していると思うんですけど、客観的にみて、かっこいいですよね、ウチのみなさんは。音が太いし、存在感がある。それはステージ上の立ち居振る舞いでも同じです。演奏している姿も含めて、視覚的にもみんな華があるなと思います。

 丈青は、秋田ゴールドマン、みどりんとのユニット"J.A.M"でも活動中。2月6日と7日にはブルーノート東京初公演が行なわれる予定だったが、あいにくの緊急事態宣言により現在も延期のままだ。「SOILでの経験がJ.A.Mに、J.A.Mでの経験がSOILに反映されている。この2バンドで演奏することで相乗効果が生まれている」と語る丈青だけに、J.A.M公演の新日程も心待ちにしたい。そして目前の3月30日には、「-THE ESSENCE OF SOIL- Release Session」が迫っている。

社長:この日は『THE ESSENCE OF SOIL』からの曲はもちろん、以前の楽曲も厳選してお送りします。僕から見ても、今のメンバーはすごくいい音が出ていますし、こういうアルバムが残せたのも嬉しいです。なかなかライヴができない毎日の中で、この音をお披露目し、皆さんに体験していただけるのはすごく幸せなことです。ぜひブルーノートに遊びに来ていただいて、新作の世界を一緒に体験していただけたらと思います。

丈青:なかなかライヴもできないタイミングの中での公演です。ライヴで生まれるエネルギーを感じ取ってもらえたら嬉しいですね。

 公演は1stショウが6:00pm、2ndショウが8:30pmスタート。2ndショウのみ、インターネット有料配信も予定されている。

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LIVE INFORMATION

SOIL&"PIMP"SESSIONS
-THE ESSENCE OF SOIL- Release Session

2021 3.30 tue.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm [2nd]Open7:45pm Start8:30pm
※2ndショウのみインターネット配信(有料)実施予定
※アーカイブ配信視聴期間:4.2 fri. 11:59pmまで
※アーカイブ配信の内容はライヴ配信と異なる場合がございます。予めご了承ください。

<Member>
社長(アジテーター)
タブゾンビ(トランペット)
丈青(ピアノ、キーボード)
秋田ゴールドマン(ベース)
みどりん(ドラムス)

サポートメンバー:
栗原健(サックス)

公演詳細はこちら→ http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/soilandpimp-sessions/

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