【JAM vol.241】BILL EVANS & THE VANSBAND ALLSTARS | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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【JAM vol.241】BILL EVANS & THE VANSBAND ALLSTARS

【JAM vol.241】BILL EVANS & THE VANSBAND ALLSTARS

text = Kazunori Harada

コンテンポラリー・ジャズの代名詞的サックス奏者が
恩師マイルス・デイヴィスの生誕100年を祝う

史上最大のジャズ・アイコン、"帝王"の異名をとるトランペット奏者マイルス・デイヴィスが2026年に生誕100年と没後35年を迎える。1940年代にデビューを飾り、 91年の他界まで創造と革新を繰り返した-----といっても、その歩みは決してスムーズなものではなかった。 75年9月に開催されたコンサートを最後に、静養のため大半の音楽活動を中断。その沈黙期間は5年にも及んだが、 「俺を忘れるな」とばかりに1981年、マイルスはネガティヴな空気を一掃する勢いをもって音楽シーンへ帰還した。

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ビル・エヴァンスは、通称"カムバック・バンド"への抜擢で一躍名を知らしめたサックス奏者であり、これまでに28枚のソロCDを録音している。1980年、当時わずか22歳だったエヴァンスはカムバック・バンド結成に尽力し、マーカス・ミラー、マイク・スターン、ジョン・スコフィールドらをマイルスに紹介。エヴァンスはインタビューで「マイルスは私の良き友人でした。彼から多くのことを学び、その恩は一生忘れません」と語っている。

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近年のエヴァンスのマザーシップである"ヴァンスバンド・オールスターズ"はその名の通り、常にスター級のメンバーを擁しているが、今回はティル・ブレナー(トランペット)、ラッセル・フェランテ(キーボード)、ジェームス・ジーナス(ベース)、キース・カーロック(ドラムス)を迎えたステージとなる。

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60年代のマイルス・バンドで活躍したハービー・ハンコックとの共演も長いジーナスの参加は特に興味深く、どちらかというとチェット・ベイカーの名を引き合いに出されがちなブレナーがマイルス関連の楽曲にどう取り組むのかも大きな聴きどころになるに違いない。スティーリー・ダン、ジョン・メイヤー、スティングらとの共演歴もあるカーロックは、ジャズ界のスーパースター・ドラマーでもあり、エヴァンスとは定期的に共演している。マイルスの復帰作『ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン』や『ウィ・ウォント・マイルス』における吹奏で、"とんでもない新人が現れた"とリスナーを興奮の渦に巻き込んでから四十数年。現在のビル・エヴァンスの描く"マイルス像"が心から楽しみになってくる。今回のセレブレイト公演では、マイルスへのオマージュとして、名盤『カインド・オブ・ブルー』からも数曲を演奏する予定。さらにはイエロージャケッツの中心人物であるラッセル・フェランテの楽曲、エヴァンスの新曲も披露されるというから、このサックス奏者の原点・現在・未来が一望できるプログラムになるのではないかと、期待はますます高まるばかりだ。

LIVE INFORMATION

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▶︎BILL EVANS & THE VANSBAND ALLSTARS
celebrating the 100 year anniversary of Miles Davis


2026 2.16 mon., 2.17 tue., 2.18 wed., 2.19 thu. ブルーノート東京
[1st]Open5:00pm Start6:00pm
[2nd]Open7:45pm Start8:30pm
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/bill-evans/

<MEMBER>
ビル・エヴァンス(サックス)
ティル・ブレナー(トランペット)
ラッセル・フェランテ(キーボード)
ジェームス・ジーナス(ベース)
キース・カーロック(ドラムス)

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