【JAM vol.242】PAUL CORNISH
text = Kazunori Harada
ロバート・グラスパーやドン・ウォズも称賛
話題の鬼才ピアニストが遂に自身のユニットで来日
シーンの未来を切り開く俊英ピアニスト、ポール・コーニッシュが遂に自身のプロジェクトでやってくる。これまでジョシュア・レッドマン、マーク・ジュリアナ、イマニュエル・ウィルキンスのブルーノート東京公演に帯同し、鮮烈なプレイを繰り広げてきたポールだが、今回は昨夏にリリースされたデビュー・アルバム『You're Exaggerating!』のコア・メンバーであるジョシュア・クランブリー、ジョナサン・ピンソンとの登場だ。
テキサス州ヒューストンに生まれ、現在はロサンゼルスを拠点に活躍。ナズ、ディナー・パーティ、アリ・レノックス等の作品にも関わるキーボード奏者/作曲家のフィリップ・コーニッシュ(別名フィル・ザ・キーズ)を兄に持ち、5歳からピアノのレッスンを始めた。12歳の時にロバート・グラスパーの『ダブル・ブックド』を聴いて衝撃を受け、その後グラスパーやジェイソン・モランを輩出したキンダー・パフォーミング・アーツ・ハイスクールに入学。2010年代後半から本格的な音楽活動に入り、2023年の「ハービー・ハンコック国際ジャズ・ピアノ・コンペティション」では3位に入賞。やはり23年にリリースされたテラス・マーティンとジェイムズ・フォンテレロイのグラミー賞ノミネート作品『Nova』にも作曲やキーボード演奏で関わった。ほか、シオ・クローカー、カニエ・ウェスト等と共演し、ルイス・コールとジェネヴィーヴ・アルターディのユニット"KNOWER"でも活動。まさしく、刺激的な音楽のハブに位置する音楽家のひとりである。
アルバムの表題、『You're Exaggerating!』は"話を盛りすぎだよ"という意味だろうか。が、その演奏に耳を傾けたら、降り注ぐ称賛・礼賛に少しの誇張も含まれていないことが実感できるはずだ。個人的にはあの、めくるめく「Queen Geri」がライヴで演奏されるのか、だとしたらいかに深化・発展するのかにもわくわくしているところだ。ブルーノート・レコードの社長ドン・ウォズが「近年登場した中で最も革新的なピアニストのひとり」と称賛したポールの最新ステージを心待ちにしたい。
RELEASE INFORMATION
『You're Exaggerating!』
(Blue Note Records)
LIVE INFORMATION
PAUL CORNISH
2026 4.3 fri., 4.4 sat. ブルーノート東京
4.3 fri.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm
[2nd]Open7:45pm Start8:30pm
4.4 sat.
[1st] Open 3:30pm / Start 4:30pm
[2nd] Open 6:30pm / Start 7:30pm
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/paul-cornish/
<MEMBER>
ポール・コーニッシュ(ピアノ)
ジョシュア・クランブリー(ベース)
ジョナサン・ピンソン(ドラムス)
