【JAM vol.242】THE HOT SARDINES
text= Kenichi Aono
ジャズ・エイジの空気を現代的に表現する
ザ・ホット・サーディンズ
こどもの日のスペシャル・プログラムも
ジャズという音楽ジャンルに内包されるスタイルやテイストが時代によってさまざまであるのは改めて申すまでもないが、「ジャズ・エイジ」とも称される1920年代からしばらくのあいだ人気を博したのは、ダンスミュージックとしての楽しさ、そしてロマンティックなムードがぎゅっと詰まったものであった。そうした往時のジャズに惹かれていたピアニストのエヴァン・パラッツォとヴォーカリストのエリザベス・ブージュロルが2007年にニューヨークで結成したバンドがザ・ホット・サーディンズ。ヴォーカル、リズム楽器、ホーン・セクション、そしてタップダンスを交えて繰り広げられるこのバンドの音楽は、ルイ・アームストロング、ジャンゴ・ラインハルト、ファッツ・ウォーラーといった先人たちの音楽に大いなる敬意を払いつつ、懐古趣味だけでない現代的なムードを感じさせるもの。そのユニークなアプローチから国や世代を超えて高い支持を得ている。

今回のザ・ホット・サーディンズのブルーノート東京公演では、初日である5月5日(火・祝)の1stショウで「JAZZ for CHILDREN」と銘打ったスペシャル・ステージが行われる。このショウに限り、3歳以上18歳未満の方はミュージック・チャージが半額となるほか、終演後にお子様を対象とした撮影会も予定されているのだが、なにより素晴らしいのはフロア前方にダンス・スペースが設けられることと、当該ステージ中に参加型の演目の予定があること。ダンス、そして音を出すという非常にプリミティヴかつ創造的な身体的行為は、参加者のこころを解放してくれるにちがいない。

音楽に触れる手段はかつてないほどに増加した現代。しかし、この公演のような五感を総動員する音楽体験はなかなか得がたいものであり、またそれを通じて音楽は「消費するもの」から「消化吸収するもの」へと変化するだろう。もちろんこれはお子様だけに限った話ではない。加えていうなら、ジャズで踊るのがヒップだった時代に思いを馳せて、ファッションに工夫してみると楽しさ倍増なのは確実だ。
LIVE INFORMATION
ザ・ホット・サーディンズ
2026 5.5 tue., 5.6 wed., 5.7 thu.
5.5 tue.
[1st]Open2:00pm Start3:00pm [2nd]Open6:30pm Start7:30pm
5.6 wed.
[1st]Open3:30pm Start4:30pm [2nd]Open6:30pm Start7:30pm
5.7 thu.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm [2nd]Open7:45pm Start8:30pm
JAZZ for CHILDREN
5.5 tue. こどもの日 1st Show
お子様はミュージック・チャージが半額に!
くわしくはブルーノート東京オフィシャルサイトをご確認ください
●5.5 tue. 1st showは全席種、3歳以上18歳未満の方はミュージック・チャージ半額でご入場いただけます。
●演奏時間内に参加型の演目を実施予定 (推奨年齢:3~10歳)
●演奏時間は60分程度を予定しております。
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/the-hot-sardines/
<MEMBER>
エリザベス・ブージュロル(ヴォーカル、ウォッシュボード)
エヴァン・パラッツォ(ピアノ)
J. ウォルター・ホークス(トロンボーン)
ロバート・パリンス(ギター、クラリネット)
ロブ・ガルシア(ドラムス)
クリス・ヴァン・フォースト・ヴァン・ビースト(ベース)
トーマス・ディア(タップダンサー)

