【JAM vol.242】DEE DEE BRIDGEWATER & BILL CHARLAP | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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【JAM vol.242】DEE DEE BRIDGEWATER & BILL CHARLAP

【JAM vol.242】DEE DEE BRIDGEWATER & BILL CHARLAP

text = Kenichi Aono

なんとも豊潤でぜいたくなデュオ公演
ディー・ディー・ブリッジウォーター
&ビル・チャーラップ

 昨年リリースのアルバム『Elemental』が「第68回グラミー賞」のベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバム部門にノミネートされたディー・ディー・ブリッジウォーターとビル・チャーラップ。このふたりが揃ってブルーノート東京に登場するプレミアムな公演が開催される。

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 ディー・ディー・ブリッジウォーターは1974年に『Afro Blue』でアルバム・デビュー。タイトルからも想像できるように同作はジャズなのだが、その後、1980年のセルフ・タイトル作までは時代の流れもあってかソウルフルなディスコ・タッチのアルバムを発表し、1980年代半ばに拠点をパリに移して以降はふたたびジャズにフォーカスして精力的にアルバムをリリースしている。ディスコ・エラを経由したソウル、ジャズ系シンガーの少なくない数が次のステージとしてアーバン・コンテンポラリーに移行したことを考えると、この選択はユニークであるし、同時に彼女のベースはジャズなのだと改めて思うことしきりである。

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 一方のビル・チャーラップは、ミュージカル『ピーターパン』の作曲者、モリス・チャーラップとシンガーのサンディ・スチュワートのあいだに生まれ、1980年代よりジャズ・ピアニスト活動を開始。2000年代に入ると〈Blue Note〉からもリリースを重ねるなど、高い評価を獲得している実力派ピアニストである。昨年12月のコットンクラブでのトリオ公演も記憶に新しい。

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 そんなふたりが組んだアルバム『Elemental』で印象に残るのは、まずディー・ディーの卓越した表現力だろう。初期作から変わらないパンチのある中域と澄んだハイトーンに加えて、ますます表情豊かな歌声を響かせている。そしてそれを支える明晰かつ詩情豊かなビルのピアノがさりげなくも素晴らしい。こうした演奏をインティメイトなライヴで体験できるのは実にぜいたく。音楽によるふたりのコミュニケーションを存分に楽しめるにちがいない。ちなみにディー・ディーのブルーノート東京出演は2014年以来、12年ぶりである。

RELEASE INFORMATION


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『Elemental』
(Mack Avenue Records)

LIVE INFORMATION

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DEE DEE BRIDGEWATER & BILL CHARLAP "Elemental"

2026 5.30 sat., 5.31 sun., 6.1 mon. ブルーノート東京
5.30 sat., 5.31 sun.
[1st]Open3:30pm Start4:30pm [2nd]Open6:30pm Start7:30pm
6.1 mon.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm [2nd]Open7:45pm Start8:30pm
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/dee-dee-bridgewater/

<MEMBER>
ディー・ディー・ブリッジウォーター(ヴォーカル)
ビル・チャーラップ(ピアノ)

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