【JAM vol.242】MOHINI DEY
text = Kazunori Harada
世界を魅了するインド・ムンバイ発のベース・センセーション
モヒニ・デイが待望の初登場
クインシー・ジョーンズ、スティーヴ・ヴァイからB'zまで、そのコネクションは雄大かつ唯一無二。インド・ムンバイ出身の超絶エレクトリック・ベーシスト、モヒニ・デイが待望のブルーノート東京初公演を行うことが決定した。
音楽一家に生まれ育ち、3歳の時には父親が手作りしたベースを手にしていたという。10歳の頃からフェンダー社のベースを手に本格的な活動を始め、その才能はダニー・ボイル監督の映画『スラムドッグ$ミリオネア』の音楽を担当したA・R・ラフマーンをも魅了。さらにみずからの演奏を動画配信することで、スティーヴ・ヴァイやクインシー・ジョーンズ等からも注目を集めることとなった。2017年と2018年にはエイジアでも活動したギタリスト、ガスリー・ゴーヴァンのバンドで来日。2019年にはB'zのアルバム『NEW LOVE』や同作関連のツアーに参加し、日本のリスナーとの距離をさらに近づけた。2023年に発表されたファースト・アルバム『Mohini Dey』には、数々の次世代ミュージシャンのほか、サイモン・フィリップス(元ジェフ・ベック・グループ、TOTO)やナラダ・マイケル・ウォルデン(元マハヴィシュヌ・オーケストラ、ウェザー・リポート)といった重鎮も参加。多種多彩な音楽性が、モヒニのベースを中心として一つに縫合されたような力作であった。
サン・モネス、モヒニやグレッグ・ハウと共に別ユニットを組んでいるマルコ・チリリアーノ、モヒニ同様にムンバイで腕を磨いてからアメリカにやってきたカッシュ・アイアンガー。ヴォーカリストとしての才能も発揮した『Mohini Dey』のナンバーはもちろん、それ以降の楽曲もたっぷり届けてくれるはずだし、コナッコル(南インドの、ヴォイスパーカッションによる伝統芸能といえばいいか)がライヴでも披露されることがあれば一層盛り上がることだろう。「フォーブス・インディア」で"30歳未満最大の成功を収めたミュージシャン"に選出されたモヒニの、徹底的に聴かせて魅せるステージを満喫しない手はない。
RELEASE INFORMATION
『モヒニ・デイ』
(Pヴァイン)
LIVE INFORMATION
▶︎MOHINI DEY
2026 3.31 tue., 4.1 wed. ブルーノート東京
[1st]Open5:00pm Start6:00pm
[2nd]Open7:45pm Start8:30pm
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/mohini-dey/
<MEMBER>
モヒニ・デイ(ベース、ヴォーカル)
マルコ・チリリアーノ(ドラムス)
ジョナサン・モネス(サックス)
カッシュ・アイアンガー(キーボード)
