【JAM vol.239】BILL FRISELL TRIO | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

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【JAM vol.239】BILL FRISELL TRIO

 【JAM vol.239】BILL FRISELL TRIO

text = Kazunori Harada

唯一無二の音色と音楽性
シーン最重要のギタリストが
レギュラー・トリオを率いて登場

 ニューヨーク・タイムズ紙が「最も個性的で独創的な即興ギタリストのひとり」と称賛。40年以上にわたってミュージック・シーンに刺激を与え続ける鬼才ビル・フリゼールが、約6年半ぶりにブルーノート東京にやってくる。

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 少年時代からカントリー、ロック、ブルース、ジャズ等に親しみ、70年代から活動を開始。エバーハルト・ウェーバーやチェット・ベイカーとの共演を経て、1983年にECMレーベルから自己名義のファースト・アルバム『In Line』を発表。以来、数多くのリーダー作を発表するいっぽう、ポール・モチアン、ジョン・ゾーン、チャールス・ロイド、エルヴィス・コステロ、マリアンヌ・フェイスフルなど多数の才人と共演し、パット・メセニー、ジョン・スコフィールド、メアリー・ハルヴォーソンらギタリストとの顔合わせも多い。近年は名門ブルーノート・レーベルからペトラ・ヘイデンを迎えた『Harmony』(2019)、今回の来日と同じメンバーによる『Valentine』(2020)、グラミー賞にノミネートされた『Orchestras』(2024)をはじめとする意欲作を発表。また、2017年にはドキュメンタリー映画『Bill Frisell: A Portrait』が制作されるとともに、母校のひとつであるバークリー音楽大学から名誉博士号を授与されてもいる。

BILL

 今回の公演は、トーマス・モーガン(ベース)、ルディ・ロイストン(ドラムス)とのトリオ編成で行われる。アルバムとしては『When You Wish Upon A Star』(2016)の頃から続く、フリゼールの多岐にわたる活動の中でもマザーシップ的な存在といっていいであろうユニットだ。ロイストンはリンダ・メイ・ハン・オーやジェイムズ・ブランドン・ルイス等との共演でも知られる名手。モーガンは菊地雅章やスティーヴ・コールマンの許でも研鑽を積んだ奏者で、ヤコブ・ブロを追った映画『ミュージック・フォー・ブラック・ピジョン ジャズが生まれる瞬間』に登場していたのも記憶に新しい。発足から約10年、さらに輝きを増すフリゼール、モーガン、ロイストンのトリオ・ミュージックを至近距離で体感したい。

LIVE INFORMATION

BILL FRISELLの公演バナー画像

BILL FRISELL TRIO
featuring RUDY ROYSTON & THOMAS MORGAN

2025 10.15 wed., 10.16 thu., 10.17 fri.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm [2nd]Open7:45pm Start8:30pm
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/bill-frisell/

<MEMBER>
ビル・フリゼール(ギター)
トーマス・モーガン(ベース)
ルディ・ロイストン(ドラムス)

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