【JAM vol.225】CHICO & THE GYPSIES | News & Features | BLUE NOTE TOKYO

News & Features

【JAM vol.225】CHICO & THE GYPSIES

【JAM vol.225】CHICO & THE GYPSIES

text = Kazunori Harada

元ジプシー・キングスの中心人物が率いる最強バンド
愛と情熱のステージが4年ぶりに実現

 白熱のギター・アンサンブル、哀感溢れるメロディ、大迫力のカンテ(ヴォーカル)。オーディエンスを総立ちにさせる熱狂のパフォーマンスが、東京に戻ってくる!

READ MORE

 ワールド・ミュージックの代表的グループ"ジプシー・キングス"の黄金時代に貢献し、1995年からは「UNESCO Artists for Peace」(ユネスコ平和芸術家)の名誉大使も務めるギタリスト、チコ・ブーチキー率いる"チコ&ザ・ジプシーズ"が4年ぶりに来日公演を行なう。チコは53年、南フランスのアルル地方に生まれ、70年代からジプシー・キングスの要として活動。90年代初頭に脱退後、より幅広い音楽性を求めてザ・ジプシーズを結成した。「バンボレオ」「ジョビ・ジョバ」「ヴォラーレ」「インスピレーション」などジプシー・キングスの定番ナンバーもしっかり届けつつ、少年の頃から親しんできたジャズやロックのテイストも織り交ぜた音作りで大きな支持を集め、2012年にリリースされた結成20周年記念作品『愛と情熱のジプシーズ』は、フランスで発売わずか2ヶ月にしてプラチナ・ディスクを獲得。パリの名門・オランピア劇場で開催されたコンサートはソールド・アウトとなった。

231202Chico_image01.jpg

 チコの輝かしいギター・プレイやリーダーシップ、力強さと艶めかしさを併せ持つモウニンやカッサカの歌声、即興演奏にも魅力を放つピーウィーのヴァイオリン、グループの新たな顔というべきロセンド・ゴメスのリード・ギター(昨年、Rosendo & Chico & the Gypsies名義の作品『Gipsy Guitar』をリリース)、カテゴリーを超えた幅広い選曲など、チコ&ザ・ジプシーズの魅力は尽きないが、今回の公演ではここに、ジプシーズの最新作『Otro Camino』にも参加していた"ドゥドゥク"演奏の第一人者、レヴォン・ミナッシアンがスペシャル・ゲストとして加わる。ドゥドゥクはUNESCOの無形文化遺産にも登録されているアルメニアの木管楽器で、クラリネットやヒチリキにも通じる柔らかく温かみのある音色が特徴。ピーター・ガブリエル、スティング、シャルル・アズナブールなど数々のスターと共演し、第63回ベルリン国際映画祭で2部門に輝いたカナダ・フランス合作映画『クロエの祈り』では音楽部門のプロデュースを担当したレヴォンの奏でるドゥドゥクのサウンドが、いかにステージ上でジプシーズと化学反応を起こすのか。そこも公演の大きなポイントとなる。

LIVE INFORMATION

231202Chico_image02.jpg

CHICO & THE GYPSIES
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/chico/

2023 12.2 sat., 12.3 sun., 12.4 mon.
12.2 sat., 12.3 sun.
[1st]Open3:30pm Start4:30pm [2nd]Open6:30pm Start7:30pm
12.4 mon.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm [2nd]Open7:45pm Start8:30pm


<MEMBER>
チコ(ギター、ヴォーカル)
カッサカ(ギター、ヴォーカル)
モウニン(ギター、ヴォーカル)
ホセ(ギター、ヴォーカル)
エイブラハム・マイユ(ギター、ヴォーカル)
ロセンド・ゴメス(ギター)
ピーウィー(ヴァイオリン)
フランソワ・サンティアゴ(キーボード)
レオ・シャザレ(ベース)
Guest:
レヴォン・ミナッシアン(ドゥドゥク)

★12.5 tue., 12.6 wed. は BLUE NOTE PLACE で公演
BLUE NOTE PLACE 1st Anniversary Celebration with CHICO & THE GYPSIES
https://www.bluenoteplace.jp/live/chico_the_gypsies_231205/

RECOMMENDATION