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'80年度グラミー賞受賞作品『ワン・オン・ワン』の黄金コンビ、ボブ・ジェームス&アール・クルーがブルーノート東京で奇跡の再会セッションを行なう。ボブはフォープレイや数多くのソロ・プロジェクトで、30年以上にわたってフュージョン〜コンテンポラリー・ジャズ・シーンを牽引し続けるキーボードの第一人者。昨年は本田雅人とのコラボレーションが大評判を呼んだ。アールは'70年代後半にブルーノート・レーベルからデビュー、アコースティック・ギターの爽やかな響きでフュージョン・シーンに新風を吹き込んだ。さらに熟成を重ねた音世界が、クラブに興奮と感動を巻き起こす。
●キーボード奏者のボブ・ジェームスは、1939年12月25日、ミズーリ州マーシャル生まれ。ミシガン大学在学中に、インターカレッジ・ジャズ祭のコンペティションで優勝を飾り、クインシー・ジョーンズの推薦で初アルバムを発表。’62年にミシガン大学で作曲学修士号を取得して卒業すると、メイナード・ファーガソン楽団でプロ入り。’63年から’68年までサラ・ヴォーンの伴奏と編曲を務めた後、クインシー・ジョーンズ、ディオンヌ・ワーウィック、ロバータ・フラックらに編曲を提供。それらの成果が認められ、’73年にクリード・テイラーのCTIレコードと専属契約する。グローヴァー・ワシントンJr.の作品に収録された〈イージー・リヴィング〉の編曲と演奏で、’73年にグラミーにノミネート。さらに翌’74年は、自身のアルバム『はげ山の一夜』が再びグラミー候補に。ジャズ・フュージョン界の代表的なピアニスト、編曲者として定評を確立した。’70年代後半には、自主レーベル“Tappan Zee”を創設して自己名義のアルバム制作を進める一方、アール・クルーやデヴィッド・サンボーンとの共演作でグラミーを受賞。ソロ活動の一方、’91年からネイザン・イーストやハーヴィー・メイソンらと“フォープレイ”でも大活躍。カーク・ウェイラムに続いてデイヴ・マクマレイら後身の育成にも尽力してきた。’02年には、D.J.ロブ・スウィフトとの出会いをバネに、新機軸の『モーニング、ヌーン&ナイト』を発表。その翌’03年に、スウィフトとマクマレイと共に日本公演し、桁外れに若やいだサウンドでファンの喝采を浴びた。最近は、松居慶子との親交を深めた次に、シャンハイの学生グループとの『エンジェルズ・オブ・シャンハイ』を制作するほか、韓国のジャック・リーとの『ボテロ』(ビデオアーツ・ミュージック)をリリースするなど、着々とアジアとの距離も縮めている。ブルーノート東京に出演するのは、’07年9月以来2年4ヵ月ぶり。アール・クルーと来日するのは、’98年に当店公演以来待望12年ぶり2度目。娘さんのヒラリー・ジェームスもシンガーとして活躍中。オフィシャル・サイトは「http://www.bobjames.com」。
●ギタリストのアール・クルーは、1953年9月16日、ミシガン州デトロイト生まれ。10歳でピアノからギターに転向して独習するうち、チェット・アトキンスに感銘を受け、正規のレッスンを受け始める。同時に、スティーヴィー・ワンダーをはじめモータウンから出てくるソウルやR&B系の音楽に熱中するほか、バート・バカラック、ビートルズ、セルジオ・メンデスなど’60年代のポピュラー音楽を幅広く聴いた。10代半ばで地元のクラブに出入りすると、サックス奏者ユセフ・ラティーフに認められ、16歳でアルバムの録音に参加。ラティーフ、ジョー・ザヴィヌル、チャック・レイニーらの厚遇を受け、地元のクラブなどでプロ生活を始めた。すると、クラブを訪れたジョージ・ベンソンにも認められ、18歳でベンソンの『ホワイト・ラビット』の録音をサポート。’74年はチック・コリアの“リターン・トゥ・フォーエヴァー”に入るが、病気の家族を案じて2ヵ月で退団。デトロイトに戻ったところで、GRP設立後間もないデイヴ・グルーシンと出会う。’76年に『アール・クルー』でソロ・デビュー。3枚目の『フィンガー・ペインティング』のヒットで波に乗り、’78年の『瞳のマジック』でチェット・アトキンスと共演。アコースティック・ギターによるポップ・インストの寵児となった。’80年は、ボブ・ジェームスとの共演作『ワン・オン・ワン』でグラミーを初受賞。ジェームスとの共演第2作『トゥー・オブ・ア・カインド』も、ビルボード誌の「トップ・ジャズ・アルバム」の栄冠を獲得。’85年にワーナーと契約を交わすと、ジョージ・ベンソンとの再会アルバム『コラボレーション』やボブ・ジェームスとの共演第3作『クール』などの話題作のほか、ギター・ソロ・アルバムやジャズ・スタンダードを取り上げた意欲作を次々に発表。’90年代は、ロイヤル・フィルとの『サウンド・アンド・ヴィジョンズ』や、ロバータ・フラックをゲストに迎えた『ピキュリア・シチュエイション』などで、奥行き深いギター・サウンドを奏でてきた。最新作は、前回のグラミーにノミネートされた『The Spice Of Life』(Koch/海外盤)。ブルーノート東京に出演するのは、’06年7月以来約3年半ぶり。オフィシャル・サイトは「http://www.earlklugh.com/」。
BOB JAMES & EARL KLUGH
ボブ・ジェームス&アール・クルー
2010 1.6wed.-1.10sun.
Showtimes : 7:00 p.m. & 9:30 p.m.
※1.9sat., 1.10sun.
1st Show : Open5:00p.m. Start6:00p.m.
2nd Show : Open8:00p.m. Start8:45p.m.
Bob James(p,key)
ボブ・ジェームス(ピアノ、キーボード)
Earl Klugh(g)
アール・クルー(ギター)
●1.11mon.はモーション・ブルー・ヨコハマにて公演
→詳細はモーション・ブルー・ヨコハマ オフィシャルサイトへ
¥8,400(税込)


ボブ・ジェームス
http://www.bobjames.com
アール・クルー
http://www.earlklugh.com
BOB JAMES
1939年ミズーリ州生まれ。Q.ジョーンズに認められてデビュー後、フュージョンの先駆者として躍進。80年にE.クルーとの共演作で仲良くグラミー・ウィナーに。その後もフォープレイのチーフ役を担いながらプロデュースでも大活躍。
EARL KLUGH
1953年ミシガン州生まれ。G.ベンソンに認められ76年にソロ・デビュー。「アコースティック・ギターの貴公子」と呼ばれる人気を得た。以来、自己名義のヒット作ほか数々のアルバムで、ナイロン弦ギターの美しい響きを聴かせてきた。