LIVE REPORTS

ARTIST ARCHIVES

MONTHLY ARCHIVE

VIDEO ARCHIVES


"SAVE LIVE MUSIC 4" HIROMI SOLO "ORIGINALS"

artist 上原ひろみ

REPORT

原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO


ブルーノート東京の年末年始は、元気が出るピアノの響きで彩られます。

上原ひろみのロングラン公演"SAVE LIVE MUSIC"の第4章が昨日から始まりました。今後、本日、新年1月3日、9日に「上原ひろみ ソロ "ORIGINALS"」公演、1日、2日、4日、5日に「上原ひろみ ザ・ピアノ・クインテット "BACK at the CLUB"」公演、10日から13日にかけて「上原ひろみ ソロ "STANDARDS"」公演が開催される予定です。

"ORIGINALS"は、そのタイトル通り、すべて上原ひろみの自作曲で構成されたプログラムです。どんなナンバーが飛び出すかについてはぜひ現場や配信(1月9日のセカンド・ショウ)でご確認いただければと思いますが、活動初期によくとりあげていたものから近作に入っているもの、さらに重鎮ミュージシャンとの共演盤でレコーディングされたことのあるものなど、とにかく趣向に富んでいます。

上原ひろみがいかに優れたメロディ・メイカーであるかについては、聴けば瞭然です。これまで書かれてきた七色の楽曲が、明快このうえないピアノ・タッチで、いま現在のフィーリングをがっちり盛り込みながら、メリハリたっぷりに表現されていくさまを、その場で味わえるのは快感のひとことにつきます。シングル・ノートの凛とした響き、壮大なブロック・コード、メリハリをさらに強めるクラスターやオクターヴ奏法、左手で奏でられるステディなベース・ライン、滝がなだれおちるようなグリッサンド、こってりした反復フレーズなどが、実にキメ細かなペダル操作と共に、客席に放出されてゆきます。ただ単にピアノに向かうのではなく、時おり頭をオーディエンスのほうに傾けて鍵盤に指を走らせるところなど、彼女が敬愛してやまないエロール・ガーナーの演奏ぶりを思い出させるところもあって、ガーナーのファンでもあるぼくはさらに嬉しくなりました。

このライヴ・シリーズのためのオリジナル・コラボレーション・メニュー(公演ごとに異なります)も満載の、"SAVE LIVE MUSIC 4"。希望の明日に向けて、上原ひろみの奏でる「この日、この場所でしか聞けない音楽」をご満喫ください。
(原田 2021 12.31)

Photo by Takuo Sato


―――――
☆オリジナル企画満載!"SAVE LIVE MUSIC 4"公演 特設ページ
詳細はこちら

―――――
☆12日間にわたり繰り広げられるロングラン公演。配信チケットも絶賛発売中!(※3プログラム配信セット券の販売は、1.6 thu. 10:00pmまでとなります)

ソロ "ORIGINALS"
2021 12.30 thu., 12.31 fri., 2022 1.3 mon., 1.9 sun.
※生配信:1.9 sun. 2ndショウ (Start7:00pm)
詳細はこちら

ザ・ピアノ・クインテット "BACK at the CLUB"
2022 1.1 sat., 1.2 sun., 1.4 tue., 1.5 wed.
※生配信:1.5 wed. 2ndショウ (Start8:30pm)
詳細はこちら

ソロ "STANDARDS"
2022 1.10 mon., 1.11 tue., 1.12 wed., 1.13 thu.
※生配信:1.13 thu. 2ndショウ (Start8:30pm)
詳細はこちら

―――――
☆「STAR TABLE」では、1/13(木)2ndショウのライヴ配信にあわせ、本公演コラボメニューの<タタンタタンタン麺>と<禁断のチーズケーキ>をセットにした宅配キットを販売中!(※数量限定、なくなり次第販売終了となります)
詳細はこちら

―――――
☆"SAVE LIVE MUSIC 4"公演開催を記念したオリジナル・ラーメンどんぶり、ブルーノート東京オンラインストアで予約受付中!(※販売期間:1.14 fri. 23:59まで)
詳細はこちら

SET LIST

2021 12.30 THU.
1st&2nd
1. SUMMER RAIN
2. DESERT ON THE MOON
3. BRAIN
4. Mr. C.C.
5. TEMPTATION
6. DESIRE
EC. JOY

INDEX