2015 8.24 mon. - 8.27 thu.
TOWER OF POWER
artist TOWER OF POWER
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
あの猛暑はどこへやら、すっかり涼しくなってきた今日このごろですが、ブルーノート東京の中は快い熱気に包まれています。そうです、今年で結成48年目に入った最強ファンク軍団、タワー・オブ・パワー(TOP)のステージが行なわれているのです。
リーダーのテナー・サックス奏者エミリオ・カスティーヨ、バリトン・サックス奏者のスティーブン・ドク・クプカといった重鎮はもちろん健在。体調を崩してしばらく戦線から離れていたベース奏者、フランシス・ロッコ・プレスティアの復帰も嬉しい限りです。昨年の公演でエミリオは「ロッコは"次回こそ来る"と張り切っていたよ」と語っていましたが、まさに有言実行、ゴリゴリの16ビートで健在ぶりをアピールしてくれます。以上の大ベテラン3人に中堅、若手が加わって、世代を超えてグルーヴしまくるのが今のタワー・オブ・パワーです。レイ・グリーンのヴォーカルもしっかり板につき、ときにファルセットも駆使しながら、あるときはワイルドに、あるときはセクシーに、名曲の数々を歌いまくりました。
「Ain't Nothin' Stoppin' Us Now」、「You Ought to Be Havin' Fun」、「You Strike My Main Nerve」等が、つぎつぎと登場しては観客を沸かせます。貫禄のあるサル・クラッチオーロと小柄なアドルフォ・アコスタは、ふたりともアンサンブルもソロも抜群のトランペッター。このセット唯一のスロー・テンポだった「Time Will Tell」では、アドルフォの甘美なフリューゲルホーンも楽しむことができました。いっぽう"すべてのビューティフル・レディに捧げる"という前置きから始まった「Don't Change Horses (In The Middle Of A Stream)」では、レイが客席に降り、女性客の目の前で熱唱する一幕も。じっくりと聴かせた後は、「Soul Vaccination」(レイのトロンボーン・ソロもフィーチャーされました)や「What Is Hip?」などが押し寄せるように登場してオーディエンスを総立ちにさせました。
公演は27日まで行なわれます。常に全力投球、永遠に新鮮なタワー・オブ・パワーのサウンドを、ぜひ全身で体感してください!
(原田 2015 8.25)
●TOWER OF POWER
SAPPORO CITY JAZZ "North JAM Session"
2015 8.29 sat. 札幌芸術の森野外ステージ

2015 8.24 MON.
| 1st | |
|---|---|
| 1. | WE CAME TO PLAY |
| 2. | SOUL WITH A CAPITAL S |
| 3. | CAN'T YOU SEE (YOU DOIN' ME WRONG) |
| 4. | (TO SAY THE LEAST) YOU'RE THE MOST |
| 5. | YOU GOT TO FUNKIFIZE |
| 6. | WILLING TO LEARN TO LOVE |
| 7. | JAMES BROWN MEDLEY |
| 8. | SO VERY HARD TO GO |
| 9. | WHAT IS HIP? |
| EC. | YOU'RE STILL A YOUNG MAN |
| 2nd | |
| 1. | I LIKE YOUR STYLE |
| 2. | AIN'T NOTHIN STOPPIN' US NOW |
| 3. | YOU OUGHT TO BE HAVING FUN |
| 4. | ONLY SO MUCH OIL IN THE GROUND |
| 5. | YOU STRIKE MY MAIN NERVE |
| 6. | JUST ENOUGH AND TOO MUCH |
| 7. | TIME WILL TELL |
| 8. | MAYBE IT'LL RUB OFF |
| 9. | DON'T CHANGE HORSES IN THE MIDDLE OF A STREAM |
| 10. | SOUL VACCINATION |
| 11. | SO VERY HARD TO GO |
| 12. | WHAT IS HIP? |
| EC. | THIS TIME IT'S REAL |







