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原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO


おなじみの人気者たちの完成された世界も素晴らしいですが、現在進行形の気鋭アーティストのライヴに接する喜びは、また格別です。さらにそのライヴが極上の出来であれば、時間はあっという間に過ぎ、ブルーノート東京からの帰り道も足取りがいっそう軽快になります。

プリンス率いるニュー・パワー・ジェネレーションでもフィーチャーされている女性シンガー、リヴ・ウォーフィールドがソロで待望の初来日を果たしました。「そりゃ素晴らしいものになるだろう」とは思っていましたが、そんな予想を超えた迫力と熱気でした。リフを基調とした音作りはどこまでも親しみやすく、バック・メンバーは誰もがテクニックとグルーヴを併せ持つ凄腕ぞろい。

リヴの歌声は逞しく声量豊か、そして細部までのコントロールが行き届いています。マイク・スタンドにマイクをおいて、両手をひらひらと動かしながら歌っているかと思えば、ハンド・マイクでシャウトしながら客席に乱入したり、ステージの左右を動き回ったり、うずくまるような姿勢でじっくりと歌い上げたり。時おり右手にタンバリンを持って歌ってもいましたが、「さすが、すごいリズム感だなあ」と唸るしかありませんでした。「自分の持っているものをすべて披露して、オーディエンスを釘づけにして離さない」という意気込みがビンビンに伝わってくるようなパフォーマンスに、ぼくは抜群の爽快感を覚えました。

帽子を深々とかぶったギターのライアン・ウォーターズはシャーデー、インディア・アリー、ロバータ・フラック等と共演を重ねてきた名手。指弾きとピック弾きを使い分けながら、グレッチ製の愛器から多彩なサウンドを紡ぎだします。ベースのユーライア・ダフィーはなんと、名門へヴィ・メタル・バンド"ホワイトスネイク"や再結成スライ&ファミリー・ストーンに在籍したことがあり、ほかにもクリスティーナ・アギレラ、アリシア・キーズ等のレコーディングにも参加しています。スラッピング、タッピング、ハーモニクス、チョーキングなども用いながらのベース・プレイには、図太いノリと超絶技巧が絶妙にミックスされています。クリス・ターナーのハモンド・オルガンも粘っこいことこのうえなく、「本当にすごいメンバーが集まったなあ」の一言に尽きます。

いろんな曲を聴かせてくれたリヴですが、個人的なお勧めは出世作「Embrace Me」と、「BlackBird」(ポール・マッカートニーの「Blackbird」とは無関係)。アル・グリーンの「Love And Happiness」、ジミ・ヘンドリックス(バディ・マイルズ)の「Them Changes」などカヴァー曲も、猛烈に盛り上がりました。

待望の国内盤も、もうすぐ登場するとのことです。リヴ・ウォーフィールド旋風が日本で吹き荒れることを、ぼくは願ってやみません。公演は28日まで!
(原田 2015 3.27)

SET LIST

2015 .3 26 THU.
1st
1. SAVE ME
2. CATCH ME
3. THE UNEXPECTED
4. NOT GIVN UP
5. SOUL LIFTED
6. EMBRACE ME/LUV&HAPPINESS
7. FUNK JAM
8. WHY DO YOU LIE
9. BLACKBIRD
EC. YOU GOT THE LOVE
 
2nd
1. SAVE ME
2. CATCH ME
3. THE UNEXPECTED
4. NOT GIVN UP
5. SOUL LIFTED
6. EMBRACE ME/LUV&HAPPINESS
7. FUNK JAM
8. WHY DO YOU LIE
9. BLACKBIRD
EC. THEM CHANGES

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