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THE PUPPINI SISTERS

artist THE PUPPINI SISTERS

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原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO


セカンド・アルバム『The Rise and Fall of Ruby Woo』が全米ジャズ・チャートの5位まで上昇。人気男性歌手マイケル・ブーブレとの共演でも世界的な注目を浴びる淑女3人組、プッピーニ・シスターズ(2004年、英国で結成)がついに初来日を果たしました。日本では2月に、これまでの歌唱から極めつけの人気トラックを厳選した『ベスト・オブ・プッピーニ・シスターズ』が出たばかり。まさに、絶好のタイミングでの公演です。

プログラムは、まさしく『ベスト・オブ~』の実演版といったところ。初めての日本ライヴということもあり、十八番を選りすぐってファンに届けている印象を受けました。"シスターズ"と名乗ってはいますが、彼女たちは姉妹ではありません。立ち位置は決まっていて、向かって左側が赤毛のエマ・スミス。歌のほかにウクレレも演奏します。真ん中が発起人のマルセラ・プッピーニ。ブルネットの髪に白い飾りが似合います。曲によってメガネをかけたり外したり、歌とアコーディオンを兼ねるだけでなく、ベリーダンス風の動きでも観客を沸かせました。そして右側がブロンドのケイト・マリンズ。歌とメロディカ(ピアニカ)で大活躍しました。バック・バンドはギター、ベース、ドラムスというシンプルな編成。なかでもデンマーク出身で現在は英国で活動するベース奏者、ヘンリク・ジェンセンの強靭なプレイがアンサンブルを引き締めていました。

プッピーニ・シスターズは、1930年代から40年代にかけて人気を博したアメリカの女性3人組=アンドリュース・シスターズから最大のインスピレーションを受けたそうです。この日も「素敵なあなた(Bei Mir Bistu Shein)」、「Rum and Coca Cola」、「Boogie Woogie Bugle Boy」などアンドリュースの代表曲を歌いましたが、ロック、スカ、レゲエ等のテイストを感じさせるアレンジはプッピーニ独自の魅力を運んでいました。

男性グループ、クラシックス・フォーのヒット「Spooky」をファンキーにカヴァーしたのも思わぬ聴きどころでした。プッピーニたちは女性なのでオリジナルの歌詞"girl like you"を"boy like you"と変え、さらに16ビートと4ビートをミックスした編曲で盛り上げていきます。また、ソロ・ナンバーも各1曲ずつ披露。ケイトはニーナ・シモンで有名な「Cotton Eyed Joe」、マルセラは近日発売の新譜から「Everything Is Beautiful」、エマはベースとのデュオでジュディ・ガーランドの得意曲「Just In Time」を味わわせてくれました。

見せて、聴かせて、楽しませるエンタテインメント・グループ、プッピーニ・シスターズ。初来日公演をお見逃しなく!
(原田 2015 3.14)

SET LIST

2014 3.14 SAT.
1st
1. BEI MIR
2. HEART OF GLASS
3. MR SANDMAN
4. COTTON EYE JOC
5. IT DON’T MEAN A THING
6. JILTED
7. BOOGIE
8. EVERYTHING IS BEAUTIFUL
9. GET HAPPY
10. RUM AND COCA COLA
11. JUST IN TIME
12. SPOOKY
13. TI VUO FA
EC. EGYPTIAN
 
2nd
1. BEI MIR
2. HEART OF GLASS
3. MR SANDMAN
4. JAVA JIVE
5. COTTON EYE JOC
6. IT DON’T MEAN A THING
7. JILTED
8. BOOGIE
9. GET HAPPY
10. EVERYTHING IS BEANTIFUL
11. RUM AND COCA COLA
12. MILLIONAIRE
13. JUST IN TIME
14. IT’S NOT OVER
15. SPOOKY
16. TI VUO FA
EC. EGYPTIAN

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