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BOB JAMES QUARTET featuring CARLITOS DEL PUERTO, PERRY HUGHES & CLARENCE PENN "CELEBRATING BOB JAMES 75TH BIRTHDAY" @COTTON CLUB

artist BOB JAMES , CLARENCE PENN

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原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO


フォープレイのフロントマンとして活動する一方、ソロ・プロジェクトも精力的に展開中。昨年12月に75歳を迎えたボブ・ジェームスがお気に入りの凄腕ミュージシャンを連れて来日、爽快な演奏を繰り広げています。2月28日の山形テルサ公演を皮切りに、3月1日にはコットンクラブに出演。3月3日にはモーション・ブルー・ヨコハマ、5日から7日にかけてはブルーノート東京への登場が予定されています。ぼくはコットンクラブ公演のファースト・セットを聴きました。

共演者はアレサ・フランクリンやアール・クルーのサポートでも知られるペリー・ヒューズ(ギター)、"イラケレ"のベース奏者カルロス・デル・プエルトを父に持つキューバ出身のカルリートス・デル・プエルト(ベース)、ハーヴィー・メイソンの代役としてフォープレイの日本公演に参加したこともあるクラレンス・ペン(ドラムス)。ボブはネクタイにジャケット姿、全曲アコースティック・ピアノを演奏します。

ホレス・シルヴァーが書いた「The Jody Grind」、スタンリー・タレンティンの十八番「La Place Street」と、ブルースを軸にしたナンバーが2曲続きます。全員のソロをフィーチャーしたプレイは、ちょっとジャム・セッションのような雰囲気です。クラレンスはカウベルやタンバリンを用いてリズムに変化を加えます。親指弾きとピック弾きを使い分けるペリーのギターは思いっきりファンキーに迫り、カルリートスも雄弁なアドリブで逸材ぶりを存分に発揮しました。そしてボブはひとりのピアニストに徹して、アコースティック・ジャズに浸ることを心から楽しんでいるかのようです。

もちろん後半では「Westchester Lady」を筆頭にフュージョン黄金期の定番も披露。CTIやタッパン・ジー・レーベル時代からのファンにも大いに訴えたのではないでしょうか。また、楽器編成がフォープレイと同じなので、比較試聴するのも楽しいと思います。紳士ボブ・ジェームスの、音のつづれおりをご満喫ください!
(原田 2015 3.1)


●BOB JAMES QUARTET
featuring CARLITOS DEL PUERTO, PERRY HUGHES & CLARENCE PENN
"CELEBRATING BOB JAMES 75TH BIRTHDAY"
2015 3.3 tue. モーション・ブルー・ヨコハマ
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2015 3.5 thu. - 3.7 sat. ブルーノート東京
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Photo by Y.Yoneda

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