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TUCK & PATTI @COTTON CLUB

artist TUCK & PATTI

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原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO


世界で最も有名な現役おしどりデュオ、といっていいでしょう。タック&パティが、今年も愛にあふれた世界を届けに来てくれました。本日までコットンクラブ、明日21日と22日はブルーノート東京で公演が行わなれます。

ステージ上は相変わらずシンプルそのものです。アンプすら置いてありません。後ろには花束が飾られています。オープニングから、「テレパシー級に息が合っている」という表現がぴったりのサウンドが飛び出すのが嬉しいですね。超絶テクニックを用いながらも、常に親しみやすさを忘れないタック・アンドレスのギター。滑らかな歌声、気さくなMCで観客を喜ばせるパティ・キャスカート。ディズニー・ソング「When You Wish Upon A Star」におけるタックは、フット・ペダルで音量を微妙に変化させながら、文字通りの至芸を聴かせてくれました。

その後もビートルズの「Things We Said Today」、ナンシー・ウィルソンの歌を聴いて取りあげようと思ったという「How Glad I Am」など、耳によくなじむ楽曲が続きます。いくつかのナンバーは4月発売予定のニュー・アルバムに収められるそうです。つまり、われわれ日本のファンは今回の公演でいち早くその世界を味わえる、ということですね。ライヴ中盤ではパティのヴォイス・パーカッションも炸裂、おなじみタックのソロ・コーナーは「Over The Rainbow」と「Europa(哀愁のヨーロッパ)」の名曲2連発でした。そしてラストは、誰もが楽しみにしていたであろう「Time After Time」。ファンを3つのブロックにわけ、それぞれに異なるメロディを歌わせながら、そのうえでタック&パティは伸びやかなパフォーマンスを繰り広げました。
(原田 2015 1.20)

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