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KOOL & THE GANG

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原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO


ソウル~ファンク~ディスコの象徴といえるスーパー・グループ、クール&ザ・ギャングがついに「ブルーノート東京」のステージに立ちました。正真正銘の初登場です。

メンバーも「初めてのブルーノート東京で飛び切りのパーティをやるぜ。準備はいいか? ブギの用意はできてるか?」と、冒頭から煽りに煽ります。レパートリーはすべてが彼らの代表曲であり大ヒット曲であるといっていいでしょう。一緒に歌うひと、踊るひと、手拍子を打つひとなど、オーディエンスの反応もさまざま。時代を超えて愛される名曲が、次々と目の前で蘇るのですから興奮を隠せません。グループの創始者のひとりであるロバート・クール・ベル(ベース)が背後で渋いビートを刻み、ラヴェル・エヴァンスとショーン・マッキラーのツイン・ヴォーカルがファンキーなナンバーからメロウな楽曲までを歌いこなします。フリューゲルホーンのカーティス・プリアムとトランペットのマイケル・レイは、ともにサン・ラー・アーケストラのメンバーでした。とくにレイはサン・ラー時代を思い起こさせるようなキラキラの衣装を身にまといながら、歌い、踊り、ブロウしました。

「Take My Heart」、「Joanna」等が続いた後、「ここから一気に'70年代にトリップだ」というMCに導かれてファンク・ナンバーが怒涛のように押し寄せます。ぼくが彼らの音楽を初めて知ったのは'70年代半ば、土曜の夜に放送されていた「ソウル・トレイン」というテレビ番組で、でした。管楽器のかっこよさ、歌の力強さ、そして時折入るホイッスル(体育の先生が吹く笛)に、一気に引き込まれたことを覚えています。この日はホイッスルこそありませんでしたが、「Jungle Boogie」、「Funky Stuff」、「Hollywood Swinging」といったナンバーの威力は今も抜群です。

哀愁のバラード「Cherish」は、エヴァンスの独壇場といっていいでしょう。天井で回るミラーボールの輝きを浴びながら、客席に入り込んで熱唱します。その後、ステージに戻ったかと思ったら、今度は女性のオーディエンスを手招きして迎え入れ、彼女を抱き寄せるようにして歌い続けます。やりようによってはキザすれすれにも感じられるかもしれませんが、エヴァンスの場合、しぐさのひとつひとつがサマになっているのです。

「Get Down On It」で場内をダンスフロア状態にして、バックステージに戻った彼らですが、総立ちの観客がおくる拍手と声援は止みません。そして最後に飛び出したのは、極めつけの「Celebration」。まさしく"祝い事"というタイトルがぴったりの、明るく楽しいパーティ・タイムでした。
(原田 2014 12.27)

SET LIST

2014 12.26 FRI.
1st
1. FRESH
2. TONIGHT
3. EMERGENCY
4. MISLED
5. JOANNA
6. TOO HOT
7. FUNKY STUFF
8. N.T.
9. JUNGLE BOOGIE
10. HOLLYWOOD SWINGING
11. CHERISH
12. TAKE MY HEART
13. LET'S GO DANCING
14. LADIES NIGHT
15. GET DOWN ON IT
EC. CELEBRATION
 
2nd
1. FRESH
2. TONIGHT
3. EMERGENCY
4. MISLED
5. JOANNA
6. TOO HOT
7. FUNKY STUFF
8. N.T.
9. JUNGLE BOOGIE
10. HOLLYWOOD SWINGING
11. CHERISH
12. TAKE MY HEART
13. LADIES NIGHT
14. GET DOWN ON IT
EC. CELEBRATION

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