2014 11.11 tue. - 11.13 thu.
JOSÉ FELICIANO
artist JOSÉ FELICIANO
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
太陽の輝きのような歌声、すこぶる粒立ちの良いギターの音色、ファンへの感謝を常に忘れないステージ・マナー。約半世紀にわたって精力的な活動を繰り広げているホセ・フェリシアーノが、ついにブルーノート東京初登場を果たしました。
冒頭ではまず、ホセの軌跡がスクリーンに映写されます。ジャズの古典的なナンバーである「Indiana」を演奏する少年時代の映像(レス・ポールからの強い影響を感じさせました)、ニューヨークのフォーク・ミュージック・シーンでの活動ぶり、いちど母国プエルトリコに戻ったときに初めてボレーロの素晴らしさを痛感したこと、フランク・シナトラやカルロス・サンタナなど様々なスターとの交流などが次々と紹介され、「まだかまだか」と会場の空気が高まる中、ホセがステージに登場します。
卓越したシンガー・ソングライターである彼は、同時にカヴァーの達人です。どんな曲でもホセ・フェリシアーノ色に染めてしまいます。この日のカヴァーは「It's Alright Mama」(アーサー・クルーダップのブルース「That's Alright」)、マイケル・ジャクソンの「Billie Jean」、エルヴィス・プレスリーの「Suspicious Mind」、そしてもちろんドアーズの大ヒット曲でありホセの名声も不動のものにした「Light My Fire」など。大きめのアコースティック・ギターを両膝にはさんで演奏する姿も、透明のボディを持つエレクトリック・ギターを弾きまくる姿も、すべてサマになっています。歌声も輝かしく、力強く、"現役の凄味"を思いっきり感じさせてくれました。
新曲「Believe Me When I Tell You」は、シンプルな構成の中にドラマティックな展開が光るバラード。語り掛けるような部分と、歌いあげる部分のバランスが絶妙です。
割れんばかりの声援と拍手を受けたホセは、それに応えて"Without you,I can't make it"と言いました。オーディエンスを愛し、音楽を愛する彼のステージは13日まで続きます。
(原田 2014 11.12)
2014 11.11 TUE.
| 1st | |
|---|---|
| 1. | CHICO AND THE MAN |
| 2. | IT'S ALRIGHT MAMA |
| 3. | BILLIE JEAN |
| 4. | NO ME OLVIDES |
| 5. | RAIN |
| 6. | BELIEVE ME WHEN I TELL YOU |
| 7. | SUSPICIOUS MIND |
| 8. | OYE COMO VA |
| 9. | MALAGUEÑA |
| 10. | LIGHT MY FIRE |
| EC1. | QUE SERA |
| EC2. | TELL ME WHAT'D I SAY |
| 2nd | |
| 1. | AIN'T NO SUNSHINE |
| 2. | IN MY LIFE |
| 3. | AFFIRMATION |
| 4. | POR QUE TE TENGO |
| 5. | RAIN |
| 6. | BAMBOLEO |
| 7. | KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR |
| 8. | PURPLE HAZE |
| 9. | CLASSICAL GAS |
| 10. | CALIFORNIA DREAMIN' |
| 11. | LIGHT MY FIRE |
| EC1. | QUE SERA |
| EC2. | FELIZ NAVIDAD |







