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THE BRAND NEW HEAVIES

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原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO


渋みのある表情でドラムスを叩きながら歌うヤン・キンケード、マッチョで骨太なベーシストのアンドリュー・レヴィ、貴公子的なルックスでソウルフルなギターをかき鳴らすサイモン・バーソロミュー。ルックスの見事に異なる3人が一体となってオーディエンスを徹底的に楽しませてくれます(個人的には日本のTHE ALFEEとダブります)。英国が誇る"アシッド・ジャズの王者"、ザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズが堂々の再登場です。

20日に「名古屋ブルーノート」での公演を終えて、東京にやってきた彼ら。1曲目のイントロダクションからエンジン全開です。ヤンの重厚なバスドラの音色がずっしりと響き、ホーン・セクションが炸裂します。フィーチャリング・シンガーから正式メンバーになったドーン・ジョセフは貫禄たっぷり、サングラスのデザインも衣装の着こなしも本当におしゃれです。3曲目には早くも代表曲「Never Stop」が登場。場内の熱気は、いやがおうにも高まります。立って踊るひとあり、一緒にリフレインを歌うひとあり、手拍子をするひとあり。オーディエンスのそれぞれが思いのままにザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズのサウンドに浸っています。

中盤ではヤンが素晴らしいリード・ヴォーカル&ドラム・プレイを聴かせる「Heaven」や、楽器奏者全員のプレイがフィーチャーされた「Gimme One Of Those」も聴くことができました。衣装チェンジをして戻ってきたドーンは、しっぽ(?)をつけたキュートな装い。艶いっぱい、迫力満点の歌声で最新作『スウィート・フリークス』のタイトル曲、グループの大定番である「You Are The Universe」、「Dream Come True」等を、次々と歌いこなします。カラフルな照明(ライティング)も、曲の雰囲気にぴったり合って実に効果的でした。

「これこそ、まさにザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ」と叫びたくなるような会心の一夜でした。結成から26年を迎えた今も、彼らの歩みは、まさしく"Never Stop"なのです。公演は24日まで続きます。
(原田 2014 10.23)

SET LIST

2014 10.22 WED.
1st
1. INTRO
2. BACK TO LOVE
3. NEVER STOP
4. DREAM ON DREAMER ~ MIDNIGHT AT THE OASIS
5. BRING THE RAIN
6. HEAVEN
7. GIMME ONE OF THOSE
8. SOMETIMES
9. SUNLIGHT
10. SPEND SOME TIME
11. SWEET FREAKS
12. STAY THIS WAY
EC1. YOU ARE THE UNIVERSE
EC2. DREAM COME TRUE
 
2nd
1. INTRO
2. BACK TO LOVE
3. NEVER STOP
4. DREAM ON DREAMER ~ MIDNIGHT AT THE OASIS
5. BRING THE RAIN
6. HEAVEN
7. GIMME ONE OF THOSE
8. SOMETIMES
9. SPEND SOME TIME
10. SWEET FREAKS
11. STAY THIS WAY
EC1. YOU ARE THE UNIVERSE
EC2. DREAM COME TRUE

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