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SWEET GEORGIA BROWN

artist SWEET GEORGIA BROWN

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原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO


スウィート・ジョージア・ブラウン。同名のスタンダード・ナンバーもありますが、ここで紹介するのはブルース系女性シンガーのことです。3歳から舞台に立ち、9歳でタップダンサーとしてカーネギー・ホールに出演。その後N.Y.に拠点を移し、ディジー・ガレスピー、ジョージ・ベンソン、ココ・テイラーらとの共演、ミュージカル「アン・イヴニング・アット・コットン・クラブ」におけるベッシー・スミス役などで評判を呼びました。その伝説的シンガー、スウィート・ジョージア・ブラウンが今、ブルーノート東京に登場しているのです。

スチュー・カトラー(ギター)、グレッグ・ルイス(ハモンドB-3オルガン)、平川雄一(ドラムス)の伴奏陣がジミー・スミスの「Back at the Chicken Shack」を演奏して場内を暖めたところで、本日の主役、スウィート・ジョージア・ブラウンが登場します。きらきら光る衣装、貫禄を感じさせるルックス、豊かな声量で歌われるのは、20世紀を彩ってきたブルースやR&Bナンバーの数々。ジェームス・ブラウンの「I Got You」、サム・クックの「You Send Me」、パーシー・メイフィールドの「Please Send Me Someone To Love」などを、"スウィート・ジョージア・ブラウン・スタイル"としかいいようのない個性で歌いあげます。客席に声をかけ、マイクを差しだしながらのステージに、オーディエンスも大喜びです。スライド・バーを用いたスチュー・カトラーのギターも大きな拍手を集めていました。

後半では、自らの人気曲である「Cherry Pie」も披露。現在の彼女はN.Y.グリニッチ・ヴィレッジを拠点に活動し、"クイーン・オブ・ヴィレッジ"と呼ばれているそうですが、まさにこの日は、ヴィレッジの熱狂が東京に舞い降りたかのようでした。本日の公演でも、飛び切りのブルースを聴かせてくれることでしょう。
(原田 2014 10.1)

SET LIST

2014 9.30 TUE.
1st
1. BACK AT THE CHICKEN SHACK
2. LET THE GOOD TIMES ROLL
3. I GOT YOU
4. SPELL ON YOU
5. MOJO
6. YOU SEND ME
7. BIG LEGGED WOMAN
8. EVERYDAY I GOT A BLUES
9. CHERRY PIE
10. Bb MED BLUES
EC. PLEASE SEND ME SOMEONE TO LOVE
 
2nd
1. LIZARD SKIN
2. NOBODY GONNA LOVE YOU LIKE I'M GONNA LOVE YOU
3. WHAT A DIFFERENCE A DAY MAKES
4. I GOT ME A MAN(WAY OVER TOWN)
5. FUNKY
6. BIG LEGGED WOMAN
7. I'M A BAD GIRL
8. STAND BY ME
EC1. BRING HOME YOUR SWEET LOVING
EC2. HOUND DOG

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