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AKIKO YANO TRIO featuring WILL LEE & CHRIS PARKER

artist WILL LEE , 矢野顕子

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原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO


矢野顕子、ウィル・リー、クリス・パーカー。不動の黄金トリオが今年も「ブルーノート東京」に帰ってきました。矢野顕子いわく、この定例公演は"花火大会、盆踊りと並ぶ夏の風物詩"なのだそうです。そしてこの3人は今回も、サムシング・ニューをいっぱいつめこんだライヴで楽しませてくれました。

レパートリーは、この3月にリリースされた最新作『飛ばしていくよ』からのものが中心。あらためてテクノ~エレクトロと向き合ったことで生まれた珠玉の楽曲が、ウィルとクリスという百戦錬磨のセッション・ミュージシャンのサポートを得て、また新たな魅力を放ちます。ピアノとキーボードを同時に演奏しながら歌う「ごはんとおかず」で和ませた後は、類を見ないアレンジが施された「YES-YES-YES」。今から30年以上前に、オフコース(小田和正が率いていたグループ)が出したヒット曲です。確かしっとりしたバラードだったと記憶していますが、矢野トリオはこの曲をカラッとしたグルーヴ・ナンバーに衣替えします。意図的にこぶしを利かせているような矢野のヴォーカル、弦ベースではなく鍵盤ベースを弾きながら日本語でバック・コーラスをつけるウィル。「オフコースって、こんなにかっこいい曲を歌っていたのか!」と、ぼくは大発見したような気分です。

「Never Give Up on You」ではウィルのベース・プレイが大きくフィーチャーされます。ときにはディストーションをかけてハード・ロックのギタリストのように、ときには音量ツマミを調節して"ヴァイオリン奏法"を駆使しながら。クリスは左手でシェイカーを持ちながら、右手でアクセントを入れます。舞台にはたった3人しかいないのに、アンサンブルの厚みは増すばかりです。「ISETAN-TAN-TAN」における矢野のピアノとスキャットのアドリブ・ユニゾンは奇想天外で自由奔放、共通する得意技を持つタニア・マリアが南米代表だとすれば、彼女のそれはアジア代表といったところでしょうか。まるで組曲のような壮大な展開を持つ楽曲へと生まれかわった「ラーメンたべたい」、ウィルと矢野の息のあったヴォーカルがフィーチャーされたリトル・フィートのカヴァー「Long Distance Love」など、すべてが圧巻でした。公演は10日まで続きます(8日はオフ)。ジャンル無用のスリリングな音楽体験を、ぜひどうぞ!
(原田 2014 8.7)

SET LIST

2014 8.6 WED.
1st
1. ごはんとおかず
2. YES-YES-YES
3. NEVER GIVE UP ON YOU
4. ISETAN-TAN-TAN
5. JUST THE TWO OF US
6. ALL THE BONES ARE WHITE
7. ラーメンたべたい
8. 飛ばしていくよ
EC1. LONG DISTANCE LOVE
EC2. 在広東少年
 
2nd
1. ごはんとおかず
2. YES-YES-YES
3. NEVER GIVE UP ON YOU
4. ISETAN-TAN-TAN
5. ALL THE BONES ARE WHITE
6. ラーメンたべたい
7. 飛ばしていくよ
EC1. LONG DISTANCE LOVE
EC2. 在広東少年

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