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JORGE BEN JOR

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原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO


「待ってました!」と、思いっきり叫びたい気分です。ブラジルの至宝、ジョルジ・ベンジョールが日本に来ました。初来日は今から42年前の1972年(トリオ・モコトーも一緒でした)。ブルーノート東京への登場は、今回が正真正銘の初めてです。

ぼくはジョルジの名前を、まず作曲家として知りました。セルジオ・メンデス&ブラジル'66やエリス・レジーナのカヴァーを通じて、「なんてかっこいい曲を書くんだろう」と強く印象づけられたのです。そのあとに、彼の自作自演を聴きました。ものすごく逞しく、土臭く、粘っこく、ブルースの香りがしました。まさしく自分の好みのど真ん中に、ジョルジの音が飛び込んできたのです。

現在もジョルジのサウンドは、ファンキーのひとことに尽きます。ファンク、ヒップホップ、サルサ、レゲエ・・・音楽性はどこまでも広がります。それらがジョルジの思うままに放り込まれ、煮込まれ、ものすごい熱気と共に放出されます。ジョルジは歌うだけではなくパーカッションも演奏し、抜群のギター・カッティングも披露します。バック・メンバーではルーカス(ドラムス)が、すさまじい迫力でした。ジョルジの真横にドラム・セットを横向きにおき(つまり、客席からは彼の左半身が見える)、御大のフレーズのひとつひとつに相槌を打つように叩きます。すさまじい両手両足の動き+声をあげたり、歌詞をシャウトしながらの大熱演は、"ひとりパーカッション・アンサンブル"と呼びたくなるほど華やかでした。

MCは一切なし。ほぼメドレー形式で、ひたすらテンションの高いパフォーマンスが続きます。メンバー紹介や、「ありがとう」「ばんざい」などの日本語による挨拶は、曲のなかで行なわれました。ラストはジョルジが誇る全地球的大ヒット「Mas Que Nada」。もちろん1960年代ではなく、2014年の感覚でアレンジされていることはいうまでもありません。昔の「Mas Que Nada」は名盤のレコードやCDで聴けますが、今、ジョルジが歌う「Mas Que Nada」はライヴで味わうに限ります。ギター・ソロを弾きながらステージ袖に消えていくかっこよさ! 公演は23日まで。必見です。
(原田 2014 7.22)

SET LIST

2014 7.21 MON.
1st
1. JORGE DA CAPADÓCIA
2. A BANDA DO ZÉ PRETINHO
3. SANTA CLARA CLAREOU / ZAZUEIRA / A MINHA MENINA
4. QUE MARAVILHA / MAGNÓLIA / IVE BRUSSEL
5. OS ALQUIMISTAS ESTÃO CHEGANDO / ALCOHOL / FUNK ASTRID
6. EM NAGOYA EU VI ERIKO
7. PONTA DE LANÇA AFRICANO (UMBABARAUMA)
8. FIO MARAVILHA
9. POR CAUSA DE VOCÊ MENINA
10. MAS QUE NADA
 
2nd
1. JORGE DA CAPADÓCIA
2. A BANDA DO ZÉ PRETINHO
3. SANTA CLARA CLAREOU / ZAZUEIRA / A MINHA MENINA
4. QUE MARAVILHA / MAGNÓLIA / IVE BRUSSEL
5. EM NAGOYA EU VI ERIKO
6. PAÍS TROPICAL / SPYRO GYRO
7. DO LEME AO PONTAL
8. W BRASIL
9. POR CAUSA DE VOCÊ MENINA / MAS QUE NADA
10. GOSTOSA
11. TAJ MAHAL
12. SALVE SIMPATIA

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