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CHICO & THE GYPSIES

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原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO


「ブルーノート東京」の熱い冬をさらに盛り上げる、情熱的なパフォーマンスが始まりました。おなじみチコ&ザ・ジプシーズの公演です。今年初めに国内発売された『愛と情熱のジプシーズ』がロング・セラー中、来年にはパリの名門オランピア劇場でのリサイタルも決定した彼ら。今回も乗りに乗っている状態のまま、日本の地を踏みました。

リズム・セクションが定位置についたあと、ギターを持った5人の男たちが登場します。他のメンバーが黒を基調としたコスチュームのなか、リーダーのチコは白いシャツで存在感を示します。誰もが知っている大ヒット曲を中心にしながら、その都度細かくレパートリーを入れて替えていくのが彼らのステージですが、それは今年も同様です。しかし、ぼくが見たステージでは、これまでになくヴォーカルがフィーチャーされている印象を受けました。ワイルドなホセ、耳にこびりつくような熱唱を聴かせるムニン、柔らかな歌声でバラードに魅力を発揮するカサカ。皆、実にいいシンガーであり歌手です。そしてリード・ギタリストのケマは相変らずの超絶技巧で、クラブが吹っ飛ぶのではないかと思えるほど巨大な拍手と声援を受けます。チコは本当にすごいメンバーを集めたものです。ご存知の方も多いと思いますが、彼はジプシー・キングスの創設メンバーであり、同グループの音楽性を確立したところで脱退し、チコ&ザ・ジプシーズを結成しました。「残ったメンバーはジプシー・キングスの名を継承し、私は創設時のジプシー・キングスが持っていた魂をジプシーズで継承している」というチコの発言がうなずける、熱演の数々が続きます。

カヴァー曲では「Hotel California」が光っていました。1976年、イーグルスの大ヒット曲です。ぼくは「妙に似たイントロだなあ」と思いながら、しばらく聴いていました。歌詞はスペイン語で、しかもジプシーズ独特の"こぶし"が利いていたので、即座に何の曲かわからなかったのです。だけどサビの部分で突如英語になり、ファンも一緒に合唱し始めました。この曲がこんなアレンジになるなんて、と、ぼくはとても驚きながら、「今後、どんな有名曲がジプシーズ・スタイルに衣替えされるのか」と、さらに期待がつのりました。

もちろん「Djobi Djoba」、「Bamboleo」、「Volare」など地球規模のヒット・ナンバーも次から次へと登場。9日まで続く公演は、すべてのオーディエンスを"ジプシー・フィエスタ"に誘ってくれることでしょう。
(原田 2013 12.7)

SET LIST

2013 12.6 FRI.
1st
1. ALLEGRIA
2. AMOR DE MIS AMORES
3. BAILA ME
4. PHARAON
5. PETINGO
6. MADRE MIA
7. TODOS OLE
8. INSPIRATION
9. LIBERTANGO
10. HOTEL CALIFORNIA
11. WAKA WAKA
12. DJOBI DJOBA
13. BAMBOLEO
14. VOLARE
15. MY WAY
 
2nd
1. ALLEGRIA
2. AMOR DE MIS AMORES
3. BAILA ME
4. PHARAON
5. PETINGO
6. MADRE MIA
7. TODOS OLE
8. INSPIRATION
9. LIBERTANGO
10. HOTEL CALIFORNIA
11. SPAIN
12. WAKA WAKA
13. DJOBI DJOBA
14. BAMBOLEO
15. VOLARE
16. GALAXIA

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