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MATT BIANCO @NAGOYA Blue Note

artist MATT BIANCO

REPORT

原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO


UKの生んだスーパー・ポップ・ユニット、マット・ビアンコの東京公演が8月24日から始まります。

前回のライヴも本当に楽しかったですし、最新作『ハイダウェイ』も(自分がライナーノーツを担当したことを別にしても)、バラエティに富む親しみやすい曲が揃った、何度でも繰り返し聴きたくなる力作です。「今のマット・ビアンコはさらに絶好調。これは先乗りしてライヴを体験しなければ」と思い、8月21日「名古屋ブルーノート」公演にお邪魔しました。

グループの顔である"ふたりのマーク"、ヴォーカルのマーク・ライリーとキーボードのマーク・フィッシャーはもちろん健在。'90年代にGRPレコードから華々しく世界デビューを飾ったギタリスト、トニー・レミーが抜群のソロとカッティングを聴かせ、トニー・メイソンが重量感たっぷりのビートを打ち出して、バンドの乗りにコクを加えていきます。「Hi-Fi Bossa Nova」、「Whose Side Are You On?」、「Sunshine Day」など、彼らを代表するナンバーが次々と登場したことはいうまでもありません。が、ぼくが嬉しかったのは『ハイダウェイ』からの曲もたっぷり演奏してくれたこと。ライリーは、この最新アルバムがいかに自信作で、ここからの曲を日本のファンに直接お届けできるのがどれだけ嬉しいことであるかが、とても強く語っていました。とくにラテン・タッチの「Medusa」は、ライヴで大盛り上がりすること間違いなしのキラー・チューン。要チェックです。

それにしてもマット・ビアンコを聴くたびに思うのは、メロディ、コード、リズムがとてもうまくバランスされているということです。だから歌を聴いても、バックの楽器ひとつに関心を払っても同じように満足感を味わうことができます。加えて洗練されていてかっこよく、都会的であるのと同時に、なんともいえない人懐っこさがある。そこも彼らの大きな魅力です。マット・ビアンコを愛するオーディエンスは数多く、根強いですが、まだまだ彼らはファン層を広げる可能性を持っています。今のマット・ビアンコは、エスペシアや一十三十一などアーバンなJポップを愛聴するリスナーにも必ず気に入って頂けることでしょう。

(原田 2013 8.22)

名古屋ブルーノート
ご予約/お問合せ:052-961-6311
http://www.nagoya-bluenote.com


●MATT BIANCO
【神奈川 横浜】モーション・ブルー・ヨコハマ
2013 8.23fri.
[1st]Open 5:00pm Showtime 6:30pm

[2nd]Open 8:00pm Showtime 9:30pm
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