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JUJU JAZZ TOUR 2013 ~DELICIOUS 2nd Dish~

artist JUJU

REPORT

原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO


説明不要の人気シンガー、JUJUが「ブルーノート東京」に戻ってきてくれました!

子供の頃からジャズに親しみ、ニューヨークのジャズ・クラブで歌ったこともある彼女が、初のジャズ作品『DELICIOUS』を出したのは2011年のこと。見事オリコン・チャートのトップ5に入り、"最もチャート上位にランクインしたジャズ・アルバム"という記録も打ち立てました。そしてこの6月下旬、ジャズアルバム第2弾にあたる『DELICIOUS ~JUJU's JAZZ 2nd Dish~』をリリース。今回のライヴは、その発売記念も兼ねています。

日本語による「It's a JAZZ Thing!!」から、"ジュジュのジャズ"が花開きます。前回まではピアニストとしてもステージに登場していた島健は音楽監督に専念(客席でメンバーを見守っていました)、高水健司(ベース)、青柳誠(ピアノ)がバンドに新しく加わりました。もちろん小池修(サックス、フルート)、三好功郎(ギター)、山木秀夫(ドラムス)、村田陽一(トロンボーン)等、不動のメンツも「歌伴の極意」というべきプレイでJUJUのヴォーカルを盛り上げます。デイヴ・ブルーベック・カルテットの大ヒット曲ながら、あまりヴォーカルものとしては取りあげられていない(カーメン・マクレイやアル・ジャロウぐらいでしょうか)「Take Five」を、スキャットを交えてサラリと聴かせるセンスもさすがです。

"日本人のジャズ系シンガーで、この曲を知らないひとはいないだろう"と断言していいほど多くのファンに親しまれている「Misty」も、ゆったりとしたグルーヴを感じさせるアレンジでリメイク。「どうせ歌うなら、私なりの解釈を」というJUJUの声が聞こえてきそうな、オリジナリティを感じさせるカヴァーでした。ブロッサム・ディアリーの歌で有名な「Give Him The Ooh-la-la」に着眼するあたりも見事ですし、ジャズが全音楽界に誇るマエストロ、デューク・エリントンの曲を「In A Sentimental Mood」、「It Don't Mean A Thing」と2曲も取りあげたのも嬉しいものでした。

「おいしい食事やお酒を楽しむお客様の前で、大好きなジャズを歌う」という夢を叶え続けているJUJU。公演は本日の後、6日、7日、15日と続き、15日のセカンド・セットはライブビューイング(映画館への生中継)も行なわれるとのことです。JUJUならではのデリシャスな世界を、ぜひお楽しみください。
(原田 2013 8.4)


●8月15日(追加公演)セカンド・ショウを全国の映画館へ生中継!
Live Viewing [ライヴ・ビューイング]
8.15thu. / 20:30start(2nd Show)
¥3,500(税込)
詳細はこちら

SET LIST

2013 8.3 SAT.
1st
1. IT'S A JAZZ THING!!
2. WE ARE IN LOVE
3. TAKE FIVE
4. MY FOOLISH HEART
5. MISTY
6. SWAY(QUIEN SERA)
7. GIVE HIM THE OOH-LA-LA
8. IN A SENTIMENTAL MOOD
9. WHEN YOU WISH UPON A STAR
10. SUMMERTIME
11. IT DON'T MEAN A THING (IF IT AIN'T GOT THAT SWING)
12. YOU & ME
13. MORE THAN YOU KNOW
 
2nd
1. IT'S A JAZZ THING!!
2. WE ARE IN LOVE
3. TAKE FIVE
4. MY FOOLIH HEART
5. MISTY
6. GIVE HIM THE OOH-LA-LA
7. SWAY (QUIEN SERA)
8. IN A SENTIMENTAL MOOD
9. WHEN YOU WISH UPON A STAR
10. SUMMERTIME
11. IT DON'T MEAN A THING (IF IT AIN'T GOT THAT SWING)
12. YOU & ME
13. MORE THAN YOU KNOW

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