LIVE REPORTS

ARTIST ARCHIVES

MONTHLY ARCHIVE

VIDEO ARCHIVES


BUGGE 'n FRIENDS featuring ERIK TRUFFAZ, ILHAN ERSAHIN & JOAQUIN "JOE" CLAUSSELL

artist BUGGE

REPORT

原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO

ノルウェーの鬼才キーボード奏者/プロデューサーであるブッゲ・ヴェッセルトフト率いるスペシャル・プロジェクト"ブッゲ&フレンズ"が、さらにパワーアップして再登場しています。世界中に幅広い人脈を誇る彼が、よりすぐりの盟友たちと共に繰り広げるサウンドが今年も味わえるのは、快挙のひとことにつきるといっていいでしょう。

フランスで生まれ、イタリアの音楽院で学んだエリック・トラファズ(トランペット)、スウェーデン生まれのトルコ育ちで、現在はニューヨークを拠点とするイルハン・エルシャヒン(テナー・サックス)、プエルトリコの血を引くブルックリン生まれのホアキン・ジョー・クラウゼル(DJ、パーカッション)、ブッゲと同じくノルウェーからやってきたアンドレアス・ビー(ドラムス)といった前回からのメンバーはもちろんのこと、ダン・ベルグルンド(ベース)の参加も大きな興味を弾きます。いまや伝説になってしまったユニット"エスビョルン・スヴェンソン・トリオ"(E.S.T.)の一員でもあった彼のプレイは、とにかく変幻自在。エフェクターを用い、弓弾きを駆使しながら(弓で弦を叩くパートもあった)、まるでヘヴィ・メタル・バンドのギタリストのような音や、年季の入ったドアが開閉するときのような軋んだ響きも出していました。

そしてブッゲは、アコースティック・ピアノ(一部、音色を電気的に加工していました)、フェンダー・ローズ、シンセサイザーに囲まれたスペースの中を柔軟に動き回ります。ときには大きくジャンプして、体を揺らしながら鍵盤を弾きまくる彼は、何かにとりつかれているかのようです。鋭いコード(和音)、流れるようなアドリブ・フレーズ。他のメンバーはすかさずそれに反応し、まるで相槌を打つようにフレーズを入れてきます。とくにベルグルンドの、ピアノに対する絡みは絶品でした。

いわゆるフューチャー・ジャズのカリスマとして知られるブッゲですが、この公演はフューチャー・ジャズという言葉にとらわれなくても十分に楽しめるものだと思います。グルーヴ感のある音楽を求めるリスナー、いわゆるヨーロッパ・ジャズのファン、そしてマイルス・デイヴィスの名盤『イン・ア・サイレント・ウェイ』を愛する人々・・・皆さん、ぜひ体感してください。公演は本日まで行なわれます。
(原田 2013 6.22)

SET LIST

2013 6.22 sat.

1st
1.OSLO
2.SOLA
3.SHARE
4.SHAK
5.MAKE
6.SAISIR
 
2nd
1.OSLO
2.SOLA
3.SHARE
4.SHAK
5.MAKE
6.SAISIR



INDEX