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JUJU

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公演初日リポート: JUJU
JUJUの日SPECIAL LIVE in BLUE NOTE TOKYO



「奇跡を望むなら...」、「明日がくるなら」等、数々のヒット・ナンバーで知られるJUJU。R&B、ヒップホップ、ソウル、ハウス等、さまざまな要素を織り込んだ音作りで人気を集める彼女ですが、そのルーツにはジャズがあります。

幼い頃からジャズに親しんでいた彼女は、18歳のときにジャズ・シンガーを目指して単身ニューヨークに渡りました。帰国後、いわゆるJ-POPの世界で成功してからも、ジャズを思いっきり歌ってみたいという思いは変わらず、来る11月30日には念願のジャズ・カヴァー・アルバムを発表することも決定しました。

尊敬する歌手のひとりにサラ・ヴォーンを挙げ、ウェイン・ショーターの同名アルバムからステージ・ネームをとったJUJU。10月10日、“ジュジュの日”(日本記念日協会に認定されています)にブルーノート東京で行われたステージは、ジャズ・シンガーJUJUの魅力に溢れたひとときでした。

冒頭の「A WOMAN NEEDS JAZZ」は、新作アルバムのための書き下ろし。ジャズが好きでたまらない、というJUJUの気持ちが歌詞、歌声、身ぶり手ぶりから伝わってきます。島健が音楽監督を務めたバック・バンドは、彼のピアノにギター、ベース、ドラムス、そして管楽器4人が加わるという編成ですが、まるでビッグ・バンドのように分厚い音を出していました。

続く「YOU’D BE SO NICE TO COME HOME TO」からは、いわゆるスタンダード・ナンバーが続きます。「NIGHT AND DAY」、「CRY ME A RIVER」からラテンの「QUIZAS, QUIZAS, QUIZAS」、映画「バグダッド・カフェ」からの「CALLING YOU」まで、キャラクターの立った名曲が次々とJUJUの歌声で紹介されてゆきます。すべて外国語で歌われましたが、曲間のMCではユーモアを交えながら歌詞の大意を説明し、リスナーがその歌に、より親しみを持てるように配慮していたのも印象的でした。また「LULLABY OF BIRDLAND」ではサラ・ヴォーンのヴァージョンを意識したアレンジを用いて、歌詞とスキャットの両方で楽しませてくれました。この曲は10月27日から始まるTVドラマ『DOCTORS 最強の名医』の主題歌に決定したそうです。

「愛してやまないジャズを、憧れのブルーノート東京で歌えて嬉しい」と語るJUJU。今後、彼女のジャズ・シンギングを聴く機会はさらに増えることでしょう。
(原田 2011 10.10)


● 10.9sun.-10.10mon.
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JUJUの日SPECIAL LIVE in BLUE NOTE TOKYO
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