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RAMSEY LEWIS ELECTRIC BAND -SUN GODDESS TOUR-

artist RAMSEY LEWIS

REPORT


ラムゼイ・ルイス - RAMSEY LEWIS


公演初日リポート:RAMSEY LEWIS ELECTRIC BAND
-SUN GODDESS TOUR-


昨年はアコースティック・トリオを率いて大作「“カラーズ-エコロジー・オブ・ワンネス” - ジャズとニュー・メディアへの組曲 -」を披露したラムゼイ・ルイス。今年はガラリと装いを変え、エレクトリック・バンドでの登場です。

といっても、ラムゼイが弾くのはアコースティック・ピアノとフェンダー・ローズのみ。ヘンリー・ジョンソン(1979年から83年にかけてラムゼイ・グループに所属)が使っているのもフルアコースティック・タイプのエレクトリック・ギターですし、ベーシストのジョシュア・ラモスもエレクトリックとアコースティックを掛け持ちします。楽器編成が違っても、ラムゼイのサウンドが持つ根本はまったく揺らいでおりません。エレクトリックのスパイスを加味した、エレガントな音作りといえばいいでしょうか。

ジャズ、クラシック、ゴスペル等を融合した独自のプレイは、冒頭の「PERCHANCE」から満開です。左手の親指を除く指4本をほぼ垂直にして、鍵盤上を滑るように動かすグリッサンドは、ラムゼイの数十年来のトレードマークですね。「CLOSE YOUR EYES AND REMEMBER」は70年代半ばに亡くなったラムゼイの盟友、チャールズ・ステップニーゆかりの曲。チャールズはストリングス・アレンジの達人でしたが、今回はティム・ギャントのシンセサイザーがストリングス役を演じます。

続く「TAMBURA」で、ラムゼイはついにフェンダー・ローズを演奏。70年代のアルバムで聴かれたそのままのタッチ、サウンドにすっかり嬉しくなってしまいます。この楽器を使った熱いプレイは、スティーヴィー・ワンダーのカヴァーである「LIVING FOR THE CITY」でも聴くことができました。

ラストに登場したのは、いよいよお待ちかねの「SUN GODDESS」です。ラムゼイはMCで、こう言っていました。“次の曲は、みんなに歌ってほしいんだ。大丈夫、簡単だよ。歌詞は「ウェイオー」しかないんだから”。ゆったりと弾むようなリズムの上で、ラムゼイはフェンダー・ローズから次々と端麗なフレーズを紡ぎました。

“ラムゼイ・ルイス・エレクトリック・バンド -SUN GODDESS TOUR-”は25日まで続きます。日替わりでいろんなレパートリーが飛び出すとのこと、ぜひお越しください!
(原田 2011 8.21)


● 8.21sun.-8.25thu
RAMSEY LEWIS ELECTRIC BAND
-SUN GODDESS TOUR-
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RAMSEY LEWIS - ラムゼイ・ルイス

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